「うるせえ野郎だ てめえは。いいから 手ぇ貸せ。→
しのふのみでもって
ひょいと立ち上がるんだ。 いいか？→
しのふのみ！
しのふのみ！→
しのふのみ！」。
「はっ！ 抜けました」。
「何をしてやがんだ 本当にまあ。
いいからこっちへ来いよ」。
「カモが来た」。
「シャモがね」。「シャモじゃねえよ カモだよ。→
あの野郎でい」。
「え？ よしましょう あれ。→
体大きいですよ
あんなの 返り討ちに遭っちゃいますよ」。
「いいから。
まずは一旦やり過ごす。→
行け」。 「よしましょう」。
「いいから行け」。
「ああ もう 分かりましたよ。→
お～い 旅人～！ お～い 旅人！」。
「何だ この野郎。 何だ この野郎」。
「あ… ああ…→
怪しいもんじゃありません」。
「怪しいよ お前は。 何だ この野郎」。
「あの あの…
お～ 俺の頭は欲張りだ。→
身ぐちゅびちゅびちゅば～。
言えた」。
「何なんだ てめえ この野郎。
お前 何だな 新米の追い剥ぎだな？→
まごまごぬかしやがるってえと
首っ玉 引っこ抜いて→
ケツの穴 突っ込むぞ」。
「ケツの穴はいけません。→
ケツの穴だけは…。 あの…
身ぐるみ脱ぐから 勘弁して下さい」。
（拍手）
早速でございますがお客様でございまして→
ええ～ 六平直政さん。
誰だと思いますね。
ろっぺいちゃんって
いつも呼ばして頂いております。
そうです。
おはようございます。おはようございます。
ようこそ お越し頂きました。
本日はよろしくお願いいたします。
私はね お友達が少ないんですけど→
その中から あなたがほんとによく出て頂いて。
ありがとうございます。
朝早くから ありがとうございます。
いつも 私の舞台も来て頂いて。
いいえ。 もう→
すごい舞台を いつも見せて頂いて。
力入ってますねえ。
今日は 珍しくスーツ姿。
ええ。
最近 スーツで
いろんなところに出ようかなと思って。
いろんなところって… いろんなところ…。
私も アングラ育ちといいながらもう結構な年になってきましたので→
テレビをご覧の方が
「何だ あいつ アングラ育ちだから→
びんぼ… ねっ 貧乏じみた格好してんなと
思われないように。
いつもと違う服着てるからね
かみましたよ。
ハハハハハハ。
落ち着いて下さいよ。 ねっ いいですか？
名前から入りましょう。
はい。む… むさか。
六つの平で 「むさか」ですね。
この 平を「むさか」って…。
どうして そういう…。
これは 平家ですね はっきり言えば。
秋田の由利本荘市
昔は 羽後本荘っつったんですけど→
そこに超光寺です。
超特急の超に 光。
１，４００年ぐらいに出来て
もうだいぶ歴史もありますが→
超光寺という浄土真宗のお寺が
私の実家でありまして。そうですの。
もう代々 系図が
３７代ぐらい系図が残って…。
それで そういうヘアスタイルに…。
いや これは ただのハゲですけど。
でも ねえ。 あの お寺さんの流れで。
そうです。
それで 平家の末裔。
六つの 平家の→
赤旗ですね 源氏の白旗に対して。
六本の平家の赤旗で→
「むつあか」と読んだんです。
ほう。平を「あか」と。
六本の平家の赤旗ですから。
むつあか むつぁか むさか むさか→
むさかと音がなまったと
亡き父は申しておりました。
そうですか。 いや もう 長い間ね→