ハイム 妹とペアで踊らないと勝てないぞ。
やだ! やだ やだ。
ダンスだよ けんかじゃない。
すばらしい。 とてもいい。
(ケイト)よかったわ。
このコンテストは
ペアで踊るのが決まりだったね。
優勝は たくさん一生懸命
踊ってくれた組だ。
勝者は… シャーロットとハリー。
やった。
イェーイ よかったよ。
ありがとう。
リスのトロフィーだよ。
2人に拍手を。
うちに持って帰っていい?
おまえが踊らないからだぞ。一緒に踊れば 僕たちが優勝したのに。
(ハイム)どけよ。 僕の番だ。
(ゾハラ)うちのお兄ちゃん ウザいよね。→
普通に踊ればいいのに いつも
変な ブレークダンスみたいなの踊るんだもん。→
私 ダンスなんて嫌い。
(ハイム)みんなで何かを競争することになって→
トロフィーが かかっていても
ゾハラは やらないんだ。→
僕が一生懸命やってるのに
ゾハラは こんなふうに座ってるだけ。
行くよ!
(ウォス)弟や妹は 兄や姉とは違う自分を作ろうとする傾向があります。→
それは直接 競争することを
避けるためでもあります。→
ゾハラの行動には勇気が必要です。→
自分は独立した存在で「ダンスはお兄ちゃんのもの。 私はしない」と→
兄に主張しているわけですから。
ここにいるのは男だけだよ。男の場所だから。
男は男 女は女と仲良くする。
女は嫌い。 ママと先生以外は。
次の課題は 障害物競争。
今度は きょうだい同士で対決します。
よ~し 最初のレースは
ハイムとゾハラだ。
いいかな? その木のところに並んで。
(パイク)きょうだいが力を合わせる課題とは異なり→
このレースでは きょうだいの一方が勝ち
一方は負けます。→
身体的に不利な状況は 弟や妹たちが
日々 直面するものです。→
彼らの対応能力に注目します。
絶対 僕が勝つ。私よ。
ハイムとゾハラの体格差は歴然ね。
行くぞ。
(パイク)かわいそうに。
ゾハラには結果が分かってる。→
自分が あまりにも不利で
ハイムには勝てないと。
よ~い 3 2 1。
(パイク)それでも競おうとしてる。(ウォス)頑張ってるね。
(ケイト)ゾハラ 急いで!
丸太の上で 10数えて。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10!
お~ ハイム! いいぞ。 勝ちだ。
(泣き声)
ハイム なぐさめてあげなよ。
この年頃の子は 弟や妹への気遣いが
足りなくなることがあります。→
あまりにも長い間
きょうだいで競っているために→
つい 思いやりを忘れてしまうんです。
休憩のあと 弟や妹たちが有利になるようルールが変更されました。
次からは 下の子が先にスタートを切る。
いいかい?
よ~い 3 2 1 ゴー!
行け 行け 行け!
きょうだい間の競争は
立ち直る強さや 感情を制御する方法→
さらに全力を尽くす方法を
教えてくれます。
カゴに入れるんだ ゾハラ!
イェーイ! 勝者のゾハラに拍手を!
ハイムの方が大きいから
自分より優れてると思う?
ううん。 だって小さくたって
時には相手に勝てることがあるもん。
よ~し 最後のレースだ。
最後は ジョージとジャック。
3 2 1 ゴー!
よし ジョージ 集中して。
あ ジャック?
10数えたら引き返して! そうだ!
もうゴールしちゃうよ。
イェーイ!最後まで頑張れ ジャック。
(ケイト)頑張って。
よくやった。
すごいぞ ジョージ。
賞品は?
弟や妹が勝つと きょうだいの間の
力関係が揺らぎます。
(ハワード ジョーンズ)もともとの関係が
揺らぐことで 兄や姉は動揺し→
屈辱的な気分になるんです。