Categories: 未分類

2021/01/09(土) 23:00〜00:00 ETV特集 選「親のとなりが自分の居場所〜小堀先生と親子の日々〜」[字]

♪♪~
ここに止めてたんだけど 何か この人
文句言うんじゃないかなと思って。
この日 医師が訪ねたのは
自宅で療養を続ける がん患者です。
おはようございます。
おはよう。
家の中を埋め尽くすのは
2万冊の本の山。
じゃあ この辺に…。
こんにちは。ああ こんにちは。お願いします。
患者の…
戦時中 エリート軍人を養成した陸軍士官学校で学びました。
どういうふうに…。
乱読もいいとこだね。
經さんは 腎臓がんの末期。
しかし 本人の強い希望で病院から自宅に帰りました。
一人息子の茂章さんのことを
気にしていたからです。
茂章さんは 20代で
精神が不安定になりました。
以来30年 一日の大半を
家の中で過ごしています。
彼ですか?
うん。
ああ そう。
ということですね。(笑い声)
あ~ 痛いよ。
あ~ 痛い。
社会との関わりをなくした


中高年の子供たち。
彼らが 親の看取りに向き合った
2年余りの記録です。
♪♪~
患者の家を 一軒一軒 回る…
高齢者の健康を支え
看取りまで担う訪問診療医です。
この先生の背中を追いかけると
さまざまな家族の姿に出会います。
ほら これ。
あっ ほんとだ。
はい すいません。
どうも。
お世話さまです。
いやいや どうも。
こんにちは また伺ってます
すいません どうも。
同居する母親の介護を
20年以上 続けています。
3日前はね 12時半に
「じゃあ 寝るね」つって 下おりたら→
2時半 3時半 5時に起こされたんです。
ビーって鳴って。
政久さんの母親は
1か月前に 肺炎で呼吸困難となり入院。
しかし 最期は自宅で迎えたいと
退院してきました。
おはよう。
おはようございます。
正榮さんは 若い頃に離婚。


以来 家族を支え42年間 公務員として勤め上げました。
その蓄えと年金が
2人の生活を支えています。
何 一本で頑張った? 役所?
うん。
ああ そうだね。
それはね でも 当時としてはもう 画期的だね。
要するに ビジネスをやる女性なんて
いなかったからね。 働く女性なんてね。
俺のこと? 何を?
知ってるよ 先生。
息子さんは幸せなんですよ。
幸せ…。
まあ つまり
あなたの 何て言うか…。
つまり お母さんと息子が
ず~っと暮らしてきたわけだから。
だけど それは もう 今までも
いろいろなこともあったけど→
概して言えば
まあ 幸せに暮らしてきてね。
特に もう これ
最終場面だからさ。あはははっ…。
それはそうだよ。 だって あなた
最初に来た時 そう言ってたんだよ。
多少 今は よくなってきて
ご飯も食べられるようになったからね。
今度 息子の健康も 少しね 気遣って。
夜中 2回 起こすとこは1回にするとかさ やんないといけないね。
息子だって 不死身じゃないからね。

政久さんは 子供の頃から→
母のもとを離れることなく
暮らしてきました。
しかし 若い頃には
自立を目指した時期もあります。
最初のとこが 運送会社なんですよね。
その事務だった。
次は あの~ 何て言うか…。
まあ そうですね… お煎餅。
…の老舗みたいなところだったんですね。

Page: 1 2 3 4 5 6

ikatako117

Share
Published by
ikatako117