強い渋みは ちょっと合わないので→
でも コクが欲しい。 それは
なぜかって言うと 漬けにしてるから。
ハチミツやラム酒のコクを
まとっておる故→
合わせるワインにも
コクやボリュームが肝要じゃ。
一方でポークの脂身は甘い。
ワインの渋みが強すぎるとその甘さを損ないかねない。
つまり
その両方が成立している ぶどうこそが→
グルナッシュ ということじゃな。
お二人が今回「若冲」で一緒に ご共演なさって→
何か撮影の時の面白いエピソードとか
あります?
面白いエピソード…。
何か 面白いというか何か ありましたか?
ハードル めちゃめちゃ上がりましたよ。
ハチミツやラム酒で漬けられたごとき→
濃密な男たちの世界を描いたドラマ
「ライジング若冲」。
2人は ダブル主演じゃったな。
宝暦元年の京は天才たちがしのぎを削る芸術の都。
そこに突然
あの男が現れよった。
わしは いつか あんたに勝ちたい!
それまで せいぜい筆を洗て待っといてんか!
旅をし 本物を見る。
これに勝るもんなしや。
夫婦いうのは
絵も似るもんなんですか?
若冲! 呼んだら答えなさい 若冲。
死ぬまで 私のそばにいてほしい。
死が2人を分かつまで。
何か 現場行って 「七之助さん今日どんな感じかな?」みたいな…。
うわ~ きれいだなって思いながら…。
そう きれい。 きれいですよね。
京都に1か月ぐらい いるじゃないですか。
ずっとね 七之助さんのこと考えてましたね。
怖い 怖い 怖い。
怖いでしょ?うん。
どこか その…
ボーイズラブじゃないですけど→
やっぱ 彼のことをどうにかしよう
どうにかしよう どうにかしようって→
それを ず~っと こう
やってくじゃないですか。
ああ そういう感じなんですね お話が。
やっぱ そうなっていっちゃうんですよね勝手に。
すごく波長が合うというか。
一緒に呑みに行ったりはしてましたね。あ~ いいですね。 そうですか。
ああ そうそう
ちょっといいですか? 一つ。
はい どうぞ。
本当に何も物欲がない人なんですよ。
時計も持ってないんですよ。
車も買ったことがない。
免許持ってますけどね。
あんまり服も買わない。
で 瑛太さん すごいオシャレだと思って。
「オシャレですよね? どうやってコーディネートするんですか?」って話した時に→
こうこう こういうふうなのがいいよ
っていう話をしてくれて→
で 僕は 次の日は
クランクアップだったんですよね。
瑛太さんは撮休だったんです。
なのにクランクアップの時に来てくれて→
フルコーディネートを
プレゼントしてくれたんですよ。
お洋服の?
洋服。え~ すごい!
何? 何 その顔は。
そんな 余計なこと言うんじゃねえよみたいな顔しないの。
いやいや… それって 優しくないですか?
朝起きて 「あっ やばい!」と思って→
「もう買いに行かなきゃ!」と思って
「七之助さんの洋服」って頭が…。
優しいでしょ?
すごい愛を感じます。
全身のイメージがあって。
七之助さん やっぱ ふだんも→
白いシャツとか着られてるから
きれいなシャツと→
やっぱり ちょっと
寒くなってくるから 秋だから→
カーディガンと
ゆったりしたパンツと→
あと 足元は ちょっと ぶっ飛んだ
サンダルみたいなやつ。
そんな感じのコーディネートを
プレゼント。
してくれたんです。
したんですけど ええ。
最後 4品目は
〆なんですけども→
今回は デザートといいますか
少し甘いものといいますか→
ご用意したいと思います。
甘いもの ふだんは召し上がりますか?お二人は。
あんまり食べないんですよね。