Categories: 未分類

2019/01/21(月) 00:00〜00:45 地球ドラマチック「動物たちの24時間 ジャングル編」[二][字][再]


(時計の音)
太陽が 更に昇っていきます。

ジャングルの気温も上昇します。
(時計の音)
気温が上昇すると 変温動物の爬虫類たちが行動を開始します。
爬虫類が行動するには
太陽が欠かせません。
ジャングルでは 地上まで届く太陽の光は
ほんの僅か。
太陽の光を巡って 熾烈な競争が
繰り広げられます。
若いグリーンバシリスクが
日当たりのよい場所を見つけました。
ところが 日光浴を邪魔する者が
現れました。
若いバシリスクよりも 体が大きく
トサカもある立派なオスが→
若者がいる日だまりを
じっと見つめています。
若いバシリスクは 決断を迫られます。


闘うか…。
逃げるかです。
♪♪~
行き止まり。 残された道は ただひとつ。
♪♪~
命懸けの大ジャンプです。
♪♪~
重力に逆らって 水面を移動するには
軽い体と 非常に特殊な足が必要です。
水面に触れる瞬間 足の指のヒダに
空気を閉じ込め 浮いた状態を保ちます。
一方 この大きなオスは
体が重すぎました。
若者が水面を駆け抜ける姿を
見つめるしか ありません。
(時計の音)
正午。
太陽の光は 一層強く 降り注ぎます。
(時計の音)
ジャングルの湿度は
90%を超すこともあります。
多くの動物にとっては
シエスタ 昼寝の時間です。
中央アメリカのジャングルには
この時間帯から→
ようやく 活動を始める動物もいます。
ミユビナマケモノです。
♪♪~
ジャングルの木の上のほうに生息しているいわば 「太陽電池式」の生き物です。
♪♪~

ナマケモノは代謝のスピードが非常に ゆっくりで→
自分の体温を保つのすら 一苦労です。
♪♪~
しかし この日は
怠けている暇はありません。
ミユビナマケモノは 青々とした
セクロピアの若葉が大好物。
今 新しい木を探しています。
それは 新しい木まで移動することを意味します。
ナマケモノにとっては
何時間もかかる大移動です。
♪♪~
長くカーブしたカギ爪を使って木登りをします。
♪♪~
ナマケモノは 他の哺乳類よりも頸椎の数が多く→
頭を およそ270度→
回転させることができます。
そのため 目的地を 常に
確認することができます。
♪♪~
ナマケモノは この旅で最も複雑な動きに挑みます。
木から木への移動です。
♪♪~
次に待ち受けるのは 長~い木登り。
まだまだ 何時間もかかりそうです。
♪♪~
午後になると ジャングルは猛烈な暑さに襲われます。
夕方前には 強烈な気温の上昇により
天気が大荒れとなります。
木々の葉は 温度が上がると

水分を放出します。
1本の木から およそ2,000ミリリットルもの
水分が 上空へと送られ…。
巨大な雨雲が形成されます。
熱帯の暴風雨です。
(雨の音)
1時間に 50ミリもの雨が降ることもあります。
(雨の音)
(雨の音)
雨がやむと 今度は
無数の虫が姿を現します。
(虫の音)
ノドジロオマキザルにとって虫は やっかいな存在です。
♪♪~
しかし サルたちは虫を寄せつけない方法を知っています。
♪♪~
コショウの仲間の葉を使います。
葉に含まれる油には 殺菌作用があり
かゆみを和らげてくれます。
更に 自然の防虫効果もあります。

Page: 1 2 3 4

ikatako117

Share
Published by
ikatako117