2018/03/21(水) 15:50〜17:53 ten.【激論SP「平成×メディア」田原総一朗が斬る30年▽若一調査隊】[字]

>>平成の時代を切り取り、
伝えてきたメディア。
インターネットが台頭する中、
この30年でニュースはどう変わ
ったのか。
スペシャルゲスト、
田原総一朗さんと一緒に、
メディア激動の30年と未来を生
激論です。
ピョンチャンオリンピックの興奮
再び。
カーリング娘のパレードに、地元
は大熱狂。
そしてきょうは、
ホシケンジャパン、高木菜那選手が生出演。
2冠達成の秘話を徹底研究します。
きょうの若一調査隊は、
奈良県高取町へ。
歴史街道を彩る町家の雛めぐりを老若コンビが大散策です。
>>こんにちは。
関西情報ネットten.です。きょうは、
まもなく終わる平成の30年間を
シリーズで振り返る、
平成ニッポンの特別編でお送りし
ます。
きょうのテーマは、メディア。
ゲストに田原総一朗さんをお迎えして、
揺れ動く30年間をどう伝えてき
たのか振り返り、
激論したいと思います。

ではまずは、
感動を再び。
銅メダル獲得から1か月

カーリング女子がきょう、地元、北海道北見市で凱旋パレードを行
いました。
ピョンチャンの感動、よみがえってきますよね。
メンバーたちはパレードでも最高
の笑顔と感動を届けました。
>>きょう、
北海道北見の町は、
人、人、
人の山。
カーリング女子のパレードを一目
見ようと、
沿道はおよそ1万2000人もの
人であふれました。
そして、正午過ぎ。
>>祝賀パレードがスタートしますよ!
>>そだねー。
>>おなじみの、
そだねーの掛け声でパレードがス
タート。
メンバーの出身地、
北海道北見市の商店街、およそ600メートルを30分かけて進み
ます。
>>おめでとう!
>>ありがとうございます。
>>ありがとう!
それ、かわいい!

>>きょうも笑顔があふれたカーリング女子。
ピョンチャンオリンピックでも、
明るく楽しく突き進み。
>>この一投で、
決めてくるのか。
いやー、
ナンバー1は日本だ!
>>カーリング界初となる銅メダ
ルを獲得し、最高の笑顔であふれ
ました。
>>本当に皆さんの応援があって、とれたメダルだと思うので、
本当にきょうは皆さんと一緒に楽
しめたらなと思っています。
>>2階の窓からも声援。
さらに、
声援を送るのは、人間だけではあ
りません。
>>見て、わんちゃん!
わんちゃんが持ち上げられてる。
>>かわいい!
分かってんの?
>>そして、
カーリング女子といえば、
話題になったのが、
選手たちがおやつを口にするもぐもぐタイム。
>>おいしい匂いがする。
>>しかし、
選手を乗せたトラックには、食べ
物はありません。
>>何もないです。

>>パレード中にもぐもぐタイムは見られない、
と思いきや。
なんと、
吉田夕梨花選手がエアもぐもぐを
披露。
きょうも抜群のチームワークで歓
声に応えました。
>>本当に、皆さん一人一人にお
礼を言いたくて、メダルを見せて
あげたいんですけど、すみません、
こんなにたくさんいると、
すごい時間がかかっちゃうので、
皆さん、本当に応援ありがとうご
ざいました。
>>パレードは最高ですか?
>>そだねー。
>>もう一度お願いします。
パレードは最高ですか?
>>そだねー。
>>そだねー、
生そだねーを頂きました。>>日本中にカーリングフィーバ
ーを巻き起こし、感動を与えてく
れた、
LS北見のメンバーたち。
今や国民的ヒロインの彼女たちは、生まれ育った寒い北の大地を、
熱く盛り上げました。
>>暑い。
>>暑かったね。
>>汗だく。
>>増田さんも大ファンでいらっ

しゃいますからね。
>>当然でございます。
去年から注目してます。
って、
今言うても遅いかな。>>いやいやいや。
でもね、笑顔がすてきですね、や
っぱりね。
>>そうですね、でもよくアスリ
ートの皆さんってね、練習してな
かったら不安になるっていいます
から、もうこのパレードでね、も
う次から、次の大会に向けて、も
うしっかり練習できる環境になっ
たらいいなって思いますね。
>>そうですね。
もうこの、そだねーとか、
もぐもぐタイムが、
田中さん、
すっかり…。>>本当ですね。
ちょっとお菓子頂くと、もぐもぐ
タイムをやってもいいんだって、
正当化して、活用させてもらって
ます。
>>田中さん自身が?
>>なんかいろんな場所でね、お
やつ食べることが悪いことじゃな
いっていうのが感じになってるの
もいいことですよね。
>>確かに、強くなれるみたいな
ね。

>>そうですね、私たちも。
>>そうですよね、本当に。
>>さすがにこの本番中、だめで
すよね。
>>本番はだめか。
>>行け!
高木菜那、
やった!金メダル!
>>ピョンチャンオリンピックの
新種目、マススタートで、初代女
王に。
チームパシュートでも優勝。
女子として史上初めてとなる、
1大会で2つの金メダルという偉
業を成し遂げた高木菜那選手。
>>やったー!
>>ちょっと涙出そう。>>ちょっと前髪が。
>>そして、
チームパシュート5位入賞など、躍進を遂げた、
ウイリアムソン師円選手。
きょうはピョンチャンオリンピックで日本中を沸かせたホシケンジ
ャパンのスピードスケート選手2
人が、そろって生出演じゃ。
世間を驚かせた4000万円のボ
ーナスや。
>>金は2000万円です。
したがって今回は2つ、
金をとってますので、4000万
円でね。
4000万円でね。

