ではでは…。
レクチャー お願いします。
はい。
こう 糸を右の針にクルッと掛けます。
そうして 中に入れます。入れるんだ はい。
そして ここを抜きます。
これが一回の「編む」という動作です。
今度 三浦さんが… はい。
まずは…。まずは…。針をこの中に 左から…。
左から引っ掛けてあげればいい。
そのとおりです。
そうしましたら えっと
とりあえず この針2本→
左手で ちょっと持ってて下さいね。
持っててあげて。
この糸を こっちから…。
そうです そうです。
で この中にグッと押し込む。
グッと押し込んであげて こう…。
はい。 すご~い 三浦さん。
これ抜いて下さい。
抜いた。
編めた。これで編んでることになるの?
もう一回いきましょう。
下から入れ込んであげて…。
そうです。
で こう 持ってあげて…。
クルッと掛けて…。
で ここを入れ込んであげると。
そうです。
で ここを外してあげたら→
一つの 編み目っていうんですか…
出来ると。
楽しくない?
お世辞でなくて…
うそでしょ。 アハハハハ…。
すご~い。
私 じゃあ次 何も教えないから
やってみられます?
手つきが… すごい。
手つきが編み物のニッターだわ ニッター。
ニッターになってます。
ニッター春馬にすればいいのに。
改名?
(笑い声)
おっ 最後の目もちゃんと入れた。
楽しい。
へぇ~ 女性たちは
こんな楽しいことをやってたんだ。
そうです。
ほら 出来た。
あっ それで
同じことやってくのか こっちで。
へえ~ おもしれぇ。
超上手じゃん!
三浦さん 見せて頂けますか。
初1列 編みました。
うまい。
楽しかったです。
もし… 初めてね
こういう編み物をもらった時に→
今 ちょっと知れたから 大変さを。
あぁ~。
だから より 何だろう…
アッハハハ 大変!
逆に。 言っちゃったからね 今。
ヨーロッパで 知られざる編み物の世界を巡る旅。
旅をするのは…
三國さんのニットはその優しさと着やすさから→
編み物好きの絶大な支持を集めてきた。
また 東日本大震災のあとは被災地の編み手と共に→
ニットを通じた復興にも力を注いでいる。
ニット界をけん引する三國さんが憧れ続けているモノがある。
「幻」と呼ばれるニット。
ニットに見えてきた 雲も。
やって来たのは 北欧スウェーデン
第2の都市 イエーテボリ。
世界各国の文化が出入りする港町で→
大航海時代には あの東インド会社の拠点も置かれていた。
三國さん憧れのニットも
この地で生まれた。
「ボーヒュースニット」。
50年代を全盛期に→
美しいデザインと品質の良さで
多くの女性をとりこにした。
この小さな街で生まれたニットが
海を渡り→
アメリカやカナダでも大流行したという。
しかし 今は生産されていない。「幻のニット」と呼ばれるゆえんだ。
へえ~。
三國さんは これまでも世界中で数々のニットと出会い→
編み物の世界を旅してきた。
かわいい~!
手始めに 街のビンテージショップで
ボーヒュースニットを探してみるが…。
ボーヒュースニット…。
生産が終了して50年。簡単に手に入るモノではないという。
Thank you.
僅かな情報を頼りに向かったのは地元の博物館。
あっ あった~。