主な仕事としています。
チャールズ・ダーウィンが最後に立ち寄った
ガラパゴス諸島の北西の端にある2つの島は→
面積にして
2平方キロメートルほどしかありません。
しかし その海の豊かなサメの群れは
海洋保護区全体の中でも重要な存在です。
私は50歳ですが ウォルフ島とダーウィン島に憧れて
もう 43年になります。
幼い頃に 海に火山がそびえ立つ
伝説の島々の話を聞いたんです。
その周りを シュモクザメや イタチザメ
ジンベエザメの群れが泳いでいて→
サメたちは 皆
火山の頂上に引き寄せられている。
まるで 「指輪物語」の世界のようだと
思いました。
しかし 伝説的なサメの群れは
現在 生息が脅かされています。
モンティは 管理局が行う調査に
同行することになりました。
ありがとう。 それじゃあ。
サメの未来に貢献できるかもしれません。
彼らのおかげで 私が これまでの人生で
ずっと望んできた夢がかないます。
ウォルフ島とダーウィン島海域での サメの調査に
同行できることになりました。
ホールズ一家のガラパゴスでの日々も
あと数週間で終わります。
モンティは 旅の終わりに
大規模なサメの調査に参加します。
一家は ガラパゴスの野生動物を
身ぶりで当てるゲームをしています。
魚。
(タム)魚。 大きい魚ね。 次は私。
ペリカン? アホウドリ?
(タム)違う。 こんなのがあって飛ぶようだけど 空じゃないの。
(アイラ)わかった。 マンタね!
そう!
アハー すばらしい。
(モリー)ああ。
ああ。 グンカンドリかな…。
(タム)陸上の動物?よく見て。
ホッキョクグマ!
(モリー)カメ!当たり!
(タム)次は 何?
モンティが ガラパゴスで見たい生物がもうひとつ あります。
(タム)サメだ。
うん!当たり!
幼い頃から サメに夢中で 私の部屋は
サメのポスターだらけでした。
最初に サメを見たときのことを
よく覚えています。
(モリー)あっちのほうに サメが見える。
2匹いるよ。
初めて見た瞬間 ドラゴンや神話の怪物と
出会ったような気がして→
それ以来 ずっと
サメに心を奪われてきました。
類いまれな生物だと思います。
恐竜よりも古くから存在し その姿にはあらがえないほどの魅力があります。
モンティは ガラパゴスの子どもたちが
サメを どう思っているかを→
知りたいと思いました。
モンティは アイラが通う学校にやって来ました。
子どもたちに サメについての話をし→
最上位の捕食者との関わりについて話し合うためです。
サメの感覚器官は いくつ?
(少女)6つ。6つ! そのとおり。
エミリオが海で泳ぎます。
泳ぎ続けて。 溺れないように。
この中で サメが怖い人は?
サメは 普通 人の恐怖を引き起こす存在です。
しかし ここでは 事情が違います。
寒流と暖流が 常に混ざり合うガラパゴス諸島の海。
30種類以上のサメにとって
理想的な安息の場所ともいえます。
サメは ガラパゴスの人々にとって→
身近な存在なのです。
ガラパゴスの沖合に生息する動物たちの
未来は 君たちにかかっているんだ。
地元の子どもたちが サメに
親しんでいる様子を見て→
モンティは 娘のアイラにも
同じ経験をさせたいと思いました。
一家は 野生動物ガイドのパブロと
ある特別な場所へと向かいます。
(パブロ)これから探しにいくのは→
海の中にいるサメだよ。
野生のサメだ。
1匹 2匹 3匹。
もっと いるかも。
怖がって 当然。
サメ好きの私でも サメだらけの海に
突き落とされたら 嫌かも。
よ~し。
準備できたよ。 行こう!
よし 行こう。
アイラは乗り気ですが母親のタムは心配しています。
(タム)この下には