もう びくともしない方がいい。
やめた方がいいですか?
むやみに近づかない方がいいです。
サイは だから 気の荒い動物だ
っていわれてますけど→
ただ 風が とても気になってて
自分の身を守るためなんですよ。
その 気が荒いとかいわれるけど。
結局 だから 身を守るために今 走り始めたんですね。
ちなみになんですけど
サイは目が悪いって→
聞いたことがあるんです。
今 僕らのことを どこで→
感知してるんですか?
今 においと→
常に耳が
こちらに今 向いてますよね。
音です 音です。 鼻が敏感なので
草を食べる時には→
非常に選びながら 自分の好きな
草を選びながら食べてる。
本当に そういう意味では
原始的な動物かもしれませんね。
見た目だけじゃなくて。
ちょっと質問なんですけれども→
このクロサイっていうのは
やっぱ この近さで見れるのって→
かなりレアなんですか?
非常に まれだと思いますね。
この近さで見れるのは。 だから
今 さっき 僕 堀井さんに→
近づかない方がいいって
言いましたでしょう。
これ以上近づけたら
きっと お尻を向けて→
向こうへ
逃げ去ってしまうと思います。
ちょっと 今 急なハプニングで
こちらもびっくりしたんですけど。
ちょっとね
静かに見てみましょうか。
いや~。
やっぱり 本当に素朴で優しい動物だと思いますよ。
これ あの
角とかレンズとか替えたら→
もっと寄れるんですかね?
それは できない?
今すぐには…。
今 ほら 非常に迷ってる。
なるほど。
今 向かって左側が子どもで→
右側が お母さんだと思います。
あっ そうなんですか。
やっぱ 大きさで分かるんですか。
親子です。
もう非常に警戒をしてますけれど。
本当に それは全て自分の身を守るためのものなんです。
僕たち 今
少しずつ近づいていたの→
風下から回っていったんですけど
顔が見たくて→
ちょっと風上の方に
回り始めたから→
はっと気が付かれたんですけど。
ンゴロンゴロの動物って風で生きてるんです。風で。
雨が風によって
風で雨が運ばれますよね。
だから 全ての動物が
風によって生きてると思うんです。
そういった意味で サイが
最も特徴的だと思います。
そうなんですね。 じゃあ→
その風が運んでくるにおいや音だったりね→
危険を察知してるっていう
感じなんですか?
そのとおりですね。
へえ~!
いや~。 へえ~。
本当に すてきな映像が今 この瞬間→
お届けできてるんじゃ
ないでしょうかね。
背景が すばらしいですよね。
外輪山の。
そしてね 堀井さん
今も クロサイの様子→
ご覧頂いてますけれども→
実は 岩合さんがこちらに入られてからですね→
クロサイの撮影にも
成功されてますので→
ちょっと そちらも
見て頂きましょうか。
これですね。 岩合さん これは
どういった状況なんでしょう?
今 ちょうど我々が
クロサイの親子を→
見てるのと同じくらいの
距離に近づくことができました。
この時は 超望遠レンズを
持っていたので→
これは超望遠レンズで