>>フィギュアスケートの坂本花織選手が明かした、
選手村でのエピソードも聞かせて
もらうぞ。
>>スピードスケートの高木菜那
さんはすごいなんか、
たくさんしゃべりかけてくださっ
て。
>>そうなんですか。
>>めっちゃうれしかったです。
>>冬季では過去最多となる13
個のメダルを獲得し、
熱狂のうちに幕を閉じたピョンチ
ャンオリンピック。
今だから聞けるその舞台裏とは。
レッドスターよ、
中谷キャスターよ、
スピードスケート2人のオリンピアンを直撃するのじゃ。
>>ここからは赤星さんです。
よろしくお願いします。
>>よろしくお願いします。
>>さあ、
ついにこの日が来ましたね。
>>来ましたね。
>>ということで、早速呼んでみ
ましょう。
スピードスケートの高木菜那選手
とウイリアムソン師円選手です。
お2人、よろしくお願いします。
>>よろしくお願いします。
>>本当にお疲れさまでした。

まず、高木選手、日本に帰ってき
て、周りの反応、どうでしたか?
>>そうですね、
いろんな人たちが応援してくれて、
おめでとうっていう声をかけていただいて、あっ、
本当に金メダルとってよかったな
って実感できました。
>>師円選手はいかがでしょうか。
>>今回、メダルには一歩届かな
かったんですけど、たくさんの応
援があり、
自分のベストパフォーマンスがで
きたかなっていうふうに思います。
>>高木選手、
先日、
現役続行を表明されましたよね。
やはり、
続けたいという思いが強くあると
いうことでしょうか。
>>やっぱり個人種目ではなかな
かまだ結果が残せていないので、
来シーズンは個人種目でも世界と
戦えるような選手になれるように
頑張っていきたいなと思っていま
す。
>>なるほど。
師円選手、きょうは赤星さん、ス
タジオにいますよ。
>>ありがとうございます。
>>お疲れさまでした。

>>ありがとうございました。
>>赤星さんから確認したいこと、
何かあるんですよね。
>>実は僕たち2人、
ピョンチャンに中谷さんと一緒に行かせてもらったんですけど、お
2人、
僕らがいたのを気付いてくれたのかなっていうのがありまして。
>>自分はレース後に、
自分の名前を最前列で呼んでくれる人がいたので、
振り向いたら赤星さんで、すごく
うれしかったです。
>>師円選手、呼びかけたの、私
です。
>>あっ、すみません。
>>僕も呼んでました。>>でも気付いてくれたんですね。
>>うれしかったですね。
>>よかったですね。
>>一番前で手を振ってくれたの
で気付きました。
>>ありがとうございます。
>>それだけで僕は満足です。
>>あと、
高木選手も国旗掲げて回ってらっしゃったときに、
私たちも声かけたんですけど、
気付いていただけましたか?>>私、
本当にパシュートのときも妹が結
構いろんな人、
気付いてくれたんですけど、
誰も見つけられなかったんで、結構、
記憶どっか飛んでたんだなと思っ

て。
>>喜びでね。
>>そうですね。ちょっと残念で
すけどもね。
>>そうだと思いましたよ、僕は。
中谷さんは気付いたって、勝手に
言ってましたけどね。
>>気付いてくれたと思ったんで
すけどね。
ではまず、
そのパシュートからお話を伺いたいんですけども、私たちも赤星さ
ん、現地で見ましたよね。
>>見ましたね。
本当にチーム力というか、準決勝
とかの試合からずっと見てて、
4人でこう勝ち取った、
パシュートって、
レースしてるのって3人なんです
けれども、
やっぱり4人で1つのチームとし
て、
力を発揮したんだなっていうのは、
これもう、
女子に限らず、男子もなんですけ
れども、すごく感じましたけれど
も、これ、
向こうでいろいろ4人で話をしたりする機会ってあったと思うんで
すけど、レース前とか、
どんな話をされて臨んでたんですか?
>>今回は、

本当に4人でとった金メダルという形で、
サブの選手もレースのときは本当
にいろんなことをサポートしてく
れましたし、特に今回のオリンピ
ックは、もう1人、
出れなかった選手がいたので、
その人もすごいサポートをしてくれて、ずっと支えてくれていたの
で、
5人でとった金メダルかなと思っています。
>>相手、決勝の相手はオランダ

ったじゃないですか、オランダ、
強いといわれていましたけど、
この1周ごとの0.何秒差ってい
うのは、
実際に滑っているときも実感しな
がら滑ってらっしゃるんですか?
>>決勝は本当に、
相手の選手がどのくらいのスピードで滑ってるっていうのは、全然
分からないことなので、
自分たちが最高の滑りをして、
タイムを狙いにいくということだ
けに集中して滑ってました。
>>でもこの姉妹でつかんだ金メ
ダルですよね。
喜びもまたちょっと違った感触な
んじゃないですか?
>>でも、
私たち姉妹は、
姉妹で出たいっていう気持ちがさ

ほどなかったので、やっぱり姉妹
というよりかは、
一つの、
なんて言うんですかね、チームメ
ートとして、一緒につかんだ金メ
ダルっていう形になりました。
>>そうか。
その妹さん、美帆選手、先日、
ワールドカップで総合優勝もされましたよね。
お姉さんから見て、その活躍、
どうですか?
>>本当に2年前から飛躍をして、
世界のトップで個人種目でも戦っているので、
今シーズンは本当に結果を残して、
すごい選手になったなと尊敬してます。
>>今、
菜那さん、
けがの状態はどうなんですか?
>>オリンピックが結構いい形で終われたので、さほど痛みもなく、
今、オフシーズンに入れているの
で、いい形でリハビリを始められ
るかなと思ってます。
>>なるほど。
皆さん、どうですか?
何か聞きたいこと、
せっかくなんで。
>>高木選手、
パシュートの予選で、
ちょっと待った待ったということで、
ちょっと思いがけない展開になり

ましたよね。
あのときは正直、どう感じられま
した?
>>やっぱりスタートでちょっと
失敗してしまって、
少し焦ってしまったんですけど、
そこで差が離れてしまうより、
最初にスピードを緩めてでも近づ
いていったほうが絶対に記録が出
ると思っていたので、落ち着いて
待って、
待ってって声かけられたので、よ
かったかなと思います。
>>師円選手、今回、
結果的にメダルはとれませんでしたけれども、
すごくこう、
納得のいくレースもたぶんできたと思うんですよね。
そういう意味で言うと、チームパ
シュートっていう競技で、
世界のトップに立てるんじゃない
かという感覚みたいなのって得る
ことができましたか?
>>そうですね、
男子のチームパシュートの出場自
体が8年ぶりになるので、
その出場というところでも大きい
ですけど、そして今回、
本当に準決勝、
メダル争いまでコンマ0.5秒で自分たちもそういう争いができる
ところまで力をつけてこれたんだ

