果たしてどういうふううなのがいいんだろうって。
やっぱり何でしょう
心の奥底でつながっていくような
さっき亮平さんが
おっしゃっていましたけれども
日本のただ抱き合うとか
好きと言い合うとか
そういうところじゃない
何か血でつながっている感じを出せたらいいねと
話し合いましたね。
触れ合うのを極力減らしてここだけにしようとか
そういう具体的なことだと。
渡辺≫あえて触れ合わないと。
糸さんはどういう人物だったと
思いますか。
黒木≫すごく力強い人だなという
のがいちばん大きい印象でしたね。
革命を起こしている
旦那さんのそばで自分は家を守っていたりだとか
きっと、いろいろな思いがあった
と思うんですよね。
愛加那さんの息子を
迎え入れるだったり
ものすごく力強くて
どっしりとした女性だったんだな
と思いますね。
ただ、三歩下がっている
だけではなくて。
渡辺≫糸を演じるうえで心がけることとか
気をつけることはありましたか?
黒木≫走るシーンが多かったのですごい体力は
気をつけていましたね。
あと着物で走るシーンが
多かったので。
所作指導の方からはそんなに走らないでください
大きく走らないでくださいと
言われるんですけれども
監督からはダイナミックにと
言われるので難しい。
渡辺≫どうしたんですか?
黒木≫間を取りました。
<笑い声>
渡辺≫すごい、さすが。黒木≫どっち?と思いました。
渡辺≫いろいろなその人の
イメージがありますからね。
黒木≫薩摩おごじょと
薩摩の女の人のことを言うんですけれども。
同じことに
なっちゃうんですけれども
どっしりした落ち着きと
広い大地のような
お母さんのときにはそういう懐の
広さみたいなものが
出たらいいなと思いましたね。
足立≫今回、鹿児島には
何度も行かれたそうですね。
黒木≫そうですね。足立≫行ったには
どんなことを感じられましたか?
黒木≫いちばん最後に行ったとき
にはイベントで行ったんです
けれども亮平さんと行ったときに
こんなに西郷さんが
愛されているんだっていうことと
皆さんが本当に「西郷どん」を
盛り上げてくださっている
というのを
じかに感じることができて
ちょっと涙が出そうに
なりましたね。
原口≫鹿児島の「西郷どん」
フィーバーはすごかったでしょう。
黒木≫バスで移動のときにも
サッカー選手みたいになって
本当に集まってくださって
お一人お一人にありがとうござい
ますと言うことが
できなかったので
申し訳ないなと思いながら
すごく愛情を感じました。
渡辺≫来てくれたのが
うれしいですからね。
原口≫西郷どんの命日に合わせて
お墓参りというか神社に行って。黒木≫手を合わせました。
渡辺≫鈴木亮平さんとの共演は
いかがでしたか。
黒木≫私はすごい尊敬をしていて
受け取るのがすごい
お上手というか
それを私のテンションと合わせて
返してくれたり
倍にして返してくれたり。
亮平さんとのシーンは
すごく自分も気持ちが入りました。
いちばん多いというのも
ありますけれども。
足立≫共演されたのは今回の
「西郷どん」で3度目ですよね。
印象が変わったりされましたか?
黒木≫そのときは義理の
妹役ということが多かったので