それで…→
使うための道路なので これを…
そうです。
話し合いが 平行線をたどる中
不思議な事が起きた。
3頭のヒグマが
周りを取り囲むように現れたのだ。
襲ってくるものだと 一瞬 身構えた
ランド博士。
しかし
ヒグマは それ以上 近づいてこない。
そして 何かを訴えるかのように→
何度も人間たちを見た。
アメリカではありえない光景を
目の当たりにしたランド博士。
興味を抱いた。
「大瀬さんは熊に襲われたことありますか?」って。
ランド博士は 当初の予定を変更して
番屋を訪れた。
おやじは
ヒグマとの関係を どう築いたのか→
静かに語り始めた。
食料を与えないこと。
そして ルシャが世界に誇るべきなのは
人とヒグマの距離感。
ここでは 命を奪い合うことがない。
じっと耳を傾けていたランド博士。
アメリカでは事情が違うと語り始めた。
ありがとうございます。はい。
ご苦労さまでした。
「自然との間には線が引かれるべきだ」。
ランド博士の考えは変わらなかったが→
ルシャの光景は 胸に刻まれたはずだ。
はい どうも!
≪ありがとうございました。
おやじは
番屋の行く末が気にかかっていた。
ユネスコの新たな方針は
今年中にも示される見込みだ。
いつもより少ないながらも
ルシャ川に サケが戻ってきた。
ほら ほら!
ほら…。
ヒグマたちも
なんとか 冬眠の準備ができそうだ。
フフフ…。
人とヒグマが共存するルシャ。
この特別な場所は どうなっていくのか。
そして 自然と人間の関係はどうあるべきなのか。
ヒグマを叱るおやじの姿が
問いかけている。
♪♪~
≪こらっ! こらっ!
♪♪~
2020/12/29(火) 05:10〜06:00
NHK総合1・東京
NHKスペシャル「ヒグマと老漁師〜世界遺産・知床を生きる〜」[字][再]
世界自然遺産・知床にあるヒグマの密集地帯。ここに野生のヒグマを叱って追い払う84歳の老漁師がいる。この現場に密着して3年。ヒグマとの共存の秘密に迫った。
詳細情報
番組内容
世界自然遺産・知床の海で、サケやマスをとってきた漁師の大瀬初三郎(おおせ・はつさぶろう)さん84歳。ヒグマが近づいてくると「こら!来るな!」と大声で叱りつける。すると、ヒグマは静かに去って行く。この半世紀、襲われてケガをしたことは一度もない。去年、ユネスコの委託を受けた調査団が知床を訪問。漁で使ってきた道路や橋を撤去するよう求めてきた。途方に暮れた大瀬さん。そのとき、不思議なことが起きた…。
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