っていうのは、この4年間の大き
な実感ですよね。
>>黒木さん、何か聞きたいこと
がある?
>>そうなんです。高木選手にお
伺いしたいんですけど、先日、
フィギュアスケートの坂本花織選手にインタビューさせていただい
たときに、現地で高木選手にすご
くかわいがってもらったっていう
話を伺ったんですけど、
どんなお話されてたんですか?
>>花織ちゃんだったり、
あとは知子ちゃんだったり、本当に、
知子ちゃんのほうがリハビリで一
緒だったので、もともと仲がよか
ったんですけど、
花織ちゃんもすごい元気で明るい子なので、すごい話しやすくて、
おもしろいこともたくさんいろい
ろ言ってくれました。
>>おもしろいことを?
へえー、そういうわらかしてくれるような感じなんですね。
>>やっぱり関西人なので、感覚
が、
私たちからしたら、すごいおもし
ろいなと思ってます。
>>そうなんですね。
高木選手、
この2個目の金メダルを獲得した
マススタートなんですけれども、
赤星さん、

新種目で初代女王ですから。>>そうですよね。
本当に最後のインを突いた見事な
勝ち方だったと思うんですけれど
も、あれはもう、最後の最後、
ここのあいてるスペースを狙ってたんですかね。
>>その前の、
ラスト1周のコーナーから少し先頭の人が膨らんでいったので、
あっ、最後も膨らむなと思って、
もうあそこはインを切り込むって決めて、
いってました。
>>すごい、
もうその1周前からもう狙ってた
わけですね。
>>師円選手もね、マススタート、
1人で日本人は決勝進出となりましたけれども、この難しさってい
うのは、
どこにあるんですかね?
>>また男子は女子と違ったレー
ス展開があり、すごい難しいレー
スではあったんですけど、
やはりその菜那さんが金メダルをとってくれたところで、
自分も続きたいなっていう思いは
あったんですけど、それには応え
られなくて、ちょっと残念でした
ね。
>>菜那選手に、ちょっとお伺い
したいんですけど、前髪を整えた
のが話題になったと思うんですけ
れども、あれは気付いてらっしゃ
らなかったんですか?

>>あれは生中継だって気付いて
いなかったので、レンズでちょっ
と直してたら、映っちゃってまし
た。
>>本当に気付いてなくて、あの
まま直してらっしゃったんですね

>>はい。
>>すごくしぐさがかわいくてね。
>>そうですよね。
>>前髪もう、ばっちりだったのに。
直してるから、
気にされてて。>>結構素の部分が見えた気がし
て、ファンとしてはうれしかった
です。
>>さあ、
ここからは気になるお金の話を伺いたいなと思うんですけれども、
増田さん、合わせて6000万円
ですから。
>>でもお金のために、お2人、
やってるわけじゃないですからね。
お金の話はやめておきましょうよ、
やめときましょうよ。>>なんでですか。
今聞かないと、
いつ聞くんですか。>>じゃあ、中谷さんが聞いてく
ださい、いやらしいな、もう。
>>半分というか、2000万円
は会長のポケットマネーというこ
とで、高木選手、このお金は、も
うもらったんですか?

>>いえ、
まだ頂いてないです。
>>えっ、そうなんですか?
もう使いみちはじゃあ、
決めてらっしゃるんですか?どうでしょう?
>>うーん、
まだそのお金の大きさの実感っていうのがまだ湧いてないので、
なるべく貯金したいなと思ってる
んですけど。
>>結構現実的。
>>でも実際にまだね、
手元にないわけですから、
たぶんなかなか考えられないと思うんですけど、師円選手、
高木選手がそれだけもらうって聞
いて、
何かこう、
ごちそうしてもらおうとか、そういうこと考えてますか?
>>これからたくさんおねだりす
るつもりでいます。
>>まず、
何をおねだりしますか?
>>まずはごちそうですね。
>>ごちそう、いいですね。いいお肉、
ねぇ、高木選手。
>>師円さん、率直なところ、
パシュート5位では会長から褒美
は出なかったんですか?
>>そうですね、
1番以外はびりなので。
>>1番以外はびり。

>>金メダルとれなかった自分が
悪いです。
>>そうなのか。厳しいというか、
まあ、そうですね。
では、時間も残り少なくなってき
ました。
お2人、まず師円選手、今後の目
標を教えていただけますか?
>>記録より記憶に残るスケート選手になりたいと思います。
>>なるほど。
では高木選手、
お願いします。
>>人としても選手としても憧れられるスケート選手になりたいで
す。
>>なるほど。赤星さん、お2人
の目標聞いて、いかがでしょうか

>>もう、本当すばらしいなと思
いますし、僕、一個だけお願いが
あるんですけど、ぜひよかったら、
もうちょっと時間が出来たら、
皆さんで食事に行きたいなと思い
ます。
>>赤星さん、みずから?
>>それはおごれってことですか?
>>違います、違います。
収入もらいましたけど、
いっぱい、僕がおごりますから!
>>私も乗っかっていいですか?
>>いいですよ。

>>やったー!
赤星さん、
ありがとうございます。
>>ぜひ、行きましょう。
>>また。
>>ありがとうございます。
>>お願いします。
>>また、ten.のスタジオの
ほうにも遊びに来てくださいね。
きょうはお2人、どうもありがと
うございました。
>>ありがとうございました。
>>ありがとうございました。
>>そして赤星さんのご出演もこ
こまでです。
ありがとうございました。
>>ありがとうございました。
>>では続いて、シリーズでお送
りしているこちらです。
まもなく終わる平成の30年間を
シリーズで振り返る企画、平成ニ
ッポン。
きょうのテーマはメディアです。
揺れ動く30年間をどのように伝
えてきたのか。
スペシャルゲストと共に平成のメ
ディアを振り返ります。
>>さあ、
こい。
>>さあ、どうだ、

