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2020/02/13(木) 13:05〜13:35 ハートネットTV・選 子どものSOSの“声”(1)「大人が聴き逃さないために」[字]

子どもの頃 父親から虐待を受けた女性。
大人に助けを求めましたが
聴いてもらえませんでした。
今年1月 千葉県野田市では→
小学4年生の女の子が虐待を受けた末亡くなりました。
SOSは出ていたのに
助けられなかった…。
その事実は
社会に大きな衝撃を与えました。
子どもの人権状況を審査する
国連の委員会は→
日本では 「子どもの意見が
十分に尊重されていない」と→
指摘しています。
気持ちが揺れ動いたり→
本当のことを言いだせないこともある
子どもを→
どう守ればよいのか。
子どもが安心して声を上げられて→
それに対して
しっかりと大人が向き合っていく。
そうした環境を作っていくための模索が
NPOや行政などで続いています。
今日からは 2週にわたって
子どもの声を聞き→
権利を守っていくために必要なことを
考えます。
こんばんは。 「ハートネットTV」です。
政府は 今年3月 児童虐待防止法の改正案を国会に提出しました。
そこで掲げられたのが こちら


子どもの権利擁護です。
では 日本では 現在 子どもを守る体制は
どうなっているんでしょうか。
子どもへの虐待など
近隣の人や学校が発見した場合→
市区町村や児童相談所へ連絡します。
親や子どもも自ら連絡する場合があります。
児童相談所は
家庭での養育が困難と判断しますと→
子どもを親から引き離し 一時保護します。
この期間は原則2か月とされていまして→
問題が解消されない場合は
児童養護施設や→
里親・特別養子縁組という形での養育を
決定します。
こうして見てみますと この最初の段階で
SOSを発する子どもがいた場合→
地域や学校 市区町村 そして児相と
さまざまな場所に→
それをくみ取るべき大人がいることが
分かります。
にもかかわらず
なぜ 声が届かないケースが→
後を絶たないんでしょうか。
まずは児童相談所につながった経験を基に→
当事者活動する若者たちの声から
考えます。
当事者の声を集め
社会に発信する活動をしている若者たち。
自身の経験から


SOSを大人に届けることの難しさを→
実感しています。
ブローハンさんです。
義理の父親から
激しい暴力を受けていました。
恐怖で 助けを求めること自体
できなかったといいます。
万里さん。
母子家庭で 貧しい生活の中諦めることが当たり前でした。
愛夢さんは
周りの大人にSOSは発していましたが→
それをきちんと受け止めてもらえなかった
といいます。
そう。
15歳で児童相談所に保護された愛夢さん。
「家に戻るぐらいなら死ぬ」と
必死で訴えます。
そこで初めて しつけではなく
虐待だと認識されたのです。
その後
里親のもとで育てられることになり→
虐待から逃れました。
しかし この時の大人への不信感は消えないといいます。
児童相談所に
40回以上 相談したにもかかわらず→
声をくんでもらえなかった人もいます。
弥生さん。 4歳の頃から父親の理不尽な虐待を受けていました。
家庭内で助けを求めても
改善されない環境。
13歳の時 初めて 児童相談所の職員に

SOSを出し→
面談の場が設けられました。 しかし…。
「親からバカと呼ばれ つらい」という訴えへの→
大人たちからの返答です。
「親にそんなこと思う人いないの。愛情なの」。
「僕にも娘がいるけど
親っていうのはね」。
学校 児童相談所 警察。
相談した どの大人にも 弥生さんの声が→
きちんと受け止められることは

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