全然こだわらないです。
でも、頭の中に浮かべている
聴いてくださっている人の
なんとなくの像と
年齢みたいなことが
ちょっとあって。
深夜は中学生ぐらいのころのなんか、ちょっとねじくれた
自分の分身みたいなものと
少ししゃべってるかもしれない。
朝の番組は
それこそ近所のスポーツジムで
一緒になる
じいさんがいるんですけど
このじいさんが
ちょっとおもしろい人で
この人と話してる感じっていう。
そんなに乱暴な言葉は使わないし
ですますにはなるけど
ちょっと気安いみたいな。
漠然とした人像みたいなのが
まずあって
そこでしゃべり方変わってる…。
船越≫その人と対話をしてるような
ご自身の中では
感覚があるわけですか。
伊集院≫そうですね。
ラジオは特に深夜は一人しゃべりなので
一人しゃべりなんて
おかしなことじゃないですか。
日常生活で
1人でずっとしゃべるって
あり得ないじゃないですか。
あれのコツがちょっと分かったと思ったのが
今日は昼間暑かったよねって
暑かったっていっても俺が太ってるから
そうなったのかなって
思ったときに
それを声に出すっていう。
なんか、こう
お前が太ってるから暑いと
思ったんじゃねえのっていう
架空の声を
頭の中で再生して
俺が太ったからそう思っただけで
そうじゃない人もいるかな。
正確に何度かって手元に
資料がないから
分かんないけど、分かんないなら
言うなって感じだよねって
言ってるうちに
架空の聴いてらっしゃる方が
多分、頭の中に
存在するようになって。
船越≫ツッコんでくれるわけで。
伊集院≫現実に聞いてる方となるべく差がないほうが
いいんですけど。
船越≫何人も自分の中に分身みたいなのがいるのね。
他人という分身が。
小松≫船越さんがおっしゃったのまさに、これがそうですね。
イメージ、よく顔の部分
見てください、いろんな人の形。
美保≫鼻がすごいね!
船越≫1人だからね。
伊集院≫これを昼間から
出していいのか分からないけど
イメージはこんな感じで
漠然とした
全体のリスナーの
大巨人みたいな人がいるけど
それぞれ個人個人は職業も違うし
ちょっと図つ考え方も違う…
大きなあの人と話をしてる中で
そういえば、右のほっぺの役の人
病院で聴いてるかもしれないから
病院で
聴いている人なんかからしたら
俺が体が痛いとかっていうのは
多分、相当わがままなんだろうね
ってなる感じっていうのが
あの絵を見たときに
僕はラジオをやってるときに
個人である大勢みたいなものと
しゃべってて
その1個1個のパーツが
ちょっとずつ入れ替わってる。
船越≫大巨人と会話しながらも
大巨人の中にいる一人一人とも
会話をしていると。
美保≫なんか、小さい人がくにゃくにゃいっぱいいて。
伊集院≫たまに意見言ってくる。
俺は違うよって言ってきたり
私は違うわよ、子育てしてるから
こうよみたいな人が出てきて
その一人一人と
ちょっと話をしてっていう感じ。
船越≫それだけの人を
イメージするためには
それだけいろんな情報も
インプットしてかなきゃ
その人たちの個性が