船木!すべてこの人にかかってきた。
きれいな飛型できた、
伸ばしてくる。
>>暴動発生からすでに50時間
以上もたった西成の現場です。
>>激動の30年を伝え続けてき
たメディア。
その歴史の移り変わりの裏には、
常にインターネットの存在がありました。
>>今、
けが人のほうもそばにいましたけどね。
分かりました。
>>当時から比べると、
状況はより悪化してます。
>>あの事件から8年。
今だからこそ語れる思いは。
ネクスト平成。
ニュースの新たな見方とは。
スタジオには、
ジャーナリスト、
>>では、
改めまして、本日のスペシャルゲ
スト、
田原総一朗さんです。
どうぞよろしくお願いいたします。
>>よろしくお願いします。
>>増田さん、
田原さんがten.に出演いただ
けるなんて、なんと豪華な。
>>きょう、

勉強させていただきます。よろしくお願いします。
>>本当に。
田中さんもね、どうでしょう。
>>田原さんのでんつうっていう
著書を読んで、
やっぱりこの業界で仕事を始めた
ようなところもあるので、なんか
感無量な感じです。
>>まず、
田原さんにお伺いしたいんですけ
れども、今、田原さんが取材した
い人物は、どなたかいらっしゃい
ますか?
>>一番話聞きたいのはね、天皇
ですよ。
>>天皇?
>>何を考えていらっしゃるのか、
一番聞きたい。
>>これまで取材はされたことは

>>前にね、昭和天皇にもね、取
材したいと思って、当時、
橋本内閣で、
幹事長だった加藤紘一さんにね、
頼んだの。
加藤さんはこの宮内庁に言ってく
れたんだけど、
前例がないということで断られた
んだ。
>>えー、そうですか。

>>昭和天皇があの戦争をどう思っているか、
ぜひ聞きたい。
>>なるほど。今一番お話を聞き
たいのは、天皇でいらっしゃると
いうことですね。
まず、
平成を取材し続けてきた田原さんについてこちらからご覧ください。
>>今月3日、
滋賀県大津市。
>>どうも、
こんにちは。
>>どうですか?
きょうの琵琶湖の景色は?
>>いやぁ、すばらしいですね。
風がなくてよかった。
>>この日、
出身地である滋賀にやって来た田原さん。
目的は、
琵琶湖での船上講演会です。
>>国も、
どうも政府も国民をだますなと、
信用できないんだという気持ちが
私の、
あるいはわが世代の原点にありま
す。
>>揺られる船の上で演台に立ち
続け、およそ1時間にわたり、熱
弁を振るいました。
>>最初はですね、正直、あまり
好きではなかったんですけども。

あの人の人柄とか、
そういうことも分かって、きょう
聞いて、
非常に共感を受けました。
>>1934年、
滋賀県彦根市に生まれた田原さん。
高校時代までを彦根市で過ごし、その後、早稲田大学を卒業。
映画会社を経た後、テレビの世界
に入ります。
田原さんが立ち上げたのが、
朝まで生テレビ!去年30年を迎えたこの番組の歴史は、
平成の歴史と言っても過言ではあ
りません。
>>僕はテレビで一番おもしろい
のは討論だと思ってる。
負けたらね、
政治家生命は終わる。
学者生命も終わる。
そういうね、
無制限一本勝負の討論をやったら
おもしろいんじゃないかというこ
とで始まった。
>>国際政治学者の三浦瑠麗さん。共演者が語る田原さんの印象は。
>>おもしろいと思ったらすぐに
聞く、尋ねる、
深掘りをするというところで、
それは誰が言ってるかは関係ないんですよね。
年齢と性別に関係ない人なんだと
いうことが分かって、全く気にし
ないんですよ、年の差とか。そこ

はある意味、
フラットな人ですね。
>>ふだんのお仕事は毎朝、
新聞を6紙を読むところから始ま
る?
>>はい、そうですね。
朝日、毎日、読売、産経、
日経、東京。
僕はね、
全く才能はないと思うけど、好奇
心だけ強い。
>>そんな田原さんが、最近、
思っていることとは。
>>今のテレビはおもしろいです
か?
>>おもしろくない。
>>田原さんが考える、
テレビが抱える問題点とは。
スタジオでじっくり聞いていきます。
>>きょうはいろんなお話を伺い
たいと思うんですが、まず増田さ
ん、ご存じでした?
関西の彦根出身でいらっしゃる?>>すみません、
勉強不足で。
彦根なんですね。
>>…商人のふるさとですよ。
>>そうですか。
>>あと新聞をたくさん読まれて
るお話を、VTRで拝見しました
けど、スポーツ新聞を読まれるこ

とって、ありますか?
>>あります。
>>そうですか。
>>特にどういう、
スポーツ新聞の中では、
どういうのが興味ありますか?
>>テレビ局とかありますからね。>>球団はどこのファンでいらっ
しゃるんですか?
>>何が?
球団?もともとは阪神ファン。
アンチ巨人。>>そうですか。
よかったですね、増田さん。
>>さっきまで赤星さん、
いてたんですけどね。
>>本当ですね。
>>今も阪神ファンではないんで
すか?
>>三原さんが西鉄の監督になっ
て、三原ファンになった。
>>へぇ。
>>いなおさんがピッチャーで。>>ちょっとかなり古い話になっ
ちゃうんで、戻しましょう、お話、
すみません。
>>ではVTRの最後にもありま
した、テレビメディアにひと言、
今のテレビはおもしろくない。
この理由はなんでしょうか?>>コンプライアンス。
これはね、法律を守るんだけど、
違うの。
クレーマーが怖いんだよね。

昔はね、クレームって、
電話で来たの。
そうしたらプロデューサーがすみ
ません、
誠に申し訳ありません、二度とやりませんって、こうしたの。
今はクレームは、ネットで来ると。
管理部門から捜査までいって、下手すると番組が終わっちゃう。
だからクレームが怖いからね、
無難な番組を作る。>>田中さん、このあたり、こう
いう流れはやはりあるんですかね

