今夜のゲストは佐藤オオキさんです。
(
今田) よろしくお願いします。(拍手)
まず
我々にしてみたらね…。
どうですか?
実際に自分がここに座ってみて→
見る感じは?
(佐藤) 何か やっぱり…。
あ~
。
後ほど
セットのことについてはですね→
詳しく
お聞かせ願いたいと思います。
さぁ
佐藤オオキさんのアナザースカイ→
どちらでしょうか?
ミラノです。
<佐藤オオキ>
<『アナザースカイ』の新セットを作った男>
<デザインの本場で→
不動の地位を確立した男>
<右も左も分からぬまま→
24歳で 自らデザインオフィスを設立>
<ミラノで研さんを積み→
認められた男>
<彼のキャリアを
決定づけたのは2012年>
<デザイン界で最も権威ある
と言っても過言ではない→
アワードで
グランプリを獲得したこと>
<日本で無名だった男は
ヨーロッパで才能を開花させ→
そのデザインは
我々の生活の一部となっている>
<家具の一流ブランドが
本社を置く→
デザインの本場
ミラノ>
<
nendoも 一等地に居を構える>
<ここが
佐藤オオキのアナザースカイ>
<なのだが…>
<佐藤オオキは パリにいた>
<しかも…>
Thank you.
(スタジオ:
今田) え~ エルメス。
(スタジオ:
中条) え~。
お疲れさまです
。
(
佐藤の声) そこと 共同で→
いくつかプロジェクトが
動いてるんですけどね。
<この日は
一日中 打ち合わせ>
<朝から晩まで
ディスカッションを重ねる>
Bonjour.
<クロエとの打ち合わせを終え→
向かった先は…>
(スタジオ:今田) ヴィトン!
<相手はハイブランドばかり>
<お次は…>
<シルバーウエアの名門
クリストフル>
<ショップのある
サントノーレは→
日本でいうところの銀座>
<佐藤オオキはそこに軒を連ねる→
多くのブランドと
仕事をしている>
(スタジオ:
今田) はぁ~!
<セーヴルの城へと赴いた後→
夕方 再びパリの中心へと戻り→
この日
最後の打ち合わせ>
(スタジオ:
今田) バカラ!
(スタジオ:
佐藤)バカラはグラスもやってますね。
<こうして
パリでの一日は終わった>
いや~
すごいな。
ハハハ…
。
ヴィトンも
何 見ても→
オオキさんのがあるわけですね
今年は。
そうですね
そういうふうになって来ますね。
今…
。
ハハハ…
。
僕の思ってた
目の前の仕事じゃ ない…。
でも
400件もあると→
1つのことに
集中できるんですよね。
うかつに…
。
他のことを考えて…
。
いかに忘れるかが大事なんですよ
。
そうですね
フラットで…。
デザインは
。
今日は調子いいから
いいデザインできるな→
…っていうのだと
持続できないので。
フラットな人生を
送れないかなとは…。
話し方もそうですもんね
。ホントですか。
<変化を好まない>
<望まない男 佐藤オオキは→
2年前にも番組に出演>
あ~ そうですか いや~。
<…というのも相変わらず>
<仕事に向かう姿も→
まるで変わらない>
う~ん こんな感じですね。
(スタジオ:
今田) あっ 同じ。
(
笑い)
自論なんですけど…
。
できれば
それをデザインに使いたいなっていう。
えっ
毎日 同じもの食べてるんですか?
マジですか?
おそばっていうのがこれまた いいんですよね。
どの順番に食べて行こう…
。あっ 選択!
考えないといけない
ここで無駄な選択をしちゃってるんです。
(
笑い)これは いいんです。
(スタジオ:
今田) ハハハ…!
