これを出したのに。
いや ほら 洗濯しなきゃ 毎日。
いいのよ。
私 1足で
ずっと1か月やるのよ。
(樹木)やだ~
そんな もったいない。→
いや あんなに足袋を
染めることないのにな~。
(笑い声)
本当に もう…。自分で染めたんですか?
いやいや 染めるっていうかさ
自分の要らない足袋を…。
そしたら 新しい足袋
あんなに染めて。いえ あの…→
会社のですから。
(樹木)「いえ 会社の」って 会社のも→
どこのも ないの!
白石さんだっけ?
白石です。
岩崎さんでしょ 白石さんでしょ。
はい じゃあ行きます。
お願いしま~す。
美恵ちゃんだっけね?
はい 美恵です。
(樹木)まあ これで見ると
ちょっと分かりやすいかな。→
こうなってるんだよね。
最後のっかる まげの位置は高い位置?それ 見てごらんよ。
私に聞かないで。
あなた 自分で感じて。
はい。
私は分かんないんだから後ろは。
はい。
大丈夫よ。 責任持たせるようなこと しないから。
(鳥の鳴き声)
(樹木)あ~ なんていい撮影日和になっちゃったんでしょう。
これこれ…。
これね。 あっ なってる なってる。
うん ねえ。
う~ん なってる なってる。
いいね。 この… このしわが。
私 こういうの好きなんだけど→
みんな
あんまり好きじゃないみたいね。
伸ばそうとするけどさ
せっかく出来た しわだからさ→
もったいないじゃない。
この間何にも硬いものがない時…。
<このころ 希林さんの体調は
問題がないように見えました>
はい 僕います。
本当ですか!?
ほら 似てるでしょ!
本当だ。ねえ。
こちらの方が慣れて?
いやいや… そっちのを使って。→
私 また出すとね
忘れてっちゃうから→
持って帰るの。
ハハハ! すごいですね。じゃあ ちょっと…。
(樹木)
ちょっと こう持ってきたわけ。でも いい刺し子のね。
<まるで自宅の台所に
立っているかのような希林さん。→
日々の暮らしで得た実感を
大事にしながら→
役作りをしていました>
あら いい匂い。うん? ん?
生きていく努力?
うん。
挑戦って言うと あれだな…。
おはようございます。
うわ~! ありがとうございます。
あっ え…!これを どうやって車に載せられたんでしょうか。
よく降ろせましたね これ。
「うっ!」って…。重いのに…。そうでしょ。
えっ!
ガムテじゃないですか? それ。
あっ びわの葉!
(樹木)ここが腫れちゃって。→
ねえ こんなことしてんのよ。
どうも ありがとうございました。
ごちそうさま。
皆さん おはようございます。
(一同)おはようございます。
そうなんです。今日でマックスです。
はい いきま~す。
よ~い はい。
今日は どちらへ?
<希林さんが演じる妻は→
偏屈な夫に文句を言いながらも
寄り添い続けます>
はい。
今日 お客さん見えますからね。ちゃんとして下さいね。
してるだろ。
その髪…。
とかしたら どうやろね。
寝起きのまんまじゃかっこ悪い…。
起きた時の その日の髪形だろ。