[ソウル市内のコーヒーショップ]
[ここで働くのが 北朝鮮で
キノコの密売をしていた…]
[政府の補助で入った…]
[将来 カフェを経営するため資金をためている]
[仕事が終わると
ソウル中心部から→
電車やバスを乗り継いで
1時間半ほどの自宅へ]
[韓国の生活に慣れてはきたが→
社会の偏見や差別に直面しているという]
[夕食の準備を始めた
スヨンさん]
えっ?
えっ?
[どういうことなのか?]
[その不衛生な肉すらなかなか食べられなかったのが→
貧困家庭で育ったセインさんだ]
[注文したのは…]
[食感を肉に似せた料理だ]
[彼女にとって…]
[彼女もまた
韓国での差別を経験している]
[複雑な思いで生活する
脱北者は→
今の南北関係を
どう見ているのだろうか?]
[ナラさんの願いは…]
[南北統一を願う脱北者たち。その訳とは?]
そうか~。
あ~ そういうことね~。つらいね それはね。
[韓国での差別を訴える
彼女たちだが…]
ナラさん。
アメリカと日本…。
[家族を残して脱北した
彼女たちに…]
今 現状 自分が脱北して 韓国で
差別を受けたりする現状がある。
そういう状況で…。
そうか~。
[悩み苦しむ子供たちに→
手を差し伸べ続けてきた和尚がいる]
[救った子供は…]
[しかし…]
(女性)どうした?
(女性)どうした?
(女性)全てのことを…。
[子供たちの…]
(男性)お前!
[親は 力でおさえつけることしかできない]
[そんなとき…]
[向かう先は 平成の駆け込み寺と呼ばれる場所だった]
[様々な問題を抱える…]
(廣中)よし 食べよう!はい いただきま~す!
[廣中は→
家にも 学校にも居場所がない子供たちの父親代わりとして→
傷ついた心に 寄り添ってきた]
[子供たちのために疲れた顔一つ見せずに動き回る]
[赤の他人の子供のために
なぜ ここまで できるのか?]
[ある日 廣中は→
25歳の女性からSOSの連絡を受けた]
(廣中)暴力を
受けてるみたいなんですよね。
[その後 無事 中学を卒業し
寺を出ていったのだが…]
[顔には…]
[蹴られるのをかばった手は腫れ上がっていた]
[男の報復が恐ろしくて
警察にも相談できないという]
[廣中は ひとまず アケミを
病院に連れていくことにしたが→
あることが 気掛かりだった]
[実は…]
嘘だ~…。
[と言い張るアケミに廣中は 従うほかなかった]
[ところが その日の深夜1時
アケミから 再び SOSが]
[深夜1時 廣中に…]
[廣中は すぐさまアケミの自宅に向かった]
[男は 覚せい剤をうっていて
非常に危険な状態だ]
[そこへ…]
[しかし 何も話さない]
[と そのとき…]
[その様子を知らせようとしていた]
[廣中は 警察に通報し
付近を捜し回ったが→
結局
アケミは 見つからなかった]
[翌日も
行方を捜していた廣中の元に…]
[浮気相手は 大ケガをしたが
アケミは 無事だった]
[廣中は アケミの父親と共に
迎えに行った]
[しかし…]
ああ。
[この期に及んで 男と