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2019/12/29(日) 21:00〜21:50 NHKスペシャル 証言ドキュメント 永田町・権力の興亡「最長政権 その光と影」[字]


野党第1党の民進党が組めば→
安倍に対抗できるのではないか。
前原は ある政界の実力者に助言を求めていた。
かつて 政権交代を2度にわたって

実現に導いた 小沢一郎。
小池とは 以前から水面下で
接触を重ねていたという。
小池を旗頭にして戦えば
安倍を退陣に追い込めると考えていた。
ただ 小池が


本気で政権交代を狙う覚悟があるのか→
小沢は気がかりだった。
そして 9月25日安倍は衆議院の解散を表明した。
大義としたのは
消費税の使いみちの変更に加え→
北朝鮮情勢への対応だった。
同じ日 小池が新党の立ち上げを発表。
小池新党には 入党希望者が殺到した。
頑張ろう!(一同)頑張ろう!
頑張ろう!
(一同)頑張ろう!
(拍手)
ところが野党結集への歯車が狂い始めていく。
新党の立ち上げを発表した翌日
前原と小池が秘密裏に会談。
しかし その場には→
当初 出席すると見られていた小沢の姿はなかった。
3人の思惑に ズレが生じ始めていた。
更に…。
小池が 安全保障政策や憲法観で
一致しなければ→
公認しない考えを表明。
当初の勢いは 急速に失われていった。
その後 民進党は分裂。
与党の圧勝を許すことになった。
(拍手)
解散という切り札で危機をしのいだ 安倍。
翌月 支持率は大幅に上昇し→
安倍一強と野党の多弱化に拍車がかかることになった。
ところが 衆議院選挙から 僅か半年後。

内閣支持率が再び逆転。
それは 政権の屋台骨を揺るがす→
これまでにない深刻な危機だった。
安倍を支える麻生の足元で
前代未聞の不祥事が発覚したのだ。
財務省が 森友学園への国有地売却を巡る
決裁文書を改ざん。
それまで否定してきた
事前の価格交渉をうかがわせる記述や→
政治家や安倍の妻の昭恵氏に関する
記載などを削除。
改ざんされた部分は
300か所以上に及んだ。
財務省のトップとして
どこまで事態を把握していたのか→
麻生が 当時について語った。
財務省の理財局長だった 佐川宣寿。
改ざんが発覚する前→
政治家の関与などを強く否定していた。
こうした答弁との整合性をとるために
改ざんが行われたとされた。
今 辞める理由は何でしょうか?
なぜ このタイミングなんでしょうか?
佐川は国会審議を混乱させた責任を取って
国税庁長官を辞任した。
大変申し訳ありませんでした。
更に 近畿財務局の職員が…
…などという内容が書かれたメモを残して
自殺した。
民主主義の根幹に関わる不祥事に

財務省のトップである麻生が→
どう責任を取るのか。
追及の声が高まった。
大臣 辞任ありますか?
大臣 お答え下さい。
これに対し 麻生は
辞任を一貫して否定し続けた。
ところが
今回の取材で 麻生が口にしたのは→
これまで表で語ってきたのとは
全く異なる考えだった。
この時 安倍と共に麻生を強く引き止めた
甘利。
政権にとって 致命傷になりかねない
事態だと感じていた。
安倍を支え続け 政権の骨格の役割を
果たしてきた 麻生と菅。
時に意見の異なる2人の実力者が→
互いに協力したりけん制したりすることで→
政権のバランスが保たれてきたという。
それが崩れることを恐れたのだ。
安倍や甘利らの説得の結果
麻生は職にとどまった。
不支持が支持を上回る状況は
3か月にわたり→
その後も きっ抗する状況が続いた。
しかし 安倍はその後の内閣改造でも麻生を続投させる。
公文書の改ざんに対する
世論の逆風を浴びながらも→
政権の骨格の維持に


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