大物だ。
最も強い電気を発する生き物で→
その威力は800ボルトにも達するという。
胸ビレから後ろは
全て発電器官。
胸で強い電気を
尾で弱い電気を発電する。
♪♪~
デンキウナギが不思議なポーズをとり始めた。
体をUの字に曲げて泳いでいる。
小魚が近づいてきた瞬間→
捕まえた。
よく見ると 小魚は→
食べられる前に
動けなくなっている。
電気でしびれているのだ。
一体 どのように電気を使っているのだろう?
まず 尾からレーダーのように
電気を放ち 獲物を探す。
そして 近づくと
胸から強力な電気を放電。
獲物を気絶させるのだ。
♪♪~
恐るべし デンキウナギ。
アマゾンにはとんでもない怪魚がいるものだ。
ジャングルに隠された奇跡の泉。
怪魚たちの知られざる営みがそこにあった。
5月 アマゾンに乾季が訪れる。
水の王国は その姿を一変させる。
半年ごとに 川の水位は
10メートル以上も変化する。
生き物たちは この大激変を
どう生き延びるのだろうか?
この時期 川の周辺では
あちらこちらに池が現れる。
水位が下がり
川から切り離されるのだ。
切り離された池。
中には 多くの魚が閉じ込められている。
この池に
好んでやって来る生き物がいる。
♪♪~
彼らにとって 乾季の池は絶好の狩りの場なのだ。
♪♪~
乾季は魚たちにとって試練の時となる。
小さな池に取り残された魚たち。
酸素不足で息も絶え絶えだ。
だが アマゾンで生きるものたちの
生命力は→
僕たちの想像を
はるかに超えている。
川の水位が下がり始めると→
魚たちが不思議な行動をとるという。
その特別な現象を
漁師たちは昔から見ていた。
雨季は 池で過ごす魚たち。
乾季に川の水位が下がると池の水は どんどん減っていく。
魚たちは 池が切り離される前に→
一斉に川へ出て遡上を始めるのだ。
♪♪~
まるで渡り鳥のように毎年 上流を目指すという魚たち。
やって来たのは
アンデス山脈の麓。
アマゾンの源流域に
近い場所だ。
流れの速い支流を更に遡る。
浅瀬を動く黒い帯が目に飛び込んできた。
帯は 数キロにわたって 続いている。
魚の大群だ。
おびただしい数の魚が
一斉に上流を目指して泳いでいる。
行く手には 大小さまざまな滝が
立ちふさがる。
魚たちは 激流を物ともしない。
♪♪~
ひたすら 上流を目指して遡る。
♪♪~
水の中から 巨大な魚が現れた。
大きなナマズだ。
獲物の小魚を追って
ナマズたちも やって来ていたのだ。
♪♪~
魚たちの すさまじいエネルギー。
♪♪~
何かが襲いかかっている。
まるで ジョーズ。
大きな口を開け魚を飲み込もうとしている。
襲っていたのは 巨大なナマズたち。
♪♪~
逃げ惑う小魚。
壮絶な命のバトルだ。
遡上する魚を狙うのは
ナマズばかりではない。
川岸に大勢の人々が集まっている。
次から次へとやって来る。
彼らの目的は もちろん 魚。
森から木を切り出し 運んでいく。
そして 手慣れた手つきで
激流の中に足場を組んでいく。
こちらは 竹で作った やな。