今 こちら側に見えているのが…。
おお~。
四万十川です。→
随分 姿が変わりました。
随分と… へえ~。四万十川から想像ができない。
更に 上に行くんですね。
そうです。
ここの登山道を行くと
四万十川の源流にたどりつきます。
源流点までは 徒歩25分。
タモさん 頑張って~!
そうです こんな調子です。 ずっと。
なので のんびり行きましょう。はい。
結構…
そうですね。
そうなんですよね!
登りはいいんですけどね→
下りるのは面倒くさいんですよね。
下りるのが しんどい。
よいしょ よいしょ。
あっ ここからも。
あれ? どっちだ これ… こっちか。
そうですね。
そちら行った方がいいと思います。
こっちですね。
♪♪~
まだゴールは遠いっていう感じで。あっ まだまだ続くんですね。
険しい山道を登り始めて およそ10分。
ここで タモリさん気になるものを見つけました。
結構…。
(たたく音)
何だ?
え?
白っぽい石ですね。
ちょっと これ割ってみましょうか。
(たたく音)
何ですか…?
白っぽいよね。
そうなんです。 これ石灰岩です。ここは違ってるんだ。 もう。
そうです。 付加体の石灰岩です。
(関口)そうなんです。
そうなんです!
この石灰岩→
もともとは
海でできたサンゴ礁。
今から2億年ほど前
遠い南からプレートによって運ばれ→
付加体として隆起したものなんです。
四万十川流域の大部分は→
砂岩や泥岩が中心の
四万十帯でしたよね。
しかし この源流点は
別の地質帯「秩父帯」にあるんです。
実は このことこそが→
四万十川の最後の秘密なんです。
源流は違うんですね。
うん。
硬いですよね 石灰岩ね。
今 登ってきた道もむちゃくちゃ急な道を→
つづら折りで
やって来たじゃないですか。
これっていうのは その
秩父帯がつくっている山だから→
こういう急な山。
秩父帯がつくり出した 高くて険しい山。実は これが→
四万十川を生み出す 大きな力となります。
それは 雨。
不入山の年間降水量は→
全国平均の実に2倍近くにも及びます。
太平洋からの季節風が
高い山にぶつかり→
雨を降らせます。
その結果 絶え間なく水が送り込まれるんです。
だから…
これも一つの原因ですね。
じゃあ その秩父帯を感じながら
行ってみましょう。
タモリさん…
(笑い声)
いやぁ でも なんか 空気おいしいですね。
うん。
空気が全然違うね。
はい。
お~。
お~。
渓流って感じがしますよね
こうなってくると。うん。はい。
そうですよね。
お~ ちょろちょろだ。おお!
糸のようですね。
そして ついに…。
これ? はぁ~。
ここが 「最後の清流」四万十川の…
え?
白い棒が。
「(四万十川)の
源流点」。
へえ~。
ここから始まるんですね。
(川村)ちなみに タモリさん…