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2021/01/06(水) 22:00〜22:45 又吉直樹のヘウレーカ! 選「和食のうまいは“マグマ”のおかげ?」[解][字]


はい。
全然違うな 太さが。
やっぱり 又吉くんが切ったほうがちょっと 太いね。
そばって 職人技っていうから
繊細な料理なんだよ。
♪♪~
こちらが 又吉くんが人生で 初めて切ったそば。
なんか 人柄があらわれてるというか
ああ 個性的だね。
食べてみます。 ああ やっぱ
太いのと細いのと混ざってますねえ。
うん。
(笑い声)いや。
太い部分は なんか 歯ごたえあって

おいしいですよ。
歯ごたえありますね。
ありますね。ええ。
のどごしっちゅうもんが ないですね。
ないですね。
こちらが大引先生の作ったそば。


美しいです。
う~ん。 全然ちがう。
う~ん。
これは 近所やったら 通うな。
結局 おだしと こう 絡み方とかね→
やっぱり まさに 和食の神髄やと
思うんですけど。
これ 結構 有名なそばの産地を
地図の上に描いてあるんですけど。
主な そばの産地が こちら。 日本列島の
特徴的な「あるもの」と一致するんだって。
何か わかりますかね?
ええ?
なんだ?
川。
いや 山!
川か山。
人の顔色 見て 答えを決めなさんな。
まあ 山なんですよね。山か。で 山で しかも→
大体 私が聞いてるんですから
想像すれば 火山とかでしょ?
そう。 そばの産地は 火山がある場所と
重なるんだ。
日本には 活火山が
111個もある。世界有数の火山大国だ。
火山の近くでは
よく そばが栽培されている。
なんでなんやろ。
そうなんですよ。そこが すごく大事なとこなんですよね。
火山って 当然 山を成してるわけですから

比較的 標高が高いですよね?
そういう標高の高いところというのは
まあ 寒い 涼しいですよね?涼しいです。
しかも 火山性の土壌というのは 水はけが
いいので お米は もう当然 取れない。
ところが そばは 唯一 そういうところで
育つんですよ。うん。
水が あまりなくても育つと。
水なくても いけるんですか?
そうです。 水が少なくても育つんです。
へぇ~!
まさになんですね。
まさに そうですね。はぁ。
♪♪~
長い歴史の中で 幾度となく 火山が噴火し火山灰に覆われてきた日本。
しかし 人々は 痩せた土地でも
作物を育み→
和食を代表する料理に作り上げていった。
恵みを与えてくれる一方 日本列島は時に 耐えがたい試練も与える。
日本人の土地との向き合い方は
特異なものだと 巽先生は考える。
♪♪~
災害とか 地震とか 火山活動とかとともに暮らしてきたわけですよね。
だから 目の前のお米という
豊かな暮らしと→
津波という たまにしか こないけど
きたら 全滅するよ というものの→
[外:B6308282489AE2D3199CC88000A25BBF]藤が始まったんですけど 日本人って
なかなか したたかなのは→
それを 今度 だんだん 美意識に

変えていったんですよね。
はかなきものこそ いみじけれ
という言葉があるんですけど→
はかないからこそ 美しいんであると。
うん。
結局 それは 桜の花が
日本人は大好きですけど→
あれは はかなく散っていく
散り際が立派だから→
潔く散っていくから 美しいのであると。
弥生時代から始まった[外:B6308282489AE2D3199CC88000A25BBF]藤はどこへいったかというと…
だから どっちかというと え~ 例えば
すぐに なくなってしまったものとか→
え~ 繁栄してたけれども
衰退したみたいなものを→
こう 「鎮魂」みたいな捉え方が
一番 自然かなという。
なんか こう 悲しむだけじゃなくて
悲しみながらも→
無くなってしまったものとかを

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