記録的になっていまして
特に九州、多いところで
600ミリを超えていまして
また、鹿児島県内でも
7月の1位を
記録しているところがあります。
この3日間で降った大量の雨が
今、どんどん土の中に
染み込んでいて
そして、地盤が
緩んできている状況なんですね。
ですから土砂災害の危険度も
高まってきていまして警戒の赤いところが
広い範囲で見られて
そして、一番上
極めて危険の紫色が
鹿児島市内や薩摩川内市などに
見られるんです。
この濃い紫色のところは
すでに土砂災害が発生しても
おかしくない
状況のところで
実際に発生しているところも
あるわけなんですね。
渡辺≫この危険度は右下にありますが
午後4時現在の状況。
新しい情報ですね。
今村≫このうえにこのあとまだ
大雨が予想されるんです。
その予想を見ていきますと
このあと、今夜以降も
活発な雨雲が
九州を通る状況が続くんです。
特徴として
黄色やオレンジのところが
細長く伸びて
また線状降水帯になる
可能性があるわけなんですよ。
渡辺≫まさに、鹿児島、宮崎そして熊本県内ですね。
今村≫こういう状況になると
組織化した積乱雲が
同じようなところに
かかり続けますので
また数時間、激しい雨が
続く恐れがあるんです。
そういう危険な降り方を明日
お昼前後までする恐れがあって
この線状降水帯が
できやすい状態が
続きそうなんですね。
渡辺≫できたり、消えたりということになるわけですか?
今村≫そういうことですね。
湿った空気がどんどん入り続けるので
そういう不安定な状況というのが
続きます。
予想雨量として明日までに
150ミリが
予想されているんですが
更にこれ明日だけの話ではなくて
今週、あさって以降も
しばらく大雨が
続きやすい状況なんですよ。
梅雨前線が九州にかかりやすい状況
停滞する状況が続くためなので
九州では、今週1週間で1000ミリを超えるような
それぐらいの大雨の恐れが
出てきているんです。
そうなると災害も
規模が大きくなってくるわけなんですが
そこで、一番大事なのが
身の回りの状況を
確認するということなんですね。
そこで役立てていただきたいのが気象庁のホームページです。
だいぶ見やすくなってきました。
気象庁のトップページで大事なのが、こちら。
危険度分布と書いてある
このバナーですね。
これを押しますと
危険度分布の画面に飛びます。
このうち、上に書いてる
土砂災害、洪水、浸水と
項目別の
危険度が示されるんですが
では今
土砂災害を押してみますと
下の地図に色分けされるんです。
これが先ほど見たのと同じ。
どんどん拡大していきますと
市町村名が出るところまで
拡大していきますので
このように細かい情報が
出るわけなんですね。
これまでは5km四方の表示だったのが
先週から1km四方になりまして
だいぶ地域が
絞られるように
なってきたんです。
今後2時間先までの
予想雨量をもとにして
10分ごと、かなり高頻度で