◆夢の世界?
◆そうです。
◆その夢で世界で働いてて、
今、このテント屋さんに入ってき
たときに、現実の世界。
でもね、ご主人はね、時々現実の
穴から
ちょろちょろっと出ていってね、
マハラジャ、
夢の世界にまた行って帰ってくる
んですよね?
◆そうです。
◆だから、本当に夢を見ている瞬間なんでしょうね、
これが。
ここはご主人にとっては
本当に夢の世界なんですね。
◆はい、そうですね。
これ、またね。
泣き出したら、これ…。
◆泣いたら、ここに来ればいいん
ですね。
◆そう!
泣いたら、ここにつれてくればい
いんです。
この子にとってはここは夢の世界。
ご主人と一緒です、ここは。
◆そうだったらいいんですけど。
◆うらやましい。
すばらしいですわ。
これ、ぜひマハラジャのために、
またこれから尽力してくださいよ。
◆もちろん。
夜のエンターテインメントとして
何か、お客様に
非現実に楽しんでいただく、
そういうのを。
またそういう話があったら、
お手伝いしていきたいなと思って
ます。
◆そうですか。
これ、もらってください。
「となりの人間国宝さん」に認定
させていただきます。
そして、これからも“マハラジャ
道”を真っすぐ行ってくださいよ。
◆はい、ありがとうございます。
◆ディスコ全盛の時代を駆け抜け、
マハラジャの黒服を務めた岩田さ
ん。
今でも変わらぬ
マハラジャへの愛ですが、
家族に対する愛は
それ以上なのです。
◆マハラジャに帰りたいと思えへ
んの?
◆いやあ、それは思わないですね。
◆思わない?何で?
◆でも、仕事はもらいますよ。
やっぱりテントとか、
看板とか。
あと…。◆これ、マハラジャの?
これご主人がつくってるの?
◆こういう伝票を頼まれて。
◆頼まれてつくってるの?
◆データだけつくるんですけどね、
僕が。
◆こんなん、お金もうけにならな
いでしょ?
◆ならないです。
でも、かかわってたら、楽しいじ
ゃないですか。
◆すごいなあ~。
◆ファンタスティック!
◆どうも。
◆すご~い、
おもしろい。
◆この人は、もう
尋常じゃないね。
◆今でもあれだけつくって。データで送ってあげて?
◆マハラジャはね、
もちろん一時期潰れたんですけど、今、5店舗、
まだやってるところがあるんです
よ。
今また、マハラジャが
復活する勢いにあると。◆昔と同じものが欲しいと言った
ときに、岩田さんに頼むと?
◆伝票とか、いろいろつくっている。
◆看板なんか、物すごい価値です
よね。
◆そうなんですよ。
これ、なかなかあの看板はもらえ
るもんじゃないんでけど。
◆でも、あけちゃいけない部屋って、
奥さんにとって何だったんでしょ
うね。
◆怖いですね。
◆変態かと思ったって…。
◆これはすごいでしょう。
これはマハラジャの創始者がこの
方が