今夜の『関ジャム』は[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
♪♪~
今夜の『関ジャム』は…。
♪♪~「Spending all spending
spending all my time」
♪♪~「ひたすら
セイヤ ソイヤ 戦うんだ」
アー ユー レディ?
(観客)イエーイ!
海外でも人気の
J-POPアーティストが→
急増しているが…。
そもそも 外国の方たちは→
J-POPを音楽的に
どう見ているのか?
なんと J-POPの→
ここが変。 だけど すごいという意見が続出!
では[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
今夜は 世界と日本の音楽に精通する3人が→
J-POPを分析。
すると…。
日本人が知らなかった
新たなJ-POPの一面。
そして…。
っていうか アメリカとかはああいうのないんですか?
(高橋)ないんや。
音楽に通じる日米の文化の違いも明らかに。
そうか。
全然 文化違うな。
(拍手)
さあ という事で本日のゲストでございます。
モーリー・ロバートソンさん→
そして マイケル・カネコさん→
そして ドクター・キャピタルさんです。
お願い致します。
さあ そして
J-POP代表という事で→
音楽プロデューサー 本間さんにも
お越し頂きました。
よろしくお願いします。
(村上)日本人目線というところは本間さんに やって頂きまして。
はい わかりました。
(村上)今日は ちょっと→
また新たなJ-POPの一面が
わかりそうなね→
企画ですけれども。
やっぱり ちょっと…。
(古田)そもそも…。
(村上)今は 増えてるんですよね?これは。
このね 48チームのみんなの この
歌ってる姿っていうのは→
これは やっぱ
外国では なかなか→
少ないパターン
なんですかね?
(キャピタル)
大勢の人がユニゾンで→
同じメロディーラインを
歌ってるのは ちょっと…。
(高橋)確かに あれ ないかも
しれないですね 外国には。
合唱がないんだ。
(キャピタル)合唱がないですね。
多くて ワン・ダイレクション…。
ああ~ あれで多いんや。
10人以上とかは
絶対ないですよね。
あり得ないですね。
やはり 洋楽とは→
色々 違いがありそうだが。
まず1つ目の ここがヘン!!だけど スゴイなJ-POP。
一体 何か?
外国人に聞いてみると…。
という事で まずは→
ドクター・キャピタルがこんな分析。
(高橋)おお そうなん?
これ あの…小室さん来てくださった時もね→
言うてましたけど。
Aメロあって BメロあってCメロ… サビがあって→
落ちサビ
Dメロがあってとかいうのは→
これ J-POPならではという…。
そうですね。
いつのまにか そういう形態が
普通になっちゃいましたけどね。
だから 誰も→
それでなくちゃダメなんだぐらいな気持ちで→
曲を作ってたりするんですね。
詳しく解説してくれるのは[外:13E9349D7AAC534E7FD53B92F3260C5B]
日本のビートは4拍子で…。
J-POPの素晴らしさを力説する動画が→
話題となった彼だが…。
その正体は→
南カリフォルニア大学で
音楽を教える大学教授。
授業でも J-POPを扱うなど→
外国人ながらJ-POP知識は人一倍。
そんなキャピタルいわく→
複雑な曲の作りで注目すべきはまず コード。
中でも この2曲を比べれば→
洋楽とJ-POPの差が一目瞭然らしい。
では まず 洋楽から。
♪♪~「It might seem crazy whatI’m about to say」
2013年にリリースされ→
アメリカだけでなく全世界で大ヒットを記録した→
ファレル・ウィリアムスの
『Happy』。
そもそも Aメロとサビだけの
シンプルな展開だが→
さらに コードを見てみると…。
♪♪~「With the air likeI don’t care baby by the way」
♪♪~「Because I’m happy」
♪♪~
曲全体で使っている
コードの種類は 6つだけ。
他の洋楽も
このくらいが多いという。
では 一方
J-POPはどうなのか?
♪♪~「きっとそうなんだ」
比べるのは こちら。
DREAMS COME TRUEのライブ定番曲
『うれしい!たのしい!大好き!』。
皆さんも よくご存じの この曲。
コードに注目して聴いてみると…。
♪♪~
(村上)うわっ こんな入れる…?
