野性的な強さを失わないよう→
このような飼い方を
しているんです>
あいつら すごいね。
お肉をそのまま骨ごとのみ込んじゃうんでしょ?
迫力ありました。
道行くおばさんも食べてたもんね。
「おいしい」なんて
言ってたからね。
一応 専門家の藤井先生に
よりますと→
ああいう生肉にはですね→
ビタミンが失われずに残っている可能性が高いそうで→
植物がほとんど取れない
北極圏では→
貴重なビタミン源に
なるということなんだそうです。
すごいね… すごいね
極端な地だね これね。
確かに。
北極ですからね。
<続いて訪れたのは
カナックの中心にある→
こちらの建物>
<中には何が?>
(金丸) お~ すご~い。
これ?
(金丸) アニキ? シン。
<実はここ カナックの…>
<獣の皮をなめしたりしている
そうなのですが→
この日は…>
(金丸) ゴワゴワ…。
めちゃくちゃ硬いです。
<通称 シロクマホッキョクグマの毛皮>
<触り心地は?>
(金丸) めちゃくちゃ硬い。
うわっ すごい。
<さらに…>
カミック。
<ここでイヌイットの伝統的な衣装を→
着せてもらいました>
へぇ~。
すごいな。
<さっきのホッキョクグマの毛皮は→
実はズボン>
(金丸) 痛っ!
<今でも冬場 この服で
狩りに出る人もいるそうです>
<いろいろな形で野生動物を
利用して来たこの町では→
狩る数や期間などを決めて→
伝統と動物保護の両立を図っているそうです>
(金丸) OK! OK…!
OK!
OK OK!
OK…。
ハァ…。
<何とか全部 着て外に出てみると…>
なんちゃ寒ない。
今 これ 5℃とかですよね?
<暖かいだけではなく こう見えて意外と動きやすかったです>
(スタジオ:所) 寒いからボタンとか付けないんだ。
<実は 北極で暮らす
ホッキョクグマの毛皮は→
科学的に見ても
寒さに強いものだったんです>
<こちらは 北海道 円山動物園で
採集された→
ホッキョクグマの抜け毛の
顕微鏡写真>
<中が空洞になっていますよね>
<一方 こちらは森で生活するクマの毛>
<中に空洞はありません>
<ホッキョクグマの毛の空洞に入っている空気が→
暖かさの秘密>
<空気は 断熱効果が高く→
それだけ暖かい
ということなんです>
へぇ~ 毛の中 空洞なの?
新しい情報だわ。
所さん…。
どういう質問なの? それ。
毛が白いから白いんじゃないのよ。(金丸) それが違うんですよ。
実は 毛に白い色が付いてるわけじゃなくて…。
あのシロクマの形してる毛は
半透明なの?
じゃあ あれ…。
透明グマってことになります。
そこでですね
ちょっと実験をしてみましょう。
ここに
半透明のチューブがあります。
これがホッキョクグマの毛だと
思ってください。
これ 1本だけですと→
普通に こう 透けて見えますよね。透明なチューブ うん。
ただ これ 何層も重ねますと
こうなるんですよ。
ほうほう…。