(笑い声)
え~と 後ろの方 花巻駅に
ご注目頂いてもよろしいでしょうか。
はいはい。
(小田桐)少し進んでみたいと思います。
こちらが
花巻駅のホームになりますけれども→
何線が通っているかは
ご存じでしょうか?
はい。 東北本線と もう一つ。
あと 花巻は何だ?
あっ はい 正解です。
沿岸の方に行く釜石線というのが→
2つ
通っているんですけれども→
手前が東北本線
奥の方が釜石線のホームになります。
あっ 今 来ました。 あれ 何線ですか?
向こう側が釜石線になるんだ。
花巻駅には JR東北本線と釜石線が
乗り入れています。
花巻は
岩手県の南北と東西をつなぐ→
交通の要衝なんです。
賢治が生きていた時代は→
どちらにも蒸気機関車が盛んに行き来し
にぎわっていました。
ところで 林田さん。
はい。
えっ?
イメージは… ほんとにタイトルだけでイメージすると…
形は どういう形状を?
林田さんこんなイメージではないでしょうか。
違いますか?
ああ! あの…→
そうですね ここの部分は こういう感じで
煙を出しながら走ってるようなイメージ。
こういう絵 見たことあるな
そういえばね。
ああ。
(笑い声)いや そうじゃないですかね。
実は ここに
引用が一文あるんですけれども→
これ「銀河鉄道の夜」の
文章なんですけれども… こちら。
「それに この汽車
石炭をたいてゐないねぇ」だね。
(小田桐)ということは?
はい。 なんだか不思議な鉄道の描写だと思いますよね。
うんうん。
この辺 見回してみて いかがでしょうか?
あの あれ… 一番最初のね→
花巻東高校の。(大島)ありましたね!
あの前の道路が どうも あれ
線路の跡みたいな。
これも ちょいと そういう感じも
しないでもないですね。え?
それは どの辺からですか?
いや 何となく雰囲気で→
線路の跡かなという。
雰囲気?
いやぁ タモさん 鋭い!
これこそ 花巻にあったもう一つの鉄道の痕跡。
花巻東高校から続く
この道をたどっていくと→
「銀河鉄道の夜」に影響を与えた→
謎の鉄道の正体が見えてくるんです。
というわけで 出発進行!
(大島)この辺りは 軽便鉄道があっち側に走ってるので→
なんか…
…という作品も。
あるんですか?
あります。
その当時のシグナルって
これ… これ式じゃない?
(大島)腕の… あっ そうです。
このシグナルは恋するんだ。(笑い声)
(笑い声)
ああ~!
こんなんなって。
ちょっと赤面しちゃうみたいな。
うん そうなんですよ。
賢治さんって鉄道オタクだったみたいで。
特に…
へえ~。
タモリさんも鉄道お好きですけど
いわゆる何鉄ですか?
私はね ちょっと変わってて…
せ… 線路?(小田桐)線路!
いや ちっちゃい時に…
歩くこと10分。いよいよ謎の鉄道が目の前に!
おおっ 電車 見えてきた!
あ はい。
えっ! これ 半分にカットされてるとか
そういうわけじゃなくて?
(大島)いやいや… そんな。
はあ~。え~!
細い!
(小田桐)はい。なんか あれ 変わった形してますね。
そうそう 昔はね こうでね…