(高橋)うわあ~ すげえ すげえ。
(山本)多い。
♪♪~
(丸山)だいぶちゃうな。
♪♪~
様々なコードが登場し→
曲全体では
なんと21種類ものコードが。
さらに その種類も
セブンス ナインスなど→
ジャズなどに多く使われる
複雑なものが多いという。
さらに 最近のヒット曲でも…。
♪♪~
確かに 多種多様。
39種類のコードが使われている。
では このコードが複雑な
J-POPって→
外国人は どう感じるのか?
また なぜこんな違いが生まれるのか?
(高橋)はあ~。
(村上)これ やっぱ キャピタルさん→
このコードの数というのは 敏感に
違いとして出てますけれども…。
『Happy』もそうですけど→
例えば グラミー賞も取った…。
♪♪~「Don’t believe me
just watch, come on」
それが こちら。
ブルーノ・マーズも参加するマーク・ロンソンの この曲。
♪♪~「Don’t believe me
just watch」
♪♪~「I’m too hot(hot damn)」
例えば このAメロ部分のコードはというと…。
ギターで
こういうコードですけど…。
♪♪~(ギター)
2つです。確かに 全然 変化してないんや。
そろそろ飽きませんか?
いいんだけど あの…一方 J-POPでは→
たくさんのコード
使ってはるじゃないですか。
で それは 一つ一つのコードに
表現のニュアンスがあって→
コードを増やして しかも
複雑なコードを使ったりすると→
もっと複雑な気持ちを表現する
曲ができるんですよね。
さっき あの…→
『うれしい!たのしい!大好き!』でもあったんだけど→
あの曲 聴いて
僕 ものすごい衝撃を受けました。
どの辺りに?
もう とにかく これです。
♪♪~(ギター)
これ A7/♭9/♯11ですけど…。
A7… なんて? なんて?
(キャピタル)ものすごい もう→
インパクトのある落ち着きのない
サウンドじゃないですか これ。
不安になるもん なんか もう。
(キャピタル)不安になるでしょ。
それ どこで使ってるんですか?
使っているのはこのサビ前後辺り。
♪♪~「ずっと探してた人に」
♪♪~「ラララ パーン パッピパーンパララ パーン パッピパーン」
♪♪~「トゥクティタ ポンポン
ポンポン タタタ」
♪♪~「パタタ パーン」
(高橋)言わずもがなのピアノ伴奏 入った…。
一瞬だけで。
では 改めて聴いてみよう。
♪♪~
何種類ものコードや複雑なコードを入れる事で→
1曲の中で 様々な気持ちを
表現しているという。
ちなみに J-POPに
コードが多いのは→
本間によると→
制作のある過程が関係しているそうで…。
[外:6EB29F1917CAEA1CADF94F5496A4C374]から
スタートしてると思うんですよ。
アーティストから来るデモは
多分 シンプルに…。
例えば…。
♪♪~(ピアノ)
ジャン ジャンって
こんなメロディーがあって→
ちょっと複雑にしてください
みたいなふうに言われると…。
♪♪~(ピアノ)
あ~ かっこいい。(村上)装飾というか…。
複雑にしてくださいっていう。
なんかね グッとくる感じにしてくれとか…。
(村上)飾りつけしてください
ですよね。
ちょっと 心に染みる感じに
してください…。
J-POPのコードが いっぱい
変わっていくっていうのは→
演奏するのは大変なんですかね?
大変ですね。
僕 J-POPの曲
コードが多すぎて…。
(高橋)あっ そうなんや。
マイケルさんなんかわざと減らすでしょ。
2コードだけでやったりとか。
さや姉は ギターの時そんなん気にして…。
私もギターで作るんですけど
大体。
なんか でも やってて
まあ 3コードとか→
すごく単純なものだと なんか
物足りない感じがしてきて…。
増えるんですけど
自分で作っておきながら…。
(安田)忘れていくよね。
(村上)あるある。
ヤスも そやな。
迷子になる時あるもんな。
(一同 笑い)
わーってなる。
洋楽とは コードの数が→
かなり違う J-POP。
だが なぜ
その違いが生まれるのか→
理由を分析すると…。
さらに 我々が小学校で習う→
あの音楽が関係していた!