…って言われて
。
っていうふうに思って
。
<天才の活動は続く>
<名だたるブランドは→
佐藤オオキの
どこに魅力を感じているのか>
<デザイン好きなら
誰もが知る…>
(スタジオ:
今田) あ~ 有名な…。
<佐藤オオキは→
これまで いくつものプロダクトを手掛けて来た>
(スタジオ:
佐藤)それをどう商品化するか…。
技術的な部分であったり
。(スタジオ:今田) なるほど なるほど。
(スタジオ:
今田)ミノッティって 家具界でも→
一番すごいとこですよね
。(スタジオ:佐藤) 逆に 自分が→
どう役に立てるのかなっていう→
そのチャレンジが また楽しいんですよね。
<なんと…>
(スタジオ:佐藤) 今 やってますね。(スタジオ:今田) すごいな。
楽しみですね~
。
<ミノッティのデザインを
長年守って来た巨匠は→
なぜ
佐藤オオキを受け入れたのか>
(スタジオ:
佐藤)この人が全部仕切ってるんです。
<スタイルは何ら変わらないが→
ステージだけは上がっていた>
これ
年末やったんですね。そうですね。
お休みとかは
ないんじゃないですか。
除夜の鐘を聞きながら
スケッチ 描いてるっていう→
こういう感じですね
。
デザインを愛してますね
。
起きてる時間は
大体デザインしてるんじゃないですかね。
でも…
。
あ~
そういうのは刺激 受けないんですよね。
<歴史的建造物よりも
細かな所が気になる性分>
<例えば→
ジェラートを食べていても…>
う~ん
。
<これが
佐藤オオキの→
アイデアの種>
<その種をどう育てる?>
うわ~
。
何かずっと
こうやって…。(笑い)
これ
もともとはですね…。
それをあえて
ジュエリーっていうようなものと→
組み合わせたら
どうなるかなという。
面白いな
。おしゃれ~。
他にもあるんですか?
これを こう…。
キュキュキュ~っと…
。
ホントだ
。えっ?
…として使えないかな
。えっ?
どうやって出来てるの?
あ~!
は~!
あ~。
そもそもはですね…
。
…というのがありまして
これを何か→
楽しいものに使えませんか
というお題を頂きまして。
なので…
。
へぇ~!
技術だけあって 使い道がまだ…。
そこに…
。
そういう感覚ですよね
。
すごい発想です
これ。
懐中電灯です
。(笑い)
(
笑い)
<佐藤オオキにとって→
デザインはテクノロジーと人をつなぐ接着剤>
<中には
3年かかるプロダクトもある>
<そう簡単に
答えは見つからない>
<だからこそ→
デザインだけ 考えていたい>
<佐藤オオキ>
<彼は もともと→
デザイナーになる
つもりなどなかった>
…ぐらいに思ってたんですよね
。
<ミラノサローネ>
<世界最大のデザイン見本市>
<そこで行われていたのは→
デザインの歴史に その名を残す→
巨匠の中の巨匠→
フィリップ・スタルクの個展>
<ここで
佐藤オオキの人生は決まった>
一番ビックリしたのが…
。
そういう期待感が
一気に膨らみました。
取りあえず
この辺りにあった…。
あっ!
あれか。
<初めてのミラノで→
自由かつ公平な表現の場があることを知った>
<24歳の若者は→
興奮を鎮めるため→
この店に入った>
<思えば あれが→
初めてのパニーノだった>
…っていうことで。
(スタジオ:
今田)だから本場なんですかね。
まさに
そうです なので逆に→
スーパースターとか
巨匠であっても→
スタルクさんであっても
ダメなものを作った時には→
ものすごいバッシングに
やっぱり…。
なるほど
。
そんな世界に
飛び込んだわけですね でもね。
あっ
そうなんですか?もう ここで 仕事 来なかったら→
もう
つぶれるっていう時に…。
…って脇に抱えて
。
そのまま帰られて
。
やってみたいな~!
逆に やってみたいわ~!
…っていうのは
やっぱり思いますよね。
<大御所でも酷評される→
実力勝負の世界に→
ど素人の分際で
足を踏み入れた>
<そこで
助けてくれたのは→
大先輩たちだった>
…って言われて。
<ライバルであるはずの
友たちも→
惜しみなく助けてくれた>
…っていうようなことを言われまして。
<キングが→
何者でもない自分に→
アドバイスをくれた>
ワ~!
