≫ただ、小池知事は神奈川の例を出し
慎重な姿勢を崩しません。
≫時短の効果は、地域により大きく差が出ています。
先月7日から夜10時までの
時短を要請した北海道。
一時300人を超えた感染者も
昨日は113人となりました。
その効果が表れたのが人出です。
時短要請を機に徐々に減っています。
一方、東京は先月28日
同じく夜10時までの時短要請を出しましたが
感染者は
増加の一途をたどっています。
人出は時短要請前後でも
大きな変化はありません。
北海道と比べると
時短要請後の人出は
一目瞭然です。
東京都はまだ前倒しは考えていないとしています。
≫2時間の前倒しでも
飲食店にとっては致命的です。
≫こちらの居酒屋では
4月の緊急事態宣言下
夜8時までの時短要請に応じ
売り上げは3分の1に減りました。
小松≫ここからは
感染制御学がご専門
順天堂大学大学院
堀賢教授に伺っていきます。
堀さん、よろしくお願いします。
東京都では今日、888人の新規陽性確認がありました。
堀先生は先週
いわゆる第3波のうちに
1日1000人に迫る可能性も
あるというふうに
おっしゃっていました。
堀さん第3波のピークというのは
いつごろと
見てらっしゃるんでしょうか。
堀≫ピークはまだまだ先で
年末年始で人が動きますので1月の中旬ではないかと。
ここまでは上昇が続くと
思われています。
1日1000人ぐらいの
感染者というのは恐らく年末年始から
年初の間に
超えるんじゃないかなと。
小松≫年末あるいは
年明けてすぐぐらいと。
増え続けるということは
どうやら、変わりないという
読みをされている
ということになりますが
こちらのグラフをご覧ください。
これは東京都内午後9時の歓楽街の人出と
新規感染者数の相関を
表したものです。
赤いラインが
人出を表していまして
横軸が日数ですが
11月の28日から
営業の時短要請が始まりまして
これは、12月延長されて今も
続いています。
人出は実は自粛が要請されたあとも
変わっていないと。
勝負の3週間というのも
ここから始まったわけですけども
それ以降も感染者数は増えていると。
堀先生、この数字は
何を物語っていると
お考えになりますか?
堀≫先ほど、神奈川県知事の話も出ていましたけども
もうお願いしても
みんな、あまり聞く気がない感じになっているんですね。
なぜかというと
コロナとの闘いは
もう1年に
なろうとしていますので
想像より長くて
みんな疲れ切って
ストレスがたまっている
状態だと思います。
私自身は
身近にいろんな患者さんを診て
コロナで亡くなる方も見て
つらさも
実感していますから
感染しないようにということを
ずっと訴えてきたつもりですけど
多くの方々にとってみると身近に感染者が出て
どなたかが亡くならない限りは
もう自分のことのようには思えないんじゃないかと
思うんですね。
なのでこの悶々とした状況に
飽き飽きして、疲れているという
状況で
なかなか皆さん
自分のことのようには
受け取ってくれないんじゃ