では まずアメリカのアーティスト→
ドクター・キャピタルの
分析が こちら。
(村上)これ
リリースという事ですよね。
盤面リリース。
(キャピタル)そうですね。
日本では やっぱり
シングルで出るじゃないですか。
だから その一曲が
一つの作品としてなってて。
アメリカは 大体
アルバムで出すので→
一曲は 作品の一部
っていう感じがして。
作品の一部なので→
完成度 あんまり高くなくても→
いいって事ですね。
ある一曲の中に→
もう 成立した
世界観がなくても→
別にいいんですね。
アルバムの一部ですから。
確かに 日本は 欧米とは違い[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
一曲一曲にこだわる分→
複雑で凝ったものが多いと分析。
さらに別の理由を分析したのはモーリー・ロバートソン。
最近では コメンテーターの
イメージが強いが…。
実は 各地の[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
音楽にも深い知識が。
そんなモーリーが分析する→
日米の違いが こちら。
リズム重視かメロディー重視か。
♪♪~「Don’t believe mejust watch, come on」
確かに
リズム重視というアメリカは→
同じコードの繰り返しが多く
シンプル。
一方 日本は 歌のメロディーを
重視する傾向があり→
メロディーラインが 色々と動く
複雑な曲が多い。
だが
これは洋楽の影響なのだという。
実は アメリカの音楽も 全然
グルービーじゃなかったんですよ。
今のJ-POPにも通じる感性で。
例えば カーペンターズとかビートルズは→
ホントにメロディーで。
やっぱりAMラジオから流れてきたんでね。
みんな 車でラジオ聴きながら
一緒に歌う→
っていう売り方を
していたんだけど。
その後 アメリカの音楽っていうのは→
スピーカーが大きくなったせいか→
ベースが
どんどん強くなっていくんですよ。
(村上)低音重視の。
(モーリー)低音が重視で 車の中でも→
ブンブン こうやって
すごいじゃないですか。
ウーハー文化が
結構 欧米強いんで→
それで低音 つまり
リズムの領域が…→
そっちにエネルギーが
注がれるようになって…。
やっぱ R&Bとか→
クラブ文化になってから やっぱり→
その リズム重視
っていうのは強く…?
(モーリー)特に スピーカーのサイズが
だんだん クラブだと巨大化するので→
最後は もう 耳で聞こえないけど
お腹からくる重低音とか…。
(村上)体でね 感じる。
(モーリー)そうすると やっぱり→
リズムが圧倒的に強くなって。
しかも 踊り続けるっていう人は→
ずーっと踊り続けたいわけですよ。
8小節でサビにいってほしくないんですよ。
だから ずーっと
32小節 踊り続けるみたいに[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
みたいなね。
♪♪~「I’m on thetop of the world lookin’」
現在の洋楽は
リズム重視でシンプルだが→
そもそも60年代 70年代は
洋楽もメロディー重視。
♪♪~「I’ve found ever since
you’ve been around」
それに憧れ→
影響を受けたJ-POPは→
メロディー重視のまま進化。
だから より複雑なのだそう。
さらに 本間によると→
そこには 日本人なら誰でも知るある音楽も関係しているという。
それが こちら。
(高橋)童謡ね!
やっぱり 幼稚園の頃からね
こうやって みんなで お歌の時間。
ただ でも 子供でも
覚えられるぐらいな短い小節数で→
8小節ないし16ぐらいな感じで。
そして…。
(本間)その辺を 子供の頃から
こう すり込まれて。
(村上)一緒に歌おうやわ。
(高橋)っていうか アメリカとかは→
ああいうの ないんですか?
子供たちが 一緒に歌ったりするような みんなで。
(モーリー)
『Ring Around The Rosy』とか…。
「Ring around the rosy」とか
そういうのは一応あるけどね。
一応はあるけど。
数少ないです。
数少ないですね。
そうか。
全然 文化違うな。
ライブとかでも 演奏してたらお客さんが自然に手拍子とか…。
そういうのも そうなんですかね?
