◆味つけしたこと、なかったんでしょ?
◆全然、わからなくて…。
オープン間近でしょう。◆並んでるし。
◆もうその時点で、まだそれ?
◆そうなんですよ。
それでもう6時開店前に焼いて食
べて、めっちゃ辛いって、
めっちゃ
やばいってと言いながら、みんなでやばいやばい言いながら、
しゃあない、もうええわって。
砂糖水入れたったんですよ。◆天才やわ。
◆そうでしょう?
◆塩辛いのに対して、
対抗できるの砂糖水しかないと。
さすが。◆まずかったです。
◆当たり前や!
◆よう、それで
文句めっちゃ言われましたけど、
ようこんな看板上げたなと、
餃子のって。
王将もあるのにって言われて。
でも、へこみましたけど、
しゃあないやろ言うて。◆習ってないからね。
◆「すんません」しか言えない。
◆ピンチをともに体験したメンバーは
どう思っていたか、伺うことに。
◆嫁さん、こっち来てください。嫁さんも。
嫁さんもやんちゃですね。
めちゃくちゃヤンチャですやんか。
2人はどこで知り合いましたん?
◆中津でナンパしたんです。
◆中津で!
奥さんの昔の武器って鎖とかです
か。
昔の武器は何ですか?
◆見た目はこうですけど、全然普
通です。
◆カミソリとか…。
◆そんなんしないです。
◆違うんですか。
◆ギャップです。
◆店長は、
砂糖水をかけて焼くとき、
反対はなかったですか。
◆辛いの出すんやったら、
やっぱり味をね、ちゃんと
プラスマイナスを合わせてやったほうが。
マシにはなるんです。
マシにはね。
◆ほんまですか、それ?
◆ほんまです。
◆全く、
練って餃子だけ焼いてたから、
この15年、18年何してたんか
なと。
◆今は、もう大丈夫?
今はもう…。◆どこでそうなったんですか。
◆初めは
ずっと
駅も近いし、話題性はあったんで、
来てくれてたんですよ。途中で9時10時で
いつも閉めとったんですよ。
まずいから。◆自分もわかってるし。
◆自分が一番。
◆これ以上やったら、
お客さん、減るわと思って。
◆家賃、払わないといけないし。
◆そうですね。
前に、売り切れのため。
餃子、スープ、
売り切れの、麺売り切れ、
ウソばっかり言うて。
またキャベツの味が変わったら、
また裏切りよるんですよ。
ものによったらね。
◆また、ちゃうやんって。
3年ぐらいかかったんかな。
◆そうですね。
◆わかり出してきて。
◆何これ?
◆こういうふうに、毎日、
ノートにとっていったんですよ。
◆餃子ノート。すごい!
細かいわ。
何百グラムとか。
細かい、めっちゃ細かい。
◆大体2カ月ぐらいは
安定するんですよ、野菜って。
台風とか、
雨とか、あんなんがあったら
水分量変わってくるんで、
塩の量も変えなあかんのですけど。
◆いまだに?◆いまだにですね。
4人で見てるんですけど、
もう1人、店長がおるんですけど、
薄いか辛いかだけ聞いて、薄い言
うたら、
塩、2人以上が薄い言うたら、
そこからの1グラム、2グラムで
すね。