[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に帰ったらよか!
政府は おいと江藤さぁたちとで十分じゃ。
♪♪~
負けないぞ。
俺も負けねえぞ。
回想
チェスト行け~! 小吉!
回想
うわ~!
回想
チェスト~!
回想
勝負あり! 小吉の勝ち!
♪♪~
<数日後 政府に復帰した隆盛の前に→
新たな問題が浮上しました>
(佐田白芽)我々の詰める釜山の公館前に掲げられた立て札を→
この目で はっきりと見てまいりました。
そん立て札には 何と?「日本は無法の国。→
密貿易を行う日本人商人を厳罰に処す」と。
(森山 茂)朝鮮国は 我が国を西洋のまねごとばかりしている→
夷狄じゃ 禽獣じゃとまで罵り
今後 交易はおろか→
国に立ち入ることも許さぬと
布告してきたのです。
明治政府樹立以来
朝鮮国との国交は 途絶えたままや。→
この問題を
ず~っと棚上げにしてきたせいやな。
(たたきつける音)
(板垣)これは まっこといまいましきことになりゆう!
すんぐに朝鮮国へ
軍艦と兵一大隊を差し向けて→
我が国への非礼をわびるよう
迫ることが肝要と思いますき!
わしも板垣の考えに同意じゃ。
放っちょくことはできん。
ばってん 今 兵ば差し向ければ
戦になるやもしれまっせんばい。
(板垣)それも やむをえん。 そん時は
日本の総力をもって対したらえいがです。
板垣さぁ 戦はいかんじゃろ。
ほんなら 西郷参議は このまま朝鮮国を放っちょけと言われるがですろうか?
いや 今 何よりの大事は→
朝鮮国に居留しておる2,000人もの日本人のこっじゃ。
こん悪か関係を放っておけば
いずれ危なか目に遭うかもしれもはん。
その居留民を保護するためにも
兵を釜山に派遣したらえい。
じゃっどん 戦になれば一番に捕らえられ
人質になるのは居留民じゃ。
違いもすか?
ここは皆様 朝鮮国に対してあくまで礼節を重んじ→
全権大使を派遣して交渉による関係改善に
努めるべきでごわす。
ばってん 西郷参議
うまく事が運べばよかですが→
下手ばすっと その大使は捕縛され
殺されるやもしれませんぞ。
そうじゃ。 そんな危ない役目
誰にやらせると言うがぜ?
三条様。
え? まろか?
まろに 朝鮮国に行けて言うんか!?
そんお役目こん西郷隆盛に賜りとう存じもす。
いや… そうは言われてもやなぁ。
一刻を争いもす。 急ぎ天子様へ お許しを。
いかん いかん! やっぱり いかん。
事は 国家の重大事。右大臣の岩倉公のご帰国ば待って→
決定されるのが よかとではなかですか?
(三条)おお そや。 そやそや。→
岩倉はんを待つべきや。
じゃったら こいは ないのための政府か!
堂々たる一国の政府が 国家の大事に
そん是非を決められんとなら→
今すぐ こげな政府はやめた方がよか!
すんもはん。 つい熱くなってしもた。
ほいなら 議論を続けもんそ。
<この後 2か月にわたって議論を重ね→
この問題は
隆盛の朝鮮派遣という形で内定。→
天子様へ上奏した上で
実行に移されることになったのです>
ないが出っじゃろかい?
どうじゃ!(達熊)わあ!お~ 食いたかか?
(笑い声)
よ~し ほあ。
おお どげんじゃ? うまかか?
はい!よかよか。
(ゆう)すんまへん お待たせして。
おゆうさぁ。
いや~ いつもすんまへん。
ええもんばっかり もろて。
んにゃんにゃ ここんところ
ご無沙汰ばっかいでのう すんもはん。
もうお体は よろしおすのか?
はい。 医者には→
まだ痩せろち言われちょいもすが。
まあ! もう。
どうじゃ? もう一つ どげんな?