れている。
オリンピック招致といえば、皆さ
ん、
この映像の印象が強いのではない
だろうか。
>>おもてなし。
おもてなし。
>>日本のおもてなしの心を伝え
る華やかなプレゼンテーション。
しかし、
日本が招致を勝ち取ることができた要因は、
このプレゼンだけだったのか。
取材班は、
東京の招致活動を先頭に立って率
いたキーマンの元へ向かった。
オリンピック・パラリンピック招
致委員会の会長を務めた、
猪瀬直樹元東京都都知事。
>>やっぱりね、まずプレゼンテ
ーションが大事なんだけど、
個別に、さらにそれを深めてできる、こんなメリットがある、おも
しろい中身が展開できるというこ
とを、
やっぱり個別に話すとやっぱり、
違いますから、水面下のロビー活
動っていうのは絶対必要なんです
ね。
>>国際オリンピック委員会の委
員らによる決選投票で、
トルコのイスタンブールに24票
差をつけて勝利した東京。
特に重要視したのは、
水面下での駆け引きだ。
>>ロンドンオリンピックの招致
のときに、
ロンドンのオリンピックの招致や
った人たちに聞いたら、例えば、
オペラハウスに行くと、IOC委
員のなんとかさんがそこに席を取
ってると。
そしたら、それを、まあ007の
国ですからね、情報がやっぱり大
事なんですね。
あっ、たまたま隣の席でしたねっ
て言って、
そこに席取っといて座って話をす
るとか、そこまではいかないけど、
それに近いようなことはやったん
ですよね。
決めてるといっても、
毎日毎日が勝負ですから、
また変わるんですよ、それが。
やってるぞ、
やってるぞっていうのを常に戦闘
ポーズを取っているというふうに
しないとね、そこが大事なんだよ
ね。
>>東京オリンピック招致成功の
裏には、
水面下でのしれつな戦いがあった。
次に取材班が誘致の秘けつを探ったのは。
21世紀初の大規模博覧会となっ
た、
2005年の愛・地球博。
自然の叡智をテーマに、
およそ2200万人が訪れ、
経済効果は2兆8000億円に上る一大イベントだ。
その愛知万博の誘致が決まったの
は、
1997年。
ライバルであったカナダのカルガリーを25票差で制した。
>>こちらが、
愛知万博の誘致のときの活動記録。
>>一体、
どのような戦略で誘致レースを勝ち抜くことができたのか。
資料を読んでみたところ。
>>こちら、
誘致が決まってからの記録がほと
んどで、
投票に向けた誘致活動については
2、3ページほどしか書かれてい
ません。
>>全400ページある資料のうち、
海外への投票の働きかけについて
記されたのは、僅か3ページ。
誘致の駆け引きの記録は残されて
いなかった。
そこでゲキ追取材班がたどりつい
たのは。
>>やっぱりカナダはね、やっぱ
りヨーロッパと、
お身内のとこですね。
現に、
英語圏なりフランス語圏なり、
持っているね。これは厳しいね、戦いになると思ったですけど。
>>開催決定の10年前から誘致
活動に関わった元愛知県副知事、
長谷川信義さん。
>>これは当時の橋本総理、
村山総理、