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2019/02/25(月) 00:00〜00:45 地球ドラマチック「古代エジプト 王女の墓の謎」[二][字][再]


19世紀ではなく はるか3,000年前。
しかも 墓荒らしのあとは ずっと
封印されていたことが分かりました。
すなわち 王女の墓を荒らしたのは
古代エジプトの誰かということです。
墓荒らしは 古代エジプトに

特有の現象です。
宗教では 亡骸や副葬品を完璧な状態で
保存することが→
極めて重要だと
されていたにもかかわらずです。
ただし KV64が ほかの墓と異なるのは
いつ だれが墓荒らしを行ったのか→
犯行当時の証拠が
そのまま残っている可能性が高い点です。
古代エジプトで起きた犯罪の現場が
3,000年間 封印され→
現在まで保存されているということです。
墓荒らしの時期を特定するのが難しいのは→
それが何度も繰り返されたからです。
考古学者たちは 墓荒らしがいつ起きたかを特定するのは→
ほぼ不可能と考えてきました。
KV64から ほど近い→
古代エジプト最大級ともいわれる
豪華な墓でさえ 例外ではありません。
ここは ラムセス6世の墓です。→
とても豪華な壁画が描かれています。→
つい先ほど
出来上がったのかと思われるほど→
大変 生き生きとした絵です。→


誰も立ち入るはずのない場所なのに→
なぜ これほど
きらびやかに飾られたのか?→
それは この部屋がファラオを守護し→
あの世へ行くのを助けるための場所だったからです。→
つまり 復活のための部屋です。
壁画は ほぼ完璧な状態ですが→
部屋の中は 何百年にもわたり
繰り返し荒らされました。
これは王の石棺です。
ご覧のとおり ばらばらに砕かれ何百もの断片になっています。→
向こうに
ひつぎの底の部分がありますが→
同じように 無残に破壊されています。
ほかの墓と同様 ラムセス6世の墓も→
埋葬されて間もなく
墓荒らしに遭ったと考えられます。
その後 何度も荒らされたため→
最初の略奪が いつだったのか分かっていません。
(サリーマ・イクラム)これは 古代の
ギリシャ人によって書かれた落書きです。
当時の人々が
この墓を訪れた際に残したものです。
KV64が発見されるまで
古代エジプトの墓が→
いつ荒らされたかを知る手がかりは
古代の裁判記録だけでした。
その一つ「レオポルド・パピルス」
と呼ばれる文書は→
ベルギーの王立 美術・歴史博物館に

保管されています。
文書には 崇拝すべきファラオに対する
犯罪が記録されています。
驚くべきことに 犯人は内部の者でした。
(リュック・デルヴォー)犯人は 国家の役人でした。→
たとえば 盗賊の一味には
何人もの神官がいました。→
恐らく 生活が苦しい
といった理由から→
墓荒らしを
企てたのでしょう。
裁判記録には 神官たちが
どのようにして 墓の略奪を行い→
犯罪の痕跡を隠したのかが
つづられています。
(リュック・デルヴォー)盗賊たちは王族のミイラから
貴重な品々を[外:F7A3B72FDDEE0AF3248DB4014D8B90FA]ぎ取ったあと→
その上に火を放ち
亡骸を完全に破壊しました。
文書には
判決結果は記されていませんが→
盗賊たちの最後は 明らかです。
間違いなく 死刑が言い渡されました。
KV64の発見によって
墓荒らしに関する文書の内容を→
考古学的に裏付けることが
可能になりました。
盗賊たちは ミイラを引っ張り出し→
包んでいる布を[外:F7A3B72FDDEE0AF3248DB4014D8B90FA]がしすべてを奪って去りました。
かつて記録されたことがない物も

見つかりました。
部屋の壁に残る ハチの巣の跡。
これは KV64が外に向けて開けられていたことを示しています。
恐らく この場所は 一時期
ハチの住みかとなっていたのでしょう。
盗賊たちが
墓を開けっ放しにして去ったため→
外からハチが侵入して 群れとなって
すんでいた時期があったということです。
この墓に最初に埋葬された人物の姿が

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