やっぱりね合わせたがるんですよね。
だんだん それが 2 4で→
こう合わせる人も増えてきてるんですけど。
2拍 4拍で…
増えてきてるんですけど。
だけど やっぱり
そのメロディーっていうものが→
とにかく子供の頃から
小学校に至るまで→
まあ 昔で言う
文部省唱歌ですよね。
それが
もう すり込まれてきてるので→
やっぱり 一緒に歌う事であったり
メロディアスなものであったり→
そういう事に対する…
すごく なんか 自然に それが→
普通にいいもの…
楽しいものなんだっていうふうに→
思ってる事があると。
実は アメリカでは 日本に比べ音楽教育が少ない事もあり→
童謡を みんなで歌う機会は
ほぼないという。
一方 日本では
幼い頃から童謡がすり込まれ→
これがメロディー重視だからこそ
洋楽と違い 複雑になるとの事。
そんな
J-POPの中でも→
キャピタルが
特にすごいと言う曲が…。
それが こちら。
♪♪~「”ありがとう”って伝えたくて」
♪♪~「あなたを」
ドラマ主題歌として大ヒットしたいきものがかりの『ありがとう』。
まず キャピタルが
すごいと言うのは…。
例えば
イントロの楽器の使い方は…。
♪♪~
♪♪~「”ありがとう”って伝えたくて」
頭は ピアノとグロッケン→
かすかなバイオリンなのだが…。
4小節目で バンドサウンドが
加わり 熱いサビへ。
♪♪~
♪♪~「”ありがとう”って伝えたくて」
そんな[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
さらに もう一つ…。
楽譜で言うと
この部分なのだが…。
例えば 洋楽を始め
普通にやりがちなパターンは…?
♪♪~「今日だって いつか
大切な 瞬間」
♪♪~「あおぞらも」
よし サビいくで!サビいくで!
♪♪~「”ありがとう”」
…といったら 普通でしょ?
もう いきそうじゃないですか
ここ。 テンション上げて。
チャッ チャッ チャン。
チャーン チャーン。
♪♪~「”ありがとう”」
…にいきそうだけども そこで。おお。
♪♪~「今日だって いつか
大切な 瞬間」
いくで いくで。
チャーン チャーン チャーン。
♪♪~
♪♪~「”ありがとう”」
(高橋)ああ なるほど。
(キャピタル)1小節増やして…。
いくで いくでのあとに
1回 違うのが入ってくんねや。
いくでって
テンション上がってるけど→
また さらにテンション上げて→
タメを作って1小節だけ増やしてるから→
細かくて小さな事だと
思うかもしれへんけど→
これは すごい[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
これは だからJ-POPというか…→
ならではなんですね
この曲ならでは。
これは もう アレンジャーの
本間さんのすごさです。
[外:6EB29F1917CAEA1CADF94F5496A4C374]たくさん働いてはると思います。
では 改めて もう一度。
♪♪~「大切な 瞬間」
♪♪~「あおぞらも 泣き空も晴れわたるように」
♪♪~
♪♪~「”ありがとう”」
この J-POPならではの
サビ前のタメ。
これは 日本の独特な文化が
関係しているという。
(本間)やっぱり
日本人って→
そもそも
なんですけども→
間の文化にあって。
この間の…→
それまでの物語
Aメロ Bメロの間に→
そこに 1小節
ちょっと間があって→
「”ありがとう”」って
くるだけで→
ちょっと そこまでの物語を
咀嚼できるんですよね。
(高橋)なるほど。
だから あれと一緒ですわ。
(本間)俳句の頭の句がね→
「柿くへば」…ちょっと間があって→
「鐘が鳴るなり法隆寺」って
いくでしょ。
その間が… 間の間に
そのあと…。
ああ 想像させる…。
(村上)少しでもいいから…。
ちょっとあるだけで
変わるんですよ。
狙ってんねや。
こう 相撲で 見合って見合って…。
なんやろう? この間
みたいな感じやけど→
その間で…。
確かに アメリカやったらゴングでバーンですけど→
相撲は 間の文化ですよね。
(本間)そうなんですよね。
間が違うんや。 面白いな これ。
では 続いて2つ目の→
ここがヘン!!
だけど スゴイなJ-POP。
一体 なんなのか?
