い固さの生地に
なるまでこね上げ、再び発酵させ
ます。
山内さん夫婦がつくるパンは、全
部で7種類。
食パンやぶどうパン、くるみパン
は、440円。
ライ麦パンやよもぎパンは、22
0円です。
といいつつ、30年間値上げせず
に
やってきたんだとか。
そこで節約!この発酵庫も自分でつくったんですって。
実は宥厳さん、元家具職人!
そんな宥厳さんも、去年の夏の暑さには
耐えられなかったようで、奮発し
て、あるモノを購入。
「Qこれ手作りですか?」
元家具職人で、パンとは無縁の人生を送っていた
宥厳さんが、パン作りの道に入っ
たのは
「ある病気がきっかけ」だった、
といいます。
ぜんそくを患ったのは20代後半。
当時、幸子さんと結婚していた宥厳さんは
知人から天然酵母でつくるパンが
健康にいいらしいと、
聞き2人で力を合わせて、パンづ
くりをスタート。
ただ当初から、毎週1回、月曜日
だけに
限っていました。
一体、なぜ??
実は宥厳さん、本職はお寺の住職。
38歳のときに出家。
以降、何かと忙しく、毎週月曜日
だけ、
パンを作ってきたのです。
催促の電話を受ける幸子さん。
パンは1日に800個しかつくれ
ないため
ほとんどが通販の予約で完売。
3ヶ月待ちの状態だけに、きっちり管理して
発送しないといけない幸子さんで
すが、
お客さんがやってくると
なけなしのパンを、ついプレゼント。
喜ぶ顔が、嬉しいんです。
結婚して54年。
独特な人生を歩む宥厳さんとの時
間を振り返ると…
ということで、幸子さんがいなく
なった
時を見計らって宥厳さんに聞いて
みました。
遠くからツッコミを入れるのは、
事務所に戻ったはずの幸子さん。
魔女も、袋詰めがピークを迎える
午後3時になると…
弱音を吐くのもつかの間、発送す
る箱に
パンを分けていきます。
間違いがないようにチェックするのも
幸子さんの担当です。
箱詰め作業も一段落。
2人にこんな質問をしてみました。
仕事が終わると、幸子さんおいしいパンがつくれた
ことに感謝しながら看板を拭きま
す。
「ご苦労さん、もう今日はこれで
終わり、帰ろか」「はい、帰りま
しょ。どーもありがとうございま
した」「Qあと何年ぐらいは?」
82歳と88歳の夫婦がつくる幻
のパン。
食べて笑顔になってくれる人がい
る限り、
2人は作り続けます。
やっぱり、
幸せっていう
調味料が一つ入っているのかなあ。
たくさん入っているんじゃないで
すか。
食べてみたいですね。
88歳で
愛してるよと言えるのと、
あと何年?10年、
これはすばらしい。
和歌山県白浜町のアドベンチャー
ワールドでジャイアントパンダの
赤ちゃん「彩浜」が親子で屋内運動場にデビューしました。
去年8月に生まれた時は体重
75グラムと小さかった「彩浜」も今では
7680グラムとすくすく成長し
お母さんパンダの「良浜」と
仲良くじゃれ合う姿を見せてくれ
ました。
当分の間午前10時15分から
午後3時まで公開されます。
癒やされる。