>>そうですね、私も雑誌を長く
作っていて、読者アンケートはが
きとか来ますけど、あれは読んで、
でも、読者アンケートはがき、
はがきは読んで、でもまあ、そう
いう考えもあるなと思って、
自分の考えとして取り入れる、取
り入れないは自由にできたわけな
んですけども、今や、ひと言でも
クレームが来ると、
やっぱりそれに対応するのに大き
なエネルギーを使わなければいけ
ないので、そこにちょっと本当に
自粛をしてしまうとか、
そういうところがあるのかなと感
じます。
>>僕が、
番組のスタッフにクレームが来ない番組はおもしろくない。
クレームが来る番組を作る、

…、その人出しちゃえばいい。出して、全部やっつければいいん
だ。
>>私たちも耳が痛いですね。
山川さん。
>>恐らく批判というのは昔から
あったと思うけれども、それがな
かなか目に見える形になってなか
ったと、これからあとまた、イン
ターネットの話も出ますけれども、
やっぱりインターネットが出てき
て、
私たちの目に見えるようにやっぱ
りそういう…とかクレームになっ
てきたので、それを今私たち、
若い世代の現役のテレビマンはそことどうやって向き合おうかとい
うところで、日々、鍛えられてる
とこだと思うんですね。
>>最近、おとなしいです。
数年前までは電話で、殺すぞ、
今、
名古屋を出発するとかね、それで引っ張って、年に2、3回、
警察に来てもらって、僕が出ると
き、帰るとき、最近ないね、そう
いうことは。
>>そうですか。
では後々また、このお話を伺いた
いんですが、
まずは田原さんの気になるうわさ
について伺いたいと思います。
黒木さん、お願いします。

>>読売テレビ入社2年目の黒木
千晶と申します。
田原さんを前に、大変緊張してお
りますが、
何とぞお手柔らかによろしくお願いいたします。
では、まず早速まいりましょう。
ずばり、田原さんに聞きたい。
まずはこちらです。
17年間、
警察に尾行されていた。
これは本当ですか?
本当ですか?
>>僕の電話はね、ほとんど盗聴されてます。
>>盗聴されてたんですか?
>>盗聴されてるとよく分かるの。
ノイズが入ったり、
あれがレベルが変わったり。>>尾行されていた理由っていう
のは、何なんでしょうか?
>>やっぱりなんか危険な人物と思われた。
第一ね、僕が例えば全共闘の問題
に、
全共闘、過激派の。
全共闘の幹部、親しかった。
例えば京大のたきたって男がね、
地下に潜行したでしょ、地下潜行してるたきたと僕は連絡があった。
>>尾行をされたことが分かった
あとはどうなったんですか?
>>おもしろいね。警察が尾行し
たら、より安全じゃない。
>>より安全?

そういうふうに私たちは捉えられ
ないですけれどもね。
>>その話は亡くなったなかがみ
けんじさんにね、亡くなってだい
ぶになりますけどね、なかがみけ
んじさんに飲んでる席で何回も聞
いたことがありますね。
田原さんとおったら、田原さんと
お会いするときに、
昔の…のすずきさんとかね、右翼
の過激的に見えてた人たちも一緒
に会うようなときに、いつも向こ
うに何人か人がいると。
きょういないね?みたいな話して、
この間、笑っててみたいなことは、
よう言っておられましたね。
>>なかがみさんもおもしろかったね。
都はるみさんが中上さんの大ファ
ンなんです。
>>中上さんのお墓に都はるみさ
んって書いてありますからね、名
前がね。
>>続いてまいりたいと思います。
続いてはこちらです。
>>壇蜜さんと対談したことで、
脱腸の手術跡から出血して入院し
たって本当ですか?
>>実はその前に手術してね、
病院から出ちゃだめだと言われてたの。
壇蜜さんとインタビューして、病

院抜け出してやったら、
そのあとまた切れて。
>>やっぱり壇蜜さんがタイプだ
ったんですか?
>>えっ?
>>タイプだったんですか?
>>いや、だって、
おもしろいじゃないですか、壇蜜
さんって。
なんでもしゃべる人ですね。
>>じゃあ、
今その壇蜜さんとの対談終えて、
次、
対談したい女性の方っていらっし
ゃいます?
>>今?
>>芸能界で。
>>たくさんいるけどね。
例えば今、1人はね、
やっぱり小池さんなんて対談した
いね。
>>小池さんですか?
>>小池さんとお会いする機会って、なかなかないんですか?
>>あんまりね、僕は小池さんと
は、そんなにつきあいない。
>>今までも?
>>うん。
>>さっき、
AKB48がお好きって。>>ですね。
>>秋元康さんと本を一緒に作っ

たんで、そのときにやっぱり、
秋元さんの後ろには、AKB48
が、
アキバに見に行ってはまっちゃっ
た。
>>なんか特別公演プロデュース
されたこともあるんですよね。
特別公演?
>>そうです。>>それだけファンでいらっしゃ
るということで。
それではありがとうございました。
このあとも引き続きよろしくお願
いいたします。
ありがとうございました。
さあでは、続いてまいりましょう。
きょうのテーマ、メディアなんで
すけれども、メディアにはテレビ
や新聞、ラジオ、週刊誌など、
情報を伝えるさまざまな媒体がありますが、増田さん、
テレビのこの出荷台数がピークを
迎えたこの時期というのはいつご
ろか分かりますか?
>>テレビの出荷台数?
1900、だから60年、50年
じゃないんですか?
>>ぶぶー。
正解こちらご覧いただきましょう。
ピークは2010年なんですね。
一家に一台といわれたテレビが平成に入って、
1部屋に1台という時代になった

