読レビ

。
行け

行け。あっ。
おっ
そうだ　その調子！よっしゃ！
行った
行った！
＜…と＞
あぁ…。
すごいな
うれしいな。
おっ
何か…。
＜深呼吸するように
深い息遣い＞
＜そして…＞
＜元通りの泳ぎを披露＞
＜しかも
竹のカフェが気に入り過ぎて＞
お前ら


。ハハハ。
ねぇ
あとは…。
そうですね
。
＜…と＞
あぁ！あぁ　来た　えっ…。
＜この魚に
城島　見覚えが＞
えっ！
いや　これ　ちょっと…　えぇ？
これ
もしかして。
ですよね
シロギスですよね。
間違いないです
すごいことですよ　これ。
＜キスは
魚偏に喜ぶと書き→
江戸の頃より
縁起のいい魚とされ→
徳川歴代将軍は
ほぼ毎日→
江戸前のキスを
朝食に食べていた＞
＜しかし
奇麗な砂浜にしかすめないため→
江戸前のキスは→
昭和３０年代以降の開発や埋め立てによって減少＞
＜今や

１匹６００円の高級魚＞
ホント…
。
ホント
そう。
海の白雪姫
。
海の白雪姫って
呼ばれてるんですか。
そうですよ
。
やっぱ
日　当たるとキラっと　こう。
ホントだ
白雪姫みたいな。
なるほど
あっ　そういうことですか。
＜そして
その砂浜で＞
えぇ！
産卵。はい。
そういうことですよ
。
＜夏
砂浜の温度が上がると→
のぼせた肉食魚たちは
食欲が落ちる＞
＜そこを狙って
シロギスは砂浜に現れ→
およそ１万個の卵を

ほぼ毎日のように…＞
＜…といわれている＞
へぇ～。＜そう　キスの他にも→
東京湾には…＞
＜生き物が　たくさん＞
＜しかし
今年は＞
困ってるらしいんですよ
。
えっ
城ヶ島で？城ヶ島で。
＜東京湾の入り口
三浦半島の→
最南端にある城ヶ島は→
昔から…＞
＜海の中で
イセエビやアワビをたらふく食べた身は→
かみしめるほどに
濃厚な…＞
＜そんな城ヶ島のタコの…＞