<なぜなら大きな大会が行われるのは→
新潟
広島など東京から遠い所ばかり>
<車の運転は
主にマーティンさんの仕事だった>
(
榊原由紀さん) フフフ…。
<そんな両親の
厚いサポートのおかげで→
2人は連戦連勝>
<…となった>
<そして
2007年念願だった…>
<一家は
シドニーへ引っ越すことになった>
<BMXのレベルでは
日本より はるかに上の→
オーストラリア
その国で…>
<なんと
1年目で…>
<一方
8歳の爽さんは…>
<これが
その時の映像>
<爽さんが
男子と走ったレースだ>
<由紀さんが撮影する前を
トップで通過>
<最初のコーナーでは
2位だが→
次のコーナーで抜き返し
再び先頭に>
<なんと
そのまま男子のレースで優勝してしまった>
<当然ながら…>
<オーストラリアチャンピオンを決める大会に→
トップレベルの
エリートクラスで出場して→
見事…>
<見事…>
<2人はワールドカップにも
挑戦し始めた>
<しかし
オーストラリアでは敵なしの2人も→
世界最高峰
ワールドカップの舞台では→
1勝もできていない>
<そして それを若さのせいにはできない>
<なぜなら…>
<で首位を独走する…>
<…は
魁君と同じ22歳だから>
<直近の…>
<その前に立ちはだかり優勝をさらったのは→
王者ニックだった>
<そこで 今 榊原きょうだいが力を入れているのが…>
<スタートは技術である>
<そこで 抜きに出れば体力差を補えるからだ>
<スタート地点のゲートには
センサーが設置されている>
<そして
坂の下にもセンサーがあり→
通過タイムが計れる
仕組みになっている>
<音に注目>
<ゲートは 4つ目のシグナル音で倒れる仕組みになっている>
<だが
魁君は1つ目の音のことを言っていたようだが…>
<魁君の前輪に注目>
(スタートのシグナル音)
<ゲートが倒れる直前→
わずかに後ろへ引いているように見える>
<再び
音に注目>
<1つ目の音を…>
<感じるや否や>
<前輪を引き上げ>
<4つ目の音で 倒れるゲートを踏みつけて行く>
(スタジオ:
菊地) ぴったり!
<このタイミングを
合わせることが→
素早いスタートにつながるのだ>
<こちらが魁君と同い年で…>
<そして
女子の世界最高峰はこれもオランダの…>
<今シーズン第2戦→
爽さんが今まで最高の2位となった時→
優勝したのはラウラだった>
<ちなみに ここまで…>
<…と圧倒的な
優勝回数を誇っている>
<シドニーでは真夜中だが→
両親は地球の裏側からわが子に声援を送る>
<まず
魁君の1回戦>
<左から3番目>
(スタートのシグナル音)
<見事なスタート>