わけなんです。
>>それってデジタルからの切り
替えとは関係してるんじゃないで
すか?
>>それは今から言おうと思った
んですよ。
その理由なんですけれどもね、若
一さんからありましたとおり、
よくとし・2011年に、地デジ移行を控えていたこと、
そして家電エコポイント制度でテ
レビが売れたことなどが理由とし
て挙げられるわけなんですね。
ではそのさまざまな情報を伝え続けてきたテレビメディア。
平成に入って、どんな変化があっ
たのか、テレビが伝えた30年間
を振り返りたいと思います。
>>天皇陛下におかせられまして
は、本日午前6時33分、
吹上御所において、崩御あらせられました。
>>一つの時代が終わり。
>>新しい元号は、
平成であります。
>>やっぱり平和、その字のとおり、
平和になるようにって願って付け
られたと思うんで、いい名前だと
思いますけど。
>>やっぱり今、
そんなん言われてもいきなりこう
やって平成ってよう書かん、
書けへんときあるわね。

やっぱり昭和って書いてまうかも分からんな。
>>新たな時代の始まりも、テレ
ビが伝えてきました。
>>村山富市さんを内閣総理大臣
に指名することに決まりました。
>>終わったあと、
たくさんの報道陣の方に集まっていただけたので、
それで実感したという意味もあり
ますし、やっぱりそうですね、
やっぱり時間がたってこないと正
直、そういう七冠王っていうもの
はどういうものか、たぶん分から
ないと思います。
>>さまざまな世の中の出来事が、
茶の間のテレビを通じて伝えられ
てきた時代でした。
>>俺が何した!
>>暴動発生からすでに50時間
以上もたった西成の現場です。
現在もおよそ1500人の機動隊
員とそれから群衆の小競り合いは
絶え間なく続いており、投石はな
お一層の激しさを増しております。
時折、火炎瓶や花火などが投げら
れ、
路上には焼けただれた車が無残な
姿をさらしています。
時折、
傷ついた機動隊員が血まみれのまま運ばれて、
現場はさながら市街戦の様相を見

せています。
>>平成2年以来、
報道の前線で現場を見続けてきた高岡解説委員。
高岡にとって、平成のニュースと
は。
>>平成の30年というのは僕が
報道を続けた年代とちょうど当た
るんですね。
ひと言で言えばライブ、生中継の
時代です。
中継車、
車の上にパラボラアンテナが載っ
てるやつ。
あれが報道にデビューしたときで
す。
南極でもワシントンでも東京でも、
世界中どこからでも生中継ができるようになりました。
>>遠い地の戦火は、身近なもの
となり。
あらゆる場所の映像がライブで伝
えられるようになった平成。
高岡の印象に残る出来事は。
>>今でも忘れられないのは、
やっぱり雲仙の普賢岳の噴火災害
です。
>>ただいま16時11分です。
今までで最も大きな火砕流が起きています。
われわれ中継車の約1キロほど前
方から、
激しい煙が上がっています。

>>突如発生した大規模火砕流により、
43人の命が失われました。
>>われわれの同僚である多くのテレビ局、
新聞記者の方が命を落としました。
そこで初めて、
自分が仕事をやってる最中に死ぬ
んだということを意識をしました。
もうこれはね、神戸じゃないです。
見てください、これ。
>>落ちた高速道路です。
>>危険な現場も多くありましたが、
現場から伝えることを積み重ねて
きました。
>>ひどい浸水状態をもたらして
おりまして、
ご覧のように私も。
>>いた、見えた。
タマちゃーん。
>>あと何年ぐらい生きたいなと思ってらっしゃいます?
>>まあ、
生きられるだけ生きたいと思ってる。
>>ぎんさんはいかがですか?
>>まあそういうわけだね。それも寿命限りだけどねえ。
>>悲しみも喜びも分かち合って
きた30年の歴史です。
>>伸ばしてきました。
125メートル。
金メダルを獲得しました日本。
長野で大きく大輪の花。
>>やったー。

やったー!
つらかったよ、もう。
>>高岡さんからまさに平成はライブの時代だということばもあり
ましたけれども、きょうはパネラ
ーの皆さんにも、
印象に残っている平成の映像をお
聞きしています。
では、まず田中さんですね、
黒木さん、お願いします。>>まずは田中さんが印象に残っ
ている映像がこちらです。
>>ブラウン管ですね。
>>1991年・平成3年の湾岸
戦争です。
>>これ、田中さん、どういうと
ころが印象的でした?
>>そうですね、
今のライブっていうおことばもありましたけれども、本当に、今、
地球上の違う所で、
こんな戦争が同時進行で起きているんだっていうことをテレビを通
して見るということと、この今、
映っている泥まみれの水鳥が、
こういうことがあるんだったらば、
やっぱり戦争ってどうなの?みた
いなことで、ちょっとこれ、あと
で情報が違ったんじゃないかって
いうふうな報道もされましたけれ
ども、やっぱりこういうものを見
て、
なんか私たちが心を動かされるというふうなことがあって、
メディアがメッセージをどう出す

かということが、
考えさせられる、そういうことで
印象に残っています。
>>まさに若一さん、
映像がもたらすこのインパクトを象徴している出来事でもあるかも
しれませんね。
>>そうですね。
特に生放送みたいな状態で、
湾岸戦争の状態が入ってきましたから、僕にとって生放送の出発点
っていうのは、たぶん田原さんも
そうだと思うんですけど、
1972年の連合赤軍のときのあ
の中継ですね、
浅間山のね。
あれから生の、
テレビの生の強さというのを皆、
実感しだしたというかね、あそこ
が原点だったと思うんですけどね。
>>では続いて、
増田さんが印象に残っている…。
>>湾岸戦争が日本にとって大問題だった。
実は、戦後、
国連が始まって以来初めて、
このイラクのフセインがクウェー
トに進攻した。
これを追い出そうっていうんで、
初めてアメリカとソ連の意見が一致したの。
それで、それまではアメリカの言
ったことはソ連反対、ソ連の言っ
たことはアメリカ全部反対、初め

