覚醒剤使用の疑いでも
捜査する方針としている。
なぜ、幸地容疑者は小林容疑者を
かくまっていたのか。
2人の関係が徐々に
明らかになってきた。
≫逃走を続けていた小林容疑者の逮捕のきっかけとなったのは
昨日、横須賀市内の
公衆電話からの
間違い電話だった。
これがきっかけになったんだとお伝えしました。
今日、新たに分かったことですが
先週の金曜日には
警察の捜査網は
厚木、大和、愛川ではなく
神奈川県内の南のほう
つまり鎌倉、横須賀。
この方面に捜査の網が
かかっていたということが
分かりました。
ポイントは携帯電話です。
小林容疑者は、携帯電話を
愛川町の自宅に残して
逃走をしていたんですが
なんらかの形で手に入れた
携帯電話を持っていました。
実は、その携帯電話というのは
小林容疑者をかくまった罪で
逮捕されました
幸地容疑者の関係者名義の
携帯電話だったということが
分かってきたんです。
つまり、大勢いるいわゆる関係者の中の
1人としてすでに金曜日の段階で
幸地容疑者の名前が
浮上していたということが
考えられます。
そして金曜の夜、知人宅に
潜伏していたとみられる
鎌倉の知人男性のアパートに
警察が踏み込んだんですが
実は、小林容疑者の姿は
ありませんでした。
すでに逃げていたと
みられています。
小林容疑者が
持っていたとみられる
この携帯電話の電波。
これが幸地容疑者の
関係者名義だったということが
大きなポイントとして幸地容疑者につながる情報として
出てきたわけです。
その後は昨日お伝えしたとおりなんですが
幸地容疑者の関係先である
自宅周辺の横須賀市の公衆電話。
ここに話が
つながっていくわけですね。
ところが、幸地容疑者は
小林容疑者については
別の人の紹介で初めて会ったと
供述しているんですがではなぜ初対面といっている
小林容疑者を
かくまったりしたのか。
この点が疑問点として
浮かび上がってきます。
取材を続けている金井記者が
今日も横浜地検前におります。
金井さん、2人の関係性を
警察はどうみているんでしょうか?
≫まず警察は幸地容疑者の
初めて会ったという供述を
疑って見ています。
というのも幸地容疑者のアパートからは
覚醒剤を使用する際に
使うとみられる
注射器やパイプが
見つかっているんですが
こうしたものを
小林容疑者が逃走時に
自宅から
とっさに持っていく可能性は低く
もともと幸地容疑者が
所持していたものとみられています。
とすると、小林容疑者の尿から
覚醒剤の陽性反応が
出ていることに加えて
逃走中に暴力団関係者と
連絡を取っていることや
幸地容疑者が覚醒剤を扱っている
暴力団の
元組員だったことを踏まえて
もともと覚醒剤を介した
仲間だった可能性が
高いと警察はみているんです。
また、小林容疑者は逃走中に幸地容疑者の関係者の携帯電話を
持っていて、大和市から鎌倉市
そして、横須賀市に移動する間幸地容疑者と小林容疑者が
どこかで接触して手助けを
していたものとみています。
警察は