≪はい
<何と 黒藪が
Uターンして>
<自宅に戻った>
<逃げ延びてきたサギ師の勘が>
<いつもと違う
空気を察知したのか?>
<そんな中 良野さんの妻は>
<ただ 夫を見つめていた>
<家族のため 対決を選んだ>
<その思いを見届ける>
[外:68FC649B4A57A6103A25DC678FCEC9F4]黒い帽子をかぶってますね
<路地監視班が見つめる その先>
<ここに黒藪が現れたら直撃だ>
<さあサギ師に直撃だ>
<いよいよ対決のとき>
<ウソをつかれ 1400万円もの大金をダマし取られた>
<被害者・良野さんが
サギ師を直撃する>
<思いは 妻も同じ>
<さあサギ師に直撃だ>
<黒藪は
横に立つ 良野さんを見た>
<そして>
<病院に行くと言い>
<松葉杖を示す>
<[外:C06A278CFFC82DDC67709E5E9577F148]ことは確認済みだ>
<良野さんは
あえて こう切り出した>
<今 直撃したときも歩いていた>
<さあ 何と答える?>
<[外:C06A278CFFC82DDC67709E5E9577F148]ところだと切り返してきた>
<黒藪は[外:6F03A512FAAD6B4DC4B66DA4818CF6EB]>
<[外:C06A278CFFC82DDC67709E5E9577F148]なった>
<直撃を受けても動じる様子はない>
<今日も 良野さんの優しさに
つけ込めばいいと>
<たかをくくっているのか?>
<妻は 良野さんの背中を押す>
<その妻と子どもの思いを
背負って>
<良野さんが
いよいよサギ師と対決>
<様々な言い逃れで>
<1400万円を踏み倒してきた>
<サギ師・黒藪>
<今日こそ追い詰める>
えっと ○○さんの方から
<震災当時 黒藪はすでに福島を出ていた>
<黒藪は 震災のとき>
<仕事の関係で関東に住んでいたが>
<住所は福島にあったので>
<東電から和解金をもらう権利はあるという>
<黒藪は 金を借りるとき>
<良野さんに対しこう説明していた>
<担当の弁護士と言って>
<具体的な名前まで出していた>
<池田弁護士は自ら その>
<[外:C06A278CFFC82DDC67709E5E9577F148]する>
<そして 電話>
(呼び出し中)
[TEL]はい
<黒藪は しばらく沈黙したあと>
<口を開いた>
東電のとき いつも一緒に行って話してるって話してたよ
<記憶にないと逃げる>
<ならば この事実を突きつける>
<東電に行ってきたと断言>
(和智)これ 通話をしてる…≪ですよね?
[外:C06A278CFFC82DDC67709E5E9577F148]どうにもならなくて
<その後 新橋の[外:6F03A512FAAD6B4DC4B66DA4818CF6EB]>
すごいな 全然 心折れない
<このあと[外:6F03A512FAAD6B4DC4B66DA4818CF6EB]>
<[外:C06A278CFFC82DDC67709E5E9577F148]が幕を開ける>
<サギ師・黒藪が被害者に対し 新橋の>
<紛争解決センターに和解金の
交渉に行くと連絡してきた日>
<[外:C06A278CFFC82DDC67709E5E9577F148]と言い放った>
<黒藪を信じてきた 良野さん>
<信頼が砕けた瞬間>
<そして 池田弁護士が>
<出た[外:6F03A512FAAD6B4DC4B66DA4818CF6EB]>
その まあ 松葉杖でって
今 お話しされた話なんですけど[外:6F03A512FAAD6B4DC4B66DA4818CF6EB]
もう あの…
<写し出されたのは
松葉杖を抱えて歩く姿>
<スタスタと歩いている>
<黒藪の顔に一瞬 動揺が走った>
[外:C06A278CFFC82DDC67709E5E9577F148]んですよ
<さあ どう答える?>
<歩けたのは[外:6F03A512FAAD6B4DC4B66DA4818CF6EB]>
<[外:C06A278CFFC82DDC67709E5E9577F148]からと こともなげに切り返す>
<まさに ああ言えば こう言う[外:6F03A512FAAD6B4DC4B66DA4818CF6EB]>
<良野さんは頭を抱えた>
<ならばと 池田弁護士は
サギの核心に切り込む>
<それは 金を借りた理由>
<黒藪は 同情を引くようなか細い声で語った>
<[外:C06A278CFFC82DDC67709E5E9577F148]と 良野さんは金を貸したのだ>