て一致して、
フセインを追い出すのに参加した。
このとき、日本が大問題。日本は
参加すべきかどうか、
当時は海部内閣で、幹事長のおがわいちろうは参加すべき、
ところが加藤紘一とか…は参加す
べき、結局参加しなかった。金出
した。
世界から非常に批判された。大問題です。
>>山川さんもこのときの記憶は
ありますか?
>>そうですね、私はまだ記者に
なる前だったんですけれども、や
っぱり田原さんの番組なんかにや
っぱりすごく影響を受けた世代だ
ったんですけども、世界中のもの
が今、身近なところで見ることで
きるっていうのは、テレビが変わ
ったということもそうですし、テ
レビで、私たちがふだん使う機会
がものすごく進化してるんですよ
ね。
インターネットももちろんそうで
すし、カメラもものすごく小さく
なってる。
視聴者の、一般の人たちが使う映
像が、今、
テレビでどんどん流れているとい
う中で、
視聴者と共に大きく変わったこの

平成というのが、
テレビの時代でもあるんじゃない
かと思うんですね。
>>では続いて。
>>続いて増田さんが印象に残っている映像がこちらです。
1995年・平成7年の阪神・淡
路大震災です。
>>増田さん、
当時はどこにいらっしゃったんですか?
>>大阪にいてまして、95年な
んで、
漫才師になって3年目のときなん
ですけど、
高速道路が倒れるということを、
もう想像もしていないですよね。
何かがあったときに高
速道路が倒れるということが。今で言えば、
大きな地震があったときにどこか
で高速道路が倒れてないかなって
いうのは想像できるんですけど、
この高速道路が倒れてるという映像を見たときの衝撃というか、
えっ?
これほんまに起こってること?って思った記憶がやっぱりあります
よね。
>>その阪神・淡路大震災と同じ年、
続いて若一さんなんですけども。
>>こちらですね。
1995年・平成7年に発生した
オウム真理教による地下鉄サリン
事件です。

>>若一さんは?
>>ちょうどこれ、
今、
言われた阪神・淡路大震災からほ
ぼ2か月後に発生したわけですね、
私ちょうどね、この発生した日の
発生時間、
大阪のNHK放送でテレビに生中
継出てましてね、
大阪から全国に向かって、
2か月たった阪神・淡路大震災の現状を訴えようということで、N
HKのスタッフと頑張って、それ
を送り出す、そういう生中継、
やってる最中にこの事件が起こっ
たんです。
もう2か月たって、
キー局なんかはだんだん阪神・淡路大震災に対して報道力がどんど
ん減ってきててね、
そのことがやっぱり復興に対して非常に阻害要件になるんで、もう
いっぺん見つめ直してもらおうと
やってる生中継、生放送の最中に、
この事件が起こって、突然、霞が
関で毒ガス事件発生、第一報が入
って、私が出てる番組がそこで震
災関係の番組はそこで中断されて、
あとは一挙にこの地下鉄サリン事
件一色で追われるんです。
そのときにつくづく思ったのは、
テレビも含めてメディアっていう
のはここまで極端にモチーフが変

わってしまう、一瞬にしてね。
そのあといかに阪神・淡路大震災
のことが、
全体としては情報量が減ってしま
った。
そのことが、被災地の復興に対し
て、
どんだけ阻害要因になったかね。
テレビの怖さというか、つくづく
感じましたね。
>>それだけメディアの山川さん、
影響力が大きいということなんで
すかね。
>>そうですね。阪神・淡路大震
災、私たちも被災をしたテレビ局
ですので、全国に向けて、
ずっと放送を続けてたんですけれども、若一さん、おっしゃったよ
うに、全国の皆さんの関心が薄れ
てしまった、
それもですね、
テレビの放送の影響っていうのは大きかったと思うんですね。
やっぱりそのニュースを追いかけ
るっていうのは、私たちの仕事で
すけれども、
一つ一つのニュースの賞味期限のようなものが、
どんどん短くなってるというよう
なことで、世の中の人たちの興味、
関心の移り変わりもものすごく早
くなってるなというのは、非常に
現場で取材をして感じますよね。

>>田原さんとテレビの影響力といえば、こちらですよね。
>>今のね、オウムの問題で、
僕は麻原にも2度やってるの。
麻原紹介した。
オウムに入っている若者たちは、みんなものすごく真面目。
真面目すぎてやっちゃったのね。
真面目って怖いことだ。
>>なるほど。こちらなんですが、
歴代総理を3人失脚させた。
これは当時、ご自身で意識をされ
ていましたか?
>>つまり首相に本当のことを聞
こうと思った。
首相はやっぱり、
建前で逃げようとするからだめだよと。
宮沢さんは、宮沢さんのときはね、
要するに選挙制度、
政治家参加、するかしないか、や
ります、やりましたってね、自民
党はいい加減だから、この国会で
やるのか、
やります、
できます、それで失脚ね。橋本さんはつまりあれ、
減税をすると。
ところが税制改革やるときで、
税制改革は増税か減税か、どっち
なんだと、そうしたら税制改革だ、
そんなことは聞いてない、どっち
なんだと、
十何回聞いた。

そしたらついに橋本さん、
絶句した。ここがテレビがおもし
ろい。
絶句してカメラマンにアップで撮
って。
撮ったら橋本さん、見たら、汗び
っしょり。
翌日の新聞が一面トップ、総理迷
走。それで失脚。
テレビって怖いですよ。
>>特に宮沢さんの辞任のときには小選挙区の問題とかいろいろあ
りましたけども、単に宮沢首相が
辞任に追い込まれたきっかけにな
ったというだけじゃなくて、それ
が同時に政界再編につながってい
く流れになりましたよね。
>>小沢一郎や、派閥が、宮沢さんの不信任案に賛成して、
細川内閣が出来る。
初めてつまり、
自民党じゃない内閣が出来た。
>>それは田原さんの中で、
そういう動きというか、流れが見
えてたんですか?
>>実は僕は宮沢さんに突っ込ん
だのは、後藤田さんがね、
つまり今の選挙制度だと、どうし
ても金権政治だと。
みんな金使う。
だから金権政治なくすには、
選挙制度を改革するしかない、

