お付き合いなんですね。
この地域は みんなの宝物。
だからこそいつまでも大切にしたい。
ご夫婦の思いを
みんなが応援してくれてるんです。
色んな人と交流出来たら
嬉しいですよ。 うん。
よそから出入りしてくれて…
にぎやかになっとると思います。
もう 皆さんに
助けてもらう事がなかったら→
私のところの民宿は
やっていけません。
人の輪が
ここにあるんじゃないかと→
非常に感謝しています。
人の輪がある暮らし。本当 大事にしましょう。
♪♪~(太鼓)
威勢のいい音が聞こえてきました!
はい。 江戸時代から
この地域に伝わる 綾部太鼓。
水軍の出陣太鼓と言われ→
房夫さんは40年以上続けています。
今は 指導者として
地元の小学生たちに教えています。
よいしょ!
シャン シャン シャン…。
いつになく
厳しい表情の房夫さんですね。
♪♪~(太鼓)
(房夫さん)これは 小波がきとるわけね。
強くやると…。
♪♪~(太鼓)
(房夫さん)これが強弱のつけ方。
なるほどね。
ねえ みんな
房夫先生は どんな先生ですか?
(一同)優しいで~す!
おやつくれるから好きです!(一同の笑い声)
そんな理由じゃダメ!
ハッハッハッ…。
ああ お芋だ。
おやつの時間ですもんね。
はい。 魁子さんが おくどさんで
ふかし芋を作ってくれました。
いやあ ますます→
房夫先生が好きになっちゃいました。
(魁子さん)どうですか? お味は。
甘い。おいしい味。
(魁子さん)そうか よかった。
太鼓の音 ふかし芋の味。
ふるさとの思い出が
未来につながります。
森の京都 綾部市。
おくどさんに今日も火が入りました。
久しぶりに→
大阪に住んでいるお孫さんたちが遊びに来ましたよ。
房夫さんも魁子さんも
この日を心待ちにしていました。
(魁子さん)
本当に楽しみで… うん。
来てくれると
嬉しくて 嬉しくて。
お孫さんたちと一緒に
もち米を せいろで蒸します。
という事は 餅つきが始まっかな?
(魁子さん)出来たよ フフフ…。
はい 炊き上がりましたね。
50年以上使っているという臼と杵ですが→
今でも大活躍です。
さあ 湧大くんと涼果さん2人も餅つくぞ!
腰入れて。
涼果さん すぐに こねて。
手 気をつけてね。
いい感じですよ。 ヘヘヘヘ…。
10合のもち米が
お餅になりました。
あとは
ひと口大に丸めていきます。
(湧大さん)ツルツル…。
(涼果さん)何これ。
(恵美さん)でかい! これ。
ちょっとぐらいね不格好でもいいですよ。
ねえ 桃ちゃん
きな粉はあるんでしょうか?
はい もちろん用意してあります。
わあ 嬉しい。
辛みが欲しい人は大根おろしで。
温かい ぜんざいもありますよ。やった やった。
家族みんなで餅つきなんて
うらやましいですね。
ねえ 涼果さん 湧大くん。
おじいちゃん おばあちゃんはどうですか? 優しいですか?
優しくて 色々しゃべってくれる。
面白い。
自分らよりも体力がある。
アハハハ… そうね。
食べて 飲んで よく働いて。
森の京都での暮らしがご夫婦の元気の源なんですね。
ただ 一つだけ心配なのが…。