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2019/01/27(日) 01:00〜01:45 地球ドラマチック・選「中国 パンダ保育園」[二][字]


人間に近づかなくなるからです。
妊娠したメスが
他のセンターから運び込まれ→
ここで出産します。
生まれた赤ちゃんたちは将来 野生に戻る候補生です。
子供たちは 野生に近い環境で
生きるすべを学びます。
さまざまな植物のにおいを覚え
木登りで筋肉を鍛えます。
母親と一緒に暮らすのは2歳まで。
自分で生活できるようになると→
センターに隣接する

自然保護区に放されます。
野生に戻ったあとも
成長を観察するため→
電波を発信する首輪が
取り付けられます。
パンダの子供たちを
野生に戻す試みは→
2006年に始まりました。
最初は失敗に終わりましたが徐々に成果が表れ→
今では完全に野生に戻るパンダも
出てきています。
パンダを保護し 数を増やすための
さまざまな取り組み。
碧峰峡の保護センターでは→
ミンミンが出産して1か月がたちました。
3日間も陣痛に苦しみ 一時は
死産のおそれもありましたが→
母子ともに無事でした。


赤ちゃんの生育状態は体重で分かります。
赤ちゃんは日に日に変化します。
徐々に姿が母親に似ていき鳴き声も しっかりしてきます。
(鳴き声)
今の体重は1.3キロ。 理想的です。
飼育員は なるべく
手を触れないようにします。
変わった においがつくと
赤ちゃんを戻した時に→
母親が
拒否するおそれがあるからです。
全ての作業を
できるだけ手早く行います。
ジンバオバオは1歳のメス。
7歳になる母親 ツァンメイと共に碧峰峡のセンターで過ごしています。
ジンバオバオは束縛される事が嫌いです。
ひとりでいる事を好み→
母親が室内にいる時は
必ず外に出ています。
ジンバオバオは 木の上が大好き。
お気に入りの木の上で多くの時間を過ごします。
昼も 夜も そして 雨の日も。
母親は上がってこないので木の上はジンバオバオの天下です。
毎日 より高い所を目指します。
高い所の樹皮の方が味がいいようです。
理想的な居場所に思えましたが→
あいにく木の上には先客がいました。
ハチです。
ハチは無断で侵入してきたジンバオバオを追い払おうと→
攻撃を仕掛けます。

これには ジンバオバオも たまりません。
慌てて低い方へ避難します。
とはいえ このまま引き下がるわけにはいきません。
再び よじ登り
ハチとの戦いに挑みます。
とうとう降参のようです。
こうなれば他の木を探すしかありません。
ジンバオバオには
何とも不本意な一日となりました。
嫌な事は まだ続きます。
飼育員が室内のジンバオバオのもとへやってきました。
パンダの子供は 1歳を過ぎるまで
定期的に体重を量ります。
麻酔をかけずに
健康状態をチェックするには→
これが最善の方法なのです。
しかし 気難しいジンバオバオは素直には飼育員に従いません。
♪♪~
体重計に乗るのを嫌がり何度も逃げてしまいます。
今度は
じっとしていてくれるでしょうか。
♪♪~
別の日に改めるしかなさそうです。
ジンバオバオが
母親のそばに戻されました。
久しぶりで うれしそうです。
ハチや飼育員との戦いに疲れたので→
母親と遊ぶのが
楽しいのかもしれません。
長い時間 離れて過ごしてから

再び絆を確かめ合うのが→
この親子の やり方です。
まもなくジンバオバオは自立の時を迎え→
親子は離れ離れになりますが
今は まだ甘えたい盛りです。
そして またもジンバオバオは→
ひとり気ままに木の上で過ごします。
ジャイアントパンダは
他のクマ科動物と違って→
冬眠しません。

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