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2019/03/04(月) 18:15〜19:00 キャスト[字]あれから半年…台風21号の被害今も未修理の“屋根”▽学生の制服は必要か


去年9月の台風21号から半年が経ちました。
われわれの暮らしを直撃した「2

つの被害」。
その後を取材しました。
去年9月、関西を直撃した台風2
1号。
近年まれにみる猛烈な風が吹き荒れました。
関空の連絡橋にタンカーがぶつか
っています。
橋が大きくひしゃげています。
関西空港では、最大瞬間風速58.1メートルを記録。
その周辺地域では、大きな被害が
出ました。
あれから半年・・・
「大阪府泉佐野市上空です。いまだなおブルーシートがかけられた
家が点在しています。」
大阪府で最も住宅被害が多かった泉佐野市。
およそ1万1400軒が被害を受
けました。
この地で長年暮らす80代の男性。


自宅の屋根瓦が強風で吹き飛ばされました。
雨漏りに悩まされ、この半年間で
ブルーシートを3回も貼り替えたといいます。
こちらの女性も、およそ30年前

張り替えてから手付かずだった瓦
が、
今回の台風で庭などに落下。
壁の漆喰がはがれる被害も
近年、瓦屋根の住宅が減少し、
瓦を張る職人が減っている中で起きた今回の台風。
その3ヵ月前の大阪北部地震の影
響もあって、
供給が追いついていないのです。
良質な瓦の産地として知られる「淡路島」。
200年以上前から淡路で瓦業を
営むこの会社。
台風直後は、大量の注文が殺到し
ました。
半年たって、今はだいぶ落ち着い
てきているものの
まだ生産が完全に追いつくところ
まではきていないといいます。
台風で飛ばされてしまった瓦。
そこには1つの共通点がありました。
昭和後期に立てられた住宅の屋根
の多くは、
土をしいて、瓦をおいていくとい
う工法。
年月とともに劣化が進み、強風で

飛ばされやすくなっているといい
ます。
現在、出荷されているほとんどが台風に強いこの防災瓦。
値段は、従来の瓦とほぼ変わらな
いといいます。
ただ、設置するには、従来の瓦を
すべて張り替えるこ
とが必要でコストがかかります。
そのため、今回被害にあった人たちは従来の瓦で
修理する場合が多く、台風対策へ
の不安が
ぬぐいきれないといいます。
一方、私たちにとってもう一つ身近な被害となったものがあります。
それが大規模な「停電」です。
電柱が根本から3本折れてしまっています。
関西電力管内では、当時最大でお
よそ168万軒が停電し、
復旧には、1週間以上を要する場
所もありました。
私たちの生活になくてはならない
電気。
停電が長引くことが、命の危険に
つながりかねない。
それを身を持って体験した家族が
いました。
「はい、どうもきょうはよろしく
お願いします。
こうちゃん、大井田さん来たよ。
大阪市福島区のマンションに住む
青野広美さん息子の晃樹さんは、

生まれつき、重い障害があります。
口から食事をとることが困難な晃
樹さん。
腸から身体に栄養を入れるための
機器や、
酸素を送り込むための機械などが
手放せません。
その機械を動かしているのは、電
気です。
内蔵バッテリーで丸1日ほど動く
機器はあるものの、
停電が長引くと、命の危険にさら
されてしまいます。
去年9月、それが現実となりまし
た。
この動画を撮影した直後の午後2
時ごろ、
青野さんの住んでいるマンション
が停電します。
電線に飛来物があたったことが原

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