ええ
。
<ミラノは
蹴落とし合う街ではなく→
高め合う街>
<そこで 佐藤オオキは研さんを積み→
2003年から
ミラノサローネに参加>
<ここ3年
大規模な個展を開催し→
長蛇の列が出来るほどの
観客を動員した>
(スタジオ:
今田) そうですよね個人のデザイナーの→
個展ですもんね
。(スタジオ:佐藤) そうですね。
(スタジオ:
佐藤) …というような形で発信してますね。
(スタジオ:
今田)一人万博みたいなこと→
やってるんですね
。(スタジオ:佐藤) そうですね 確かに。
<今や
名実ともに→
世界が最も注目する
デザイナーになった>
<世界的なアートの殿堂
ポンピドゥー・センターには→
佐藤オオキのプロダクトが
3点も収蔵されている>
どっちかというと
。
何か
こう…。
そんな気はしましたけどね
。
<点を線に
面にするかのごとく→
気付かれず
しかし劇的に→
生活を変えて行きたい>
<そのために→
これからも
ひたすら点を打つ>
<打ち続ける>
そういう場所ですね。
<デザイン帳があれば→
どんな常識だって変えることができる>
<そして
彼はまた挑戦する>
その人たちの…
。
ここで
やりたいなと思ってますけどね。
やっぱり…
。
技術さんっていうのは日本人…?
そうなんです。
それを思い切って
ぶつけて行きたいなとは→
思ってますけどね
。そうですね。
<自由で公平な
この街なら→
分かってくれる>
ここが 僕のアナザースカイ。
ミラノです
。
セットね
最初にオファー 受けた時って→
どんな気持ちでした?
とにかく今までと変えてほしいと。
ガラリと変えてほしい
っていうふうな→
オーダーを頂きまして
。
そうですね
。
それをガラリと変える
っていうのは→
嫌だな~と思いましたし
。
森田恭通さんって
素晴らしいインテリアのデザイナーの方が→
手掛けられているので→
つらいなっていうふうに思ったんですけれど。
あの~…
この番組自体が やっぱり→
一つ一つの小さな物語が
集まって来て→
何か風景が出来てるな
っていうふうな印象が→
僕の中で
すごくありまして。
なので
一つ一つの物語も大切なんだけど→
全体の空気感というのも
すごく大事だな→
…というふうに感じたので
。
今回
これ…。
何か
こう…。
…をつくれないかなと
。
グラデーション
一個 取っても→
微妙に
ちゃうかったりとか。そうなんです。
(
笑い)
このセット
これがイタリアのデザイン雑誌に載った…。
空港で
パッと開いたら。
空港に置いてある雑誌に…
。雑誌に→
開いたら
出ていまして。素晴らしい ぴったし。
ちょっと見せて…
うわ すげぇ。
『
インテルニ』っていう一番大事なイタリアの雑誌の。
うわ!
見開きで。はい 紹介していただいて。
すごい!
これ ワンシチュエーションで。あ~ そうかもしれないですね。
いや
すごい 素晴らしい。やっぱり 変化するっていうのは→
怖いものですし
。そうですよね。
皆さん
やっぱり嫌がるんですよね。
長くあればあるほど…
。そうなんですよね。
今
世の中にある当たり前のものっていうのも→
多分
変化しなくてはいけないっていうふうに思っていて。
その当たり前になってるものも
最初に出た時は→
誰かが
何かを変化させたんでしょうね。
そういうことだと思いますね
。
もう
とことんデザインに生きてる方ですね。
今夜のゲストは
佐藤オオキさんでした。
(
拍手)
2018/02/16(金) 23:00〜23:30
読売テレビ1
アナザースカイ デザイナー佐藤オオキがミラノへ。番組新セットを作った男…[字]
デザイナー佐藤オオキのヨーロッパ出張に密着。ミラノ・パリで超大物クライアントと打ち合わせ。世界的デザイナーへの階段。想い出の地で番組新セット作成の秘密を初告白
詳細情報
出演者
【MC】
今田耕司
中条あやみ
【ゲスト】
佐藤オオキ
【ナレーション】
バッキー木場
番組内容
デザイナー佐藤オオキのヨーロッパ出張密着。ミラノ・パリで超大物クライアントと分刻みの打ち合わせ。世界からの依頼は400件!日本の伝統工芸をデザインの力で世界に繋げるとは?デザイン界の巨匠フィリップ・スタルクからメッセージ。なぜ佐藤オオキは世界中で人気なのか…理由が明らかに。自らを育ててくれたミラノサローネ。想い出の場所を再訪し次回の構想を語る。さらにアナザースカイ番組新セットに込めた想いを初告白。
音楽
村治佳織(ギタリスト)
制作
日本テレビ
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番組ホームページ
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