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2018/11/18(日) 20:00〜20:45 西郷どん(43)「さらば、東京」[解][字][デ]

<明治6年10月14日。→
帰国した岩倉を交えた
最初の閣議が開かれました>
(隆盛)初めに 岩倉様にも
御承知頂きたいことがございます。
(岩倉)ほう。 何や それは?
はっ。
既に我ら一同 議論を尽くし
私が日本国大使として→
朝鮮国に派遣されることと相なりました。
(大久保)岩倉閣下。
(岩倉)どないしたんや? 大久保。
西郷参議の朝鮮派遣のこと→
私は いま一度
考え直すべきだと思います。
(江藤)何やと!?
(後藤)もう決まったことですき!
回想
一人で朝鮮国へ乗り込むやなんてそない殺されたいんか 西郷は。
一人で乗り込んできた相手を
殺すはずがない。
あの男の考えそうなことです。
大久保 お前 どないしたいんや?
西郷に勝ち
今の政府をぶっ壊したいのです。
(笑い声)
面白いこと言うやないか。
そのためには まず
西郷の朝鮮国派遣を覆します。
私は 断固 承服しかねます。


西郷参議。
♪♪~
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♪♪~
♪♪~
西郷参議 今 朝鮮国へ出向けば 戦になる。
戦にはならん。
おいは 軍艦も兵も引き連れず一人で行っとじゃ。甘い。
一人で行けば殺される。
それが戦の火種となる。
そげなこつはなか。
礼節をもって接すれば我らの思いは必ず通じる。
それが甘いと言っているんだ。
異国を知らぬ者が 異国を語るとは笑止。
異国であろうと
心を尽くせば 必ず伝わる。
今は 朝鮮国のことなど捨て置けばよい!
何よりも まず 富国強兵こそが肝要。
欧米のように石炭を燃やし
蒸気の力で鉄をつくり→
その鉄から武器や船 鉄道をつくる。
鉄道なら この間 新橋から横浜まで…。
そのように短いものではない。
国の端から端まで通すのだ!おいは→
鉄道を端から端まで通すこつが
急を要するこつと…。
鉄道だけではない!


ガス灯 製鉄所 造船所 生糸工場→
ありとあらゆる工場を急ぎ造る。
そして 軍備の拡大 増強を図り→
欧米列強と並ぶ力をつける。 さすれば…→
朝鮮国など向こうから使節を送ってくることになる。
一蔵どん。
おいは 朝鮮国と国交を結びに行っとじゃ。
朝鮮国と清国と手を結べば→
欧米に対する強か壁も作るこっができる。
陸軍大将も兼務する西郷参議が
交渉に行って もめないはずがない。
もし 交渉が滞れば
列強は一気に両国をのみ込みに来る。
今は ひたすら強兵に努め 列強に…。
おいは そん強兵のためにも→
朝鮮へ行っとじゃ!
今 国内では廃藩で行き場を失った士族たちの→
政府に対する憎悪が たぎっちょっ。
おいが朝鮮に行くち言えば戦にならずとも→
そん皆の意識が外へ向く!
こいも強兵を作る方法じゃっで!
それが目的ならば
国交を結びに行くとは言えん。
西郷参議は 何も見えていない。
おはんにも見えちょらんもんがある。
今 朝鮮国内にとどまっておる
居留民 2,000人の安否じゃ。
勝手に帰国するこつもできんで
おいたちの迎えが来るのを→
ずっと待っちょったっど。

危険かどうかの確証はない。
見捨てろち言うとか?
ああ 今は その時ではない!見殺しにすっとか 一蔵どん!
ええ!? 見殺しにすっとか おはんは!
(江藤)太政大臣こい以上の議論は無駄ばい。
おいたちの意見に反対ば唱える
岩倉閣下と大久保[外:725B24C5997D38268FD2127520E5B3E8]…。
お二人の罷免ば正式に求めます!
おお そうじゃ! 求めますき!一蔵どん。
(三条)そない言われ…。

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