1、
2分説得されて。
宮沢さんに突っ込んだんです。
>>そのときにメディアが持つ力
というのはどのようにお感じにな
ってましたか?
>>何が?
>>メディアが持つ力について。
>>結構おもしろいなと思った。
>>どんなことばを発するかと、
そのときの表情というのは、やっ
ぱり、与えるメッセージが大きい
ですよね。
先ほども橋本の。
>>僕は宮沢さんを潰そうと思っ
たんじゃなくって、本当のことを
聞きたい。本当はどう思ってるの
と。
>>ご自身が政治を動かしている、
そういう実感はありましたか?
>>全くないです。
本当に。
>>やっぱり政治家も、
テレビを見る目がやっぱり変わっ
て、
やられっ放しじゃなくって、逆に
テレビ映りをすごく気にするよう
になったと思うんですよね。
テレビに取り上げてもらいやすい
ように、短いことばで、小泉元総

理なんかは演説をしたり、
あるいは劇場家のような演出を、
みずから政治家が作ったり、始め
たと思うんですね。
そして今は、やはりメディアを管
理しようとか、コントロールしよ
うと、そういうふうな動きに進ん
できたと。
そういう動きだと思いますね。
>>安倍内閣はね、圧力なんてな
いですよ。
これは、メディアのトップが、首
脳がね、自主規制なんですよ。
自主規制。
こういうことやんないほうがいい
んじゃないかと。
>>では続いてまいりましょう。
平成のメディアの転換点を検証し
たいと思います。
こちら、
広告費の推移をグラフ化したものなんですが、
広告費が多いほど、
多くの人に影響を与えているメディア媒体ともいえると思います。
テレビが隆盛期を迎えたこの平成
なんですけれども、
一方で勢力を拡大し続けているの
が、こちらです。
インターネット広告が登場すると、
2009年・平成21年に新聞を抜いて、
そしてこのように躍り出たわけな

んですよね。
>>今、新聞の3倍。
>>新聞の3倍?
なるほど。
そんな私たちの生活から切り離せ
ないほど、
身近となったインターネット、
その影響力はさまざまなところで
私たちの価値観を変えることにな
りました。
>>万歳。
>>とにかくひどい状況です。
都市型、
そして直下型地震の爪痕、
まざまざと見せつけられる思いがいたします。
>>阪神・淡路大震災や地下鉄サ
リン事件。
記憶に残る重大事件が重なった平
成7年は、
メディアにおける転換点となる年
でした。
>>95発売機会にね、
パソコン始めようっていう人も何人かいてるんで。
だから、
まあいい波にうまいこと乗ってもらえればいいかなと思って。
>>Windows95の発売。
この出来事が人々にとって、
パソコン、
そしてインターネットを身近なものにしたのです。
>>IT革命。

>>多くの人にとって、
インターネットは生活に欠かせな
いものになりました。
しかし、その一方で。
平成12年5月に発生した、
西鉄バスジャック事件。
さらに。
>>秋葉原で人を殺します。
>>東京・秋葉原で起きた無差別殺傷事件。
これらはいずれもインターネット
上で犯行予告が行われていたので
す。
さまざまな所で影響が広がったインターネット。
その象徴的な出来事が。
>>今までの戦略っていうのは間違ってたというふうには言えない
んですけども、僕だったらもっと
うまくできるなと。
>>株主、従業員、顧客、視聴者
ね、
そういう人たちのために、
僕は戦わなきゃいけないんじゃないかなと。
>>堀江貴文氏が率いたライブド
アが、
フジテレビの筆頭株主であるニッ
ポン放送株を取得。
インターネット企業の成長を印象
づけたのです。
平成のメディアの歴史。
それは、
インターネットの存在なしでは語

ることはできません。
>>ネットが発達して、
誰もがニュースを発信できる時代になった。
これは、
メディアの大きな転換点ともいえると思うんですけれども。
>>今は誰でもメディアを持てる
ようになった。
>>そうですね。
まさにそういうことだと思います。
広告やマーケティングの専門雑誌、
宣伝会議で編集室長を務める田中さん。
広告業界も変わったんじゃないで
すか?
>>本当、そうですね。
インターネット広告がどんどん増
えてくるようになって、やっぱり
情報を発信するメディアとか、広
告メディアとしても、やっぱりイ
ンターネットは必須みたいなこと
になりました。
今、マスメディアに対抗して、な
んか今、マイメディアみたいな言
い方をしてるところもありますけ
れども、
本当にメディアとの距離感がやっぱり一般の方がずいぶん変わって
きたというのが、
この平成のこの95以降だったなと思います。
>>マスメディアと一番極端に戦
っているのが、トランプだよ。
>>トランプ?

>>ニューヨークタイムスとかワシントン・ポストとか、
主要な、
全部フェイクニュースだと。上のやってるのが本当の真実。
フェイクニュースっていうのはね、
トランプの言うことばです。>>今、フェイクニュースという
ことばもありましたけれども、で
もこのクレームとかそういうもの、
自粛してるな、ちょっと息苦しい
なって、増田さん、
感じる時代にもなってしまったと
もいえると思うんですけれどもね。
>>息苦しいね。
嫌な世の中やなと思う機会も多いですけれども、でもやっぱり、
ネットの中も変わってきて、
まあまあここは怪しいでしょうとか、
そういうことをしっかり指摘する
人もどんどん増えてきてて、
今のネットの形がいつまでも続く
ような感じもしないんですけどね。
>>なるほど。可能性が広がって
きたと。
>>安倍さんや麻生さん、うそば
っかりついてるんだから、
うそだって言えばいいじゃない。
>>なるほど。
2018/03/21(水) 15:50〜17:53
読売テレビ1
ten.【激論SP「平成×メディア」田原総一朗が斬る30年▽若一調査隊】[字]

特別企画「平成×メディアの歴史」テレビ盛衰ネット台頭…ニュースの未来は?▽女子初2冠!高木菜那に平昌秘話を生直撃▽若一調査隊!歴史街道を彩る「町家の雛めぐり」

詳細情報
出演者
【キャスター】
中谷しのぶ(読売テレビアナウンサー)
【ニュース解説】
山川友基
【サブキャスター】
黒木千晶(読売テレビアナウンサー)
【パネラー】
ますだおかだ増田
田中里沙
若一光司
【特別ゲスト】
田原総一朗
【フィールドキャスター】
大田良平
橋本雅之
【天気キャスター】
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