♪♪「ハロー ハロー お元気?」
♪♪「今夜
なにしてるの?」
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♪♪「どこかへ一緒に行こう」
♪♪「だからもう I love you so」
♪♪「I’d love to be backin your heart」
♪♪~
大きな蛇行と 四万十川の成り立ちにはどんな関係があるんでしょう?
タモリさんが
やって来たのは→
河口から80km
四万十川の中流域。
四万十川ですね。
(川村)はい。
(笑い声)
より高く感じる。
(川村)では この先に行ってみましょう。
はい。
♪♪~
あぁ~。
おお…。
え~? 意外な…
上がってね 来ると。
ん?
意外な地形ですか?
うん。
タモリさんの目の前に現れたのは
川から20mほど高い場所にある水田。
上空から見ると
深い谷のなかほどに→
なぜか広い平地が
広がっています。
実は これこそ 四万十川の成り立ちを
教えてくれる手がかりなんです。
とすると これ…
そうです。ねえ?
すごい。
はあ~。
こういうふうに蛇行して。
で それが…
そう! ここは 数万年ほど前まで→
四万十川が蛇行して流れていた跡なんです。
川は カーブの外側を削る性質があります。
そのため どんどん蛇行が激しくなり→
数万年前には ついに
川がショートカットされてしまいます。
この時 取り残されたのが
かつて川が流れていた場所。
川底は 広い平地になりました。
その後 地殻変動で土地が隆起します。
川は 下へ下へと侵食を続けますが
土地は なおも隆起を続けます。
こうして 川より20mも高い場所に
平地が残ったんです。
でも こういう
もともと こう蛇行してたのが→
こんなに
今の時代まで残るんですね 平地が。
残るんですね 平地が。
残るんですよ。
まあ いずれは ここも こう…。
この辺もショートカットになるんでしょうね。
そうですね。
広い平地では 生活に欠かせない米を作ることができます。
しかも 四万十川は…
川から高い所にある この場所は水害から身を守れます。
一石二鳥の奇跡の場所。
それは 数万年もかけて四万十川自身が生み出したものだったんです。
そしたら ちょっと…
歩いてみましょう。
なんかね…
(川村)はい そうです。
生き物みたいですよ。
へえ~。
ええ! そうなんですよ。
硬い岩盤なんで…
へえ~。
(笑い声)お墓があって 古い家が。
で その先祖の墓もあるという。
あぁ~。すごい これ 景色じゃないですか。
四万十川流域の人々は もともと
平地が少ない中で生きていますので→
そこで…
恵みは上手に受け取って悪いことは上手に いなしてっていう→
そういう暮らしですね。
う~ん。
ちょうど だから…→
川とともに生きていくにふさわしいぐらいの規模の→
村なんでしょうね。
そうです。 はい。
これ 大きくなると
川のこと忘れますからね。はい はい。
そうなんですね。
うん。
大きくなっていくと
川の流れを変えてしまおうとか…。
そういうふうな考え 出てくるんですよ。
川のことは もう全然 顧みず→
都会化していくんだけども