はぁ~。
いやいや ちょっと待って。
食べ物の番組じゃないんですよ。
お風呂の番組でしたっけ?
はい お風呂の番組。 まだ序盤ですから。
どんだけ~。
バラエティー番組でも活躍するIKKOさんですが その本職は美容家。
女性の美にまつわる本を
数多く出版されています。
「IKKOの新大久保に行きた~い!」。
(笑い)
「女の法則」。
「女の法則」これ売れたんですよね。
(笑い)
30万部 突破してますから もう。
(富澤)めちゃくちゃ出してます。
まだあんの?
まだ あんだよ。
「脱・コンプレックス」。「脱コン」。
これ 随分 若い頃のIKKOさんか。
40代。 一番細かった頃 はい。
すげえ やせてますね。
すごい やせてたんです。
何で こんなん なっちゃったんですか?
ハハハ! ストレスで太っちゃった。
(笑い)
ストレス。
ストレスで。
ほんとだ。
いや すごいな。 まあ まあ 基本的に
美にまつわる本が多いですよね。
そうですね。
今では 女性の美をトータルでプロデュースする→
カリスマ美容家となった IKKOさん。
ここに至るまでの道のりと→
セクシュアリティを
最後まで認めてくれなかった→
亡き父との話を伺うことに。
まず 小学生の頃ですね。
そうなんですよ。
お母様が…。
それで私 生まれたのが…
「青春の門」のね あそこの炭鉱町なんです。
そうすると 町が もう
男は男らしくっていうね。
気性の激しいね。
いわゆる九州男児っていいますもんね。
ばかりが そろってる所でしょ。
筑豊で パンの仲卸業をしていた父と→
美容院を営んでいた母の
3人目の子どもとして生まれたIKKOさん。
初めての男の子の誕生に
お父さんは大喜びでした。
ところが IKKOさん自身は→
幼い頃から 自分の性別に違和感を感じていたそうです。
ずっと女だと思ってたんです。
それは もう ずっとなんですか?
1~2年まで。
初恋も小学校1年なんです。 ませてて。
それは男の子に?
うん 男の子に私は初恋をして。
そうすると 私の こう 所作とか
立ち姿とか こう 動きを見て→
「オカマ」 「気持ち悪い」
「あっち行け」って言われて→
石投げられるぐらいの勢いでね
こう 育ってきた中で→
いろんなものが かぶさってきて
コンプレックスになっていっちゃったんですね。
貝のように閉じ籠もっていって。
(富澤)確かに何か 貝みたいなとこ入ってますもんね。
いやだ~。
(笑い)
お母さんは どういう方だったんですか?
母はね 意外と 私が姉たちと→
お人形さん遊びしたりとかね
ままごとをしたりとか→
割と しかたないよねっていう
感じだったんです。
だけど 父は もう 全く駄目で
私を何か 引っ張ってでも…
されるわけですよ。
そうすると もう 嫌で嫌で→
父と一緒にいるのが
嫌で嫌で しかたなくて→
知恵熱が出ちゃうぐらい
もう 嫌だったんですね。
お父さんは だから
まだ理解してなかった。
父はね やっぱり 何で
こんな子が生まれちゃったんだろうって→
思ってはいたと思うんですけど。
まさか そのね 私が こう→
心が女だっていうのをね→
まだ そこまでは思いたくなかったんだと思うんです。
すごい じゃあ 結構 もんもんと
生きてる状態ですね。
嫌だな 早く東京行きたいって。
いや~ すごいよな。
小学校で 友達ができなかったIKKOさん。