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2020/02/08(土) 19:30〜20:15 ブラタモリ「四万十川・源流へ〜“最後の清流”に隠された秘密とは!?〜」[解][字]


これ ちょうどいい集落の…。
そうです。
ね? 規模なんですよね。
まさに…

川とともに生きる。
こうした四万十の人々の考えを
象徴するものは 他にもあります。
例えば この…
増水時に水没するこの橋には欄干がありません。
流木や土砂が引っ掛からないよう


あえて激流を受け流します。
川の定めるままに生きる。
清流・四万十はそんな人々の知恵が残る場所です。
隆起ですね。
ということで…
この辺全体が隆起してくる。
その理由が分かる場所と…
行ってみましょう。
行きましょう 行きましょう。
隆起 すごいよね。
土地 盛り上がってくるんですからね。
高台をつくり出した土地の隆起は
なぜ おきたんでしょう?
その謎を解くため
タモリさんがやって来たのは→
集落の近くにある山道です。
あ そうですか。 行きましょう。
一見 どこにでもありそうな崖ですが…。
まずは近くで よ~く見てみましょう。
う~ん?
よろしければ…。
はあ。
どうなってんですかね?
なんか ブロックが積み重なったみたいな。
うん。
(たたく音)
この間…。 あ~。
軟らかい これ
すごい もうボロボロだもん。 ほら。あっ!
これ…

そうですね もともとは。
そうです。
(たたく音)硬いですね。
硬いですね。 えっ これ砂岩ですか?
そうです。
ところが この互層 更によく見ると
気になるところがあるんです。
ええ ええ。
そうなんです。地層は 普通なら→
規則正しい
しま模様になりますよね。
でも なぜ ここでは違う種類の岩石が
まぜこぜになっているんでしょうか?
あ… 何だ?
そうです。ねぇ?
メランジュです。
すばらしい。あぁ~。
地質ね 結構フランス語があるのよ。
そうなんですか。
トレビアン! タモリさん!
では メランジュについて説明しましょう。
大陸プレートの下に
海洋プレートが潜り込みます。
この時 海底でたまった砂や泥が→
大陸プレートのへりに押しつけられます。
これを「付加体」といいます。
この付加体に強い力がかかって断層ができ→
そこでグチャグチャになったものを→
「メランジュ」というんです。
というわけで ここで…

今回は ネットで見つけた…
今回は…
おいしそう!
海洋プレートが陸地に沈み込みます。
すると こんなふうに…。
お~。
お~。
メランジュができてくるわけです。
お~。お~。
いいんですか? ありがとうございます。
おいしいです。
(関口)つまり…
(関口)隆起というのは付加体を押しつける→
このプレートの力によって
引き起こされたというわけです。
「四万十帯」とは
高知県の最も南に位置する付加体。
およそ1億4,000万年前以降に
できました。
四万十川は ほとんどが
この四万十帯の中を流れています。
隆起が生み出した山々。
その深い谷底をうねるように流れる清流・四万十川。
この美しい風景をつくり出したのは
大きな大地の力だったんです。
海の底だったんだよね これが。
そう考えると…。
(関口)アハハハ いますね。
え?
あっ カニですね。


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