でも… お料理作ってると→
自分が天才やなと思わはる時
ありますでしょ?
ありますね。
あるんかい。(笑い声)
ありますよね。
タイミングがパッと合った時に→
「う~ おいしい!」とか思ってね。
それが もう 料理の醍醐味っていうか楽しい やめられない感じ うん。
これ さっき呑んだ時より
甘みが増しますね。あっ そう。
そうなんですか?
あの… さっきは もうちょっと→
スッキリしてたけど
これ食べたあとに呑むと甘さが…。
さすが。
すごい!
びっくりだわ。
ありがとうございます。
その言葉が出てきたら
もう そうにしか感じられない。
(笑い声)
洗脳みたいな…。
七之助さんの その説得力のある言葉…。
いやいや…。
いや~ びっくり。
確かにね 甘く…。甘く感じた。
結局 サバって
結構ツワモノじゃないですか。
素材的に言うと 香り… 青魚ですから。
一番最悪は臭くなっちゃう…。
臭くなることって 多分 ご経験あると
思うんですよ。あります。
すごく… 嫌なのだけが口に残る。
…で サバを引き立てて甘くするのは僕は スピリッツだと思ったんですよ。
ワインを呑むと やはり
臭みが どうしても出るので→
蒸留酒の方がいい気がするんですよ。
…で ジンのスッとする香りとかスパイシーさとか→
多分 サバ 合うな~と思ったんですよね。
アルコール度数の高い蒸留酒ならば→
クセの強~いサバ君にも
負けることはない。
だが 決して打ち負かしてはいけない。
柔らかな国産ジンボーイと→
スッキリ系ソーダボーイが
手に手を取って→
サバ君を すてきな三角関係に
導いてあげるのだ。
呑みっぷりが やっぱり すてきですね。
堂にいってらっしゃるから。
え? そんなことないです。
おいしいんですもん これ。
ご家族… お父様もね→
お酒 よく召し上がってらしたかと思いますけど。そうですね。
うちの父親も 好きですからね。
お兄様も…。
うちの兄貴も 強いです。
ご兄弟で 呑まはったり…。
しますね。
そうですか。
うちの兄貴が
一番強いんじゃないかな。
あっ へえ~!
うちの家族では。
そうですか~。
強いですね。
やっぱり お話の内容も…。
もう全部 ずっと 芝居の話です。何がやりたいとか。
「こういうのをやりたいから
今度 これやろうよ」とかいう話しか もう。
家族で話してる時は 99.9%
芝居の話だったんで もう昔から。
お父さんと お風呂に入っても?
もちろん。お風呂に入ってる時間も 芝居の話ですか。
そうですね…。
「今日の学校 どうだった?」なんて一回も言われたことない。
(笑い声)
「成績は…」とかさ何にも言われたことない。
「お前 何やりたいんだよ」とか
「セリフ言ってごらん」とか→
「駄目だよ こうやって言われた時に
フッと出なくちゃ」とか。
小学校の頃 よく言われてたのが
「嫌いだったら やめな」って。へえ~。
「2人とも やめるんだったら
養子とるから」って。
ハハハハハ。
でも 既にもう→
デビューしてらっしゃいましたもんね?
もちろん もちろん。
でも 子役の時代から 大人の役になる→
すごく中途半端な中学時代っていうのがあるんですよ。
大人の役もできない。
かといって じゃあ 子役もできない。
それ 変声期っていうんですか。
…だし まあ 中ぞりだのも→
あまり似合わないという状況下の時に→
言われましたね 「どうすんだ?」って。
「これから やってくのか?」っていうのは