これは最高のシンプルなでも 一番おいしいソースかもしれない。
石田さんが泊まる町の
ゲストハウスを訪ねた。
スタジオ
すごっ。 かわいい部屋。
かわいいですよね。
石田さんは10歳の息子と2歳の娘を持つ母親。
スタジオ
え~ かわいい!
夫から送られてくる写真を見るのが
何よりも楽しみ。
業界では珍しい
ママさんバイヤーの石田さん。
これまでの歩みも ちょっと風変わり。
大学卒業後 大好きだったワインの道へ。
しかし3年目 退社を申し出る。
順調にキャリアを積んでいたやさきだった。
向かったのは フランスワインの本場…
つてを頼って名門ワイナリーで働かせてもらった。
(石田)やっぱり私には
ワインの知識も足りなければ→
先輩方と比べても
圧倒的な差があると思いまして→
やっぱ本場で どうしても勉強しようと。
スタジオ 日に焼けている。
ワインと出会い
一生つきあっていきたいと→
その道を追い求めた。
更に…。
(石田)やっぱり知識が足りないと
まだ思っていて。 ハングリーに。→
でも 足りないことに
自分で気付いていたので。
帰国後 「バイヤーになれ」と
声を掛けてくれたのは会長だった。
(石田)どうぞっていう感じでしたね。
バイヤーとなった2年後またも転機が訪れる。
バイヤーの仕事の魅力は 人との出会い。
去年 知り合ったこの地方で最も若い女性の造り手。
「古典派の巨匠」と言われた
父の遺志を継ぎ→
姉と2人で
ワインを造っている。
(石田)あれ すごい面白いの。
昔の ほら ワインあける… フフフ。
生産本数が僅かなため→
取り引きできないことは分かっていたが…→
それでも会いにきたかった。
彼女のワインに 「人」を感じるから。
ここで ちょっとブレーク。
この日はつきあいの長い取引先との会食。
実は 超がつく有名人。
世界的に権威のあるイタリアワイン専門のガイドブックで→
最も多くの最高評価を獲得。
イタリアワインの帝王と呼ばれています。
そんなアンジェロさんが
こよなく愛する料理とは…。
ピエモンテを代表する
手打ちパスタ…
特徴は この色。
スタジオ うわ~。おいしそう~。
赤ワインを造る時に 大量の卵白を使い→
余った卵黄を有効活用するために生まれたんですって。
スタジオ
あっ でも じゃあ卵白は入んないってことか。
麺を ゆでたら
あとはバターと からめるだけ。
最後に白トリュフを たっぷりかけるのが
帝王の お気に入りです。
スタジオ
ちょっと そんなさ~。
めちゃくちゃ おいしい。 おいしい!
なんだ こりゃ。
後ろから タヤリンは出てこない。
期待しちゃったけど。
旅も終盤。
訪問するワイナリーも 残り僅かとなった。
研究熱心で 時に変わり者とも評される
ワインメーカーだ。
造っているのは バローロをはじめとした
10種類のワイン。
生産本数は少ないが 他にはない
ユニークなワインを手がける。
飲んでみてほしいと 出されたのは…。
使っているブドウは フランスで高級赤ワインに用いられる…
それを 白ワインの醸造法で
造っているという。
他にはない個性を感じるワイン。
どんな味なのか?
スタジオ
ちゃんと出すんだな。
気になる値段は…。
味と値段 何より造り手の遊び心に惹かれ→
買い付けることにした。
チャラン。おっ。
極上リスト。
1位 2位 3位。
(笑い声)
おいしい?
すごくフレッシュで フルーティーで