ピリピリしていたらあれかなと
思ったんですけれども。
黒木≫その前とか
お互い静かに座っていましたね。
渡辺≫黒木さんが印象に残って
いるシーンはありますか?
黒木≫どこですかね。
さっき亮平さんが言っていた
愛加那さんのことを話して
くださいというシーンとかは
そこから結構ちゃんとした夫婦に
なっていく感じがしたので
好きでしたし
今やっているところの
終わりのほうのシーンも
私は好きです。
渡辺≫気になりますね。
原口≫楽しみですね。
今回のドラマのポイントの1つが
薩摩ことばだったと
思うんですけれども
ここで俳優としては
江藤新平役で出演されていて
薩摩ことばの指導もされた
迫田孝也さんにも
お話を聞いています。
迫田≫土曜スタジオパークをご覧の皆さん
そして黒木華さん
どうも迫田です。どん!
初期のほうでですね
すごくフランクなことばの中に
「んにゃも」という驚きだったり
いろんな場面で使える
「あらまあ」みたいな
標準語で言ったら
そういうことばがあるんですけど。
それを結構
使っていただいたんですよね。
これはね例えばこういうときに出たりとかっていうのをやって
じゃあやってみようかなって
言ったときに
やっぱりしっくりくるんですよね
会話のリズムというか
薩摩ことばとしてのリズムが
すごくそれで作られて
多分、糸さんの中でも
ちゃんと息づいてくれたのかなと
思いますけど。
吉之助≫どげんしたら下駄が川まで飛んでくっとじゃ。
糸≫そいは…。
(笑い声)
とにかく 裸足じゃ歩けんどが。
ほあ。
んにゃも…。
遠慮せんでよか。じゃ…。
迫田≫僕の中で台本を直す作業も
あるんですけど。
黒木華ちゃんが
しゃべってるイメージが
すごく湧いてくるので。
標準語から薩摩ことばに直すときに
何かもっとこう言わせたいとか
このことばも
使ってみようかなとか。
そういったイメージの広がりを
彼女にすごく感じて。
それで実際にこう、映像で
お芝居でしゃべってもらうと
すごくそのイメージどおり
そういったことが
すごくうれしかったりして。
もっともっともっとっていうのを
毎回感じていますね。
<拍手>
渡辺≫んにゃも。
黒木≫んにゃも。
足立≫私たち言えないですね。
渡辺≫これが薩摩ことばの
リズムなんですか。
黒木≫不思議な
イントネーションなんですよね。
私、関西人なので
上がり方がちょっと違うと
言いまますか、だから
方言テープで
迫田さんの声でいつも覚えて
現場でまた直してくれたり
とかしていました。
渡辺≫ちょっと何語なんだろう
という感じがあるものね。
足立≫本当に聞かない。渡辺≫どうやって薩摩ことばを
覚えていきましたか?
黒木≫何度も聞いて
耳で何度も覚えて話してみて
現場に行って
さらにここが違いますね
あれが違いますねと
直してくれる感じですね。
足立≫慣れるのが大変そうですね。
黒木≫大変でしね。