という事で 続いてはマイケル・カネコが こんな分析。
(高橋)そうなんや。
我々からしたら ねえ普通に聴いてるものでも→
やっぱり 外国人の方が聴くと→
どういう意味だろうとね思うとこが あるんでしょうね。
解説するのは→
カリフォルニア育ちのアーティスト[外:13E9349D7AAC534E7FD53B92F3260C5B]
実は 彼は…。
(丸山)ああ!(古田)これこれ。
昨年のベスト10に選んだ→
海外で人気上昇中のAmPmの楽曲には→
作詞 ボーカルとして
参加するなど→
まさに 世界を股にかけて活動する
アーティスト。
では マイケルが
違いが わかりやすいという[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
♪♪~「そばにいたいよ」
まずは J-POP。
映画『ドラえもん』の
主題歌としてヒットした→
秦基博 『ひまわりの約束』。
この歌は ドラえもんとのび太の友情を思わせる歌詞が→
切なくて感動すると
多くの人の共感を得た。
詳しく見てみると…。
♪♪~
1番では 相手が自分の事を
自分以上に悲しんでくれる→
2人で1つのような関係の2人が→
一緒に過ごす様子が描かれているようだが…。
(安田)ええ歌やな ここ。
(高橋)ええ歌やな。
それが[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
♪♪~
ここでは 一緒にいた2人に
別れがきた時の事を描写。
しかも それは
悲しい別れではなく→
笑顔の別れだという
物語性のある歌詞。
さらに…。
♪♪~
「ひまわり」という植物に対して
「まっすぐな優しさ」と→
人格を持たせた比喩で→
ドラえもんを表現しているようにも感じられる。
これは[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
では 一方洋楽は どんな歌詞なのか?
♪♪~「I’m in love with
the shape of you」
♪♪~「We push and
pull like a magnet do」
例えば こちら。
動画サイトで30億再生を超え日本でも大ヒットした→
エド・シーランの
『Shape Of You』。
一体 どんな内容なのか まず…。
♪♪~
では どんな内容なのか
訳してみると…。
♪♪~
(高橋)しょうもなっ!
なんと[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
…というナンパをそのまま歌った歌詞。
さらに 他にも サビでは…。
♪♪~
「僕は きみの身体に夢中」と
男性の欲望をダイレクトに表現。
(丸山)安っ。 チャラいよね。
洋楽にはJ-POPにはあまりない→
ストレートな歌詞が多いのだそう。
(高橋)歌詞 圧勝やん。
多分 その時 思った事を そのまま
言うてる感じがしますよね。
バーッと 曲 作った時とか…。
多分 その時の感情をそのまま表現してる感じが…。
ストレートやから
伝わる感じはしますよね。
(村上)わかりやすさというね。
日本って 割と こう歌詞 読んでるだけで→
感動する歌
いっぱいあるじゃないですか。
(高橋)やっぱり 洋楽は
そういうの少ないですか?
中には… 例えば→
ボブ・ディランとかの歌詞とか見たら素晴らしいんですけど。
やっぱ 今の
トップ40とかの歌詞 見たら→
結構 ああいう エド・シーランみたいな
歌詞が多いですよね。
(高橋)安い言葉。
(一同 笑い)
(キャピタル)もう アメリカ人として
恥ずかしいですよ。
では 一体 なぜ→
歌詞の内容に違いが生まれるのか分析すると…。
音楽を楽しむ環境の違い→
さらに 日本語のある特性が関係しているという。
まず 音楽を楽しむ環境の違いとは
こちら。
やっぱり その クラブで
重低音でリズム体っていうのが→
音楽を体験する場所
っていう所にシフトしてきた。
ディスコの時代からね だんだんと
クラブに向かっております。
それで 日本は一方 やっぱり…
何人かのグループで→
仲良し同士とかで
カラオケで歌うっていうか…。
ここら辺の
歌詞の違いみたいなのも→
出てくると思うんですけど。
実は アメリカでは日本では当たり前のカラオケが→
あまり一般的ではなく
クラブが中心。
それが[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
歌詞じゃなくて その言葉のサウンドとかが 結構 大事で。
エド・シーランの歌詞は
ちょっとチャラいんですけど。
例えば あれ すごい…。
韻を踏んで。 例えば…。
♪♪~(ギター)
♪♪~
すごい… なんだろう?
楽しいんですよ 言ってて。
だから クラブ行って
これを もう→
みんな 酔っ払って
歌うのが楽しいから→
こういう歌詞が生まれてる
っていうのはありますよ。
口が気持ちいいって事?
(マイケル)そうですね。
「where I go」の最後が→
ちょっと セクシーにヒュルヒュルって動いてますよね。
そのチラリズムが 英語…。
(高橋)チラリズム…。
ちょっと この先があるのかな?
っていう感じ。
さあ 他にも
歌詞に違いが生まれる理由が→
あるそうでございます。
こちら。
(古田)ああ なるほどな。
さっきの『ひまわりの約束』でも→
やっぱ 日本語って→
すごい分解しやすいんですよね。
例えば 頭の「どうして」。
もうホントに 1音に対して→
1つの文字が
あたってるじゃないですか。
だからこそ
すごいインパクトがある。
1つの言葉に対して。
それを同じメロディーに対して→
「ホワ~イ」って言ったら
すごい不自然なんですよ。
だから 英語だったら
もうちょっと言葉を詰める。
だから 「I wonder why」とか
「I wondering why」とか…。
英語で歌ったら… 僕が ちょっと
簡単に訳したんですけど…。
♪♪~
ちょっと なんかめちゃくちゃよかったけど…。
だから なんか→
日本語はシンプルだからこそすごいインパクトがある。
英語は ちょっと
言葉を詰めるから→
そこまで入ってこない
っていうのがあるかなと…。
でも 逆に 英語は だからこそ
リズミカルじゃないですか。
だから すごいヒップホップとかの
ジャンルが生まれたり→
ラップとかに すごい合う。
(古田)さっき言ってた→
韻 踏むとかっていうのも やっぱ→
英語ならではのレトリックみたいなんがあるじゃないですか。
歌詞にインパクトが出やすい
日本語。
本間は だからこそ→
作る際に気をつけている事があるという。
[外:6EB29F1917CAEA1CADF94F5496A4C374]っていうのが 日本語
どうしても多いんですよ。
(本間)だから さっき言ってた→
例えば 童謡で言うと『故郷』とかね。 例えば…。
♪♪~(ピアノ)
「兎追いし」だけど…。
これを
「兎 追いしー」とかにしたら→
おいしいウサギなんだ みたいな
感じに聞こえちゃったりする…。
だから やっぱ どこで切るか→
どういうメロディーにのせるかによって→
日本語っていうの
結構 難しいんですよ。 だから→
そこに 神経を配ってるからこそ
よく入ってくる。
この歌詞 入ってくるよね
っていうのは→
大体 メロディーと
その言葉のイントネーションが→
同期してるんですね
切りどころが。
それが
日本語の独特の文化であって→
英語には ないですよね
なかなか そういうのってね。
いや なんか もう…
なんか 誇り高いですよね。
J-POPを聴いてて
J-POP すごいんやなと。
(一同 笑い)
(高橋)歌詞 圧勝です。
(村上)さあ では
まだまだございます。
外国人の皆様が
J-POPについて思う事 こちら。
では 続いての ここがヘン!!
だけど スゴイなJ-POP。
こちらも聞いてみると…。
という事で→
モーリー・ロバートソンの分析が
こちら。
(村上)…という事ですけども。
モーリーいわく これは→
日本の和洋折衷文化が→
関係しているという。
和洋折衷っていうのは[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
日本の文化と外国の文化を混ぜるっていう事なんですけど。
例えば 食文化でもですね 最近
名古屋のあんかけスパゲッティ…。
今 大ブレークしてて
世界中から→
食べに来てるらしいんですよ
セントレア空港から。
急に ソーシャルメディアで広がって
東南アジアの人たちが みんな→
うわー! あんかけスパゲッティ
食べさせろ! とか言って→
やってるらしいんですけど。
あんかけスパゲッティって→
すごい 何重にも 色んなものが
混ざっちゃってるわけよね。
確かに イタリアンでもないし
中華でもないし→
和食でもないし…。
それが なぜか統合されて…。
それが ちょっと→
万国にも ちょっと認められつつあるという…。
合成から合体にいき
最後は なんていうか→
1つになっちゃうんですよね。
それが音楽の世界にもあるんじゃないかっていう…。
もしかしたら 耳とか…
作曲する方とか 歌う人にも→
自然に そういう
生活全体の環境の中から→
知らない間に 世界中の文化を
取り入れて 吸収して→
なんか 再合成してるっていうか
再構築してるんじゃ…。
(村上)これも もう ホント→
ネット普及し出してですよね本間さん 音楽に関しては。
知らずにアクセスして→
世界中の音楽を知らずに聴けちゃう。
僕らの時代
やっぱ そういうのなかった。
探しに行かなきゃ
ダメだったんだけど。
でも もう 今や
調べれば すぐに出てくるんで…。
音楽のルーツを知らずとも
なんとなく かっこいいものって→
どんどん どんどん
入ってきちゃうような…。
では 実際 どんなふうに→
色々な音楽を取り入れているのか。
まずは こちら。
♪♪~「あなたが望むのならこの身など」
ミリオンヒットを記録した→
ポルノグラフィティの代表曲の一つ 『アゲハ蝶』。
作曲 プロデュースを手掛けたのは
本間昭光。
この曲に[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
♪♪~「I’d rather be a sparrowthan a snail」
(高橋)言われてみれば。
『コンドルは飛んで行く』などに代表される→
ラテンアメリカ諸国の民族音楽
フォルクローレ。
では この特徴的な笛
ケーナの音に注目して もう一度。
♪♪~
♪♪~「ヒラリヒラリと舞い遊ぶように」
♪♪~「姿見せたアゲハ蝶」
♪♪~「夏の夜の真ん中 月の下」
このように 別の音楽の要素を
ポップスに取り入れているのが→
外国人からすると新鮮なのだそう。
続いて もう一曲。
♪♪~
THE BOOMの代表曲『島唄』。
これは 聴いてわかるとおり→
三線などの琉球民謡とロックをうまく融合。
♪♪~「届けておくれ」
さらに[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
♪♪~「島唄よ 風に乗り」
テンポが 徐々に上がっていく。
これは キャピタルいわく…。
歌舞伎など日本の伝統芸能に共通する→
導入 展開 終結という構成
序破急に通じるものがあるという。
(丸山)マジすか?
(高橋)それを キャピタルさんが分析したいうのがすごい。
♪♪~「島唄よ 風に乗り」
そうした日本の音楽とロックの融合がウケたのか→
この曲は アジア ヨーロッパなど→
11カ国以上でカバーされるなど→
世界的に人気を誇る一曲に。
♪♪~「ララララララララララララララー」
(高橋)はあ~ なるほど。
あれが だから海外の人が聴いたら→
ちょっとすごいなってなるんやね。
(村上)新鮮なんでしょうね。
(キャピタル)向こうではですね→
ブルースに何かを混ぜてみようとしたら→
「お前 本物の
ブルースマンじゃないんだ」とか→
すぐに文句言われます。
だから 混ぜるのはちょっと…。(古田)危険なんや。
(キャピタル)危険ですね。
そもそもレコード会社は許さへんと思うし。
スタッフも許さないんですか
それは。
(キャピタル)で 例えば ラテンの要素を
混ぜて 曲を作ったにしても→
それは
もう あくまでも→
バックで流れている
伴奏として。
前面に
出ないんですよね。
あくまでも歌手が主人公
っていう感じで。
で 『アゲハ蝶』とか
僕 もう 大好きなんですけど。
その曲の中に 主人公が
いっぱいいる感じがします。
歌もそうだけど そのあと
ペルーとかのフルートが→
もう 前面に出てて。
メロディーを16小節とかやってるし。
そのあとに
ギターソロとかも入ってて→
また主人公が出てきて。
あの もう すごい[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
(村上)これ でも 本間さん やっぱ
ああいうもの取り入れる時→
一度ね
ご解説頂きましたけれども→
入れる具合って 非常に難しく…。
具合が難しいです。
(古田)ああ~。
(本間)結局ケーニャの瀬木さんってね→
達人を呼んできて→
で あのキーに合わせて こう…何本もないと はまらないですよ。
♪♪~「トゥクトゥク トゥクトゥク
トゥートゥクトゥー」
(丸山)そうなんだ。
(本間)で やって…→
途中 転調するんで また換えて。
それ やってもらって。
で あの時は その 時期でね→
「ポルノグラフィティ世界の旅」をやろうっていうふうに言ってて。
(村上)あっ テーマが。
曲ごとに色んな…。
(横山)それでか。
(高橋)そういう事なんすか。
例えば
その前の『サウダージ』って曲は→
ブラジルの方なんですよ。
南米の右側の方。
ちょっと そっちを意識しました。
ブラジルのサンバ感を意識した→
打楽器の音に注目して→
聴いてみよう。
♪♪~
♪♪~「私は私と、はぐれる訳にはいかないから」
♪♪~「いつかまた逢いましょう。」
♪♪~「その日までサヨナラ恋心よ」
だから とにかく
その国 その国の本物を→
ちゃんと勉強しなきゃいけない。
だから 『島唄』がウケたのはそういう事なんですよね。
本物から始めるんですね。
本物なんですよ。
だから もう 向こうに
住むぐらいの勢いで行って→
で 離島ツアーとかやっててね
当時はね。
で 離島だけを巡って→
本物を体に入れてからやってたみたいなんですね。
沖縄の方じゃないんすね?
(本間)沖縄の方じゃないですよ。
(高橋)でも 思てる人 多いやろね。
(村上)そりゃそうでしょう。
宮さん 沖縄の人なんやろなって→
思てる人多いやろねあの歌 歌って…。
それぐらい もう 本物なんすね。
(本間)本物ですよね。
だから そこまでいって ちゃんと
体に入れてからじゃないと→
できないっていうタイプ…。
へえ~。
でも そのぐらい リスペクトが
必要なんですよね 入れる時に。
(村上)さあ そして
今夜のジャムセッションは『島唄』。
これ もう 撮ったんですよね?
(本間)撮りました 撮りました。
とにかくね
三線がないものですから→
アコースティックギターをね
三線風にチューニングして。
ええ~っ!
(本間)特別なチューニングでそれ やられてる…。
それは ドクターがやったの?
僕がやりました。
一番 和洋折衷じゃないですか。
(高橋)ホンマやなあ。
キャピタルさん。
そう。
(一同 笑い)
聴きたい。
三線風 キャピタルのギターに
注目。
♪♪~「島唄よ」
今夜のジャムセッションは琉球民謡とロックを融合させた→
THE BOOMの『島唄』。
キャピタルの三線風ギターにも注目。
お願いします。
(スタッフ)では本番よろしくお願いします。
本番まで5秒前 4 3 2…。
♪♪~
♪♪~
♪♪~
♪♪~「ララララララ
ラララララー」
♪♪~「ララララララララ
ララララララー」
♪♪~「ララララララ
ラララララー」
♪♪~「ララララララララ
ララララララー」
♪♪~
(スタッフ)オッケーです。ありがとうございます。
(拍手)
(スタッフ)ありがとうございました。
ありがとうございました。
♪♪~(バイオリン)
次週は 楽器の花形 バイオリン。
♪♪~(バイオリン)
(拍手と歓声)
そもそも どうやって音を出しているの?
(バイオリン)
(大倉)アカン アカン アカン アカン。
J-POPに欠かせない
テクニックとは?
なんか ちょっと
触ってみたくなったよね。
高嶺の花 バイオリンが
もっと身近に…。
2018/04/01(日) 23:10〜00:05
ABCテレビ1
関ジャム 完全燃SHOW 【外国人が見た ここが変!だけどスゴい!J−POP】[字]
関ジャニ∞&古田新太!外国人から見たJ−POPとは?ここが変!だけどスゴい!J−POPの秘密とそのスゴさを徹底解説!メロディー、歌詞、作曲などから分析!
詳細情報
◇番組内容
海外で活躍する日本人アーティストも増えたが、外国人はJ−POPをどう見ているのか?「外国人から見たJ−POP」をテーマにその特徴や奥深さを、世界と日本の両方の音楽に精通する3人のゲストが分析!「J−POPって○○じゃない?」という外国人目線でスゴい!と思うところを、文化の違い、メロディー・歌詞・作曲方法などと比較しながら解説!さらに、独自の世界観を持つ背景を、音楽P本間昭光も参加し紐解きます。
◇番組内容2
THE BOOMの名曲「島唄」を、キーボード本間昭光、ギター ドクター・キャピタル、マイケル・カネコと、ボーカル渋谷、ギター安田、パーカッション横山でセッション!ロックと三線を取り入れた沖縄民謡のミックスなど、J−POPならではのオリジナリティに溢れた楽曲の世界観や、三線を再現したギターなどトリプルギターのコラボにも注目です!
◇出演者
関ジャニ∞:横山裕 渋谷すばる 村上信五 丸山隆平 安田章大
支配人:古田新太
アーティストゲスト:本間昭光 モーリー・ロバートソン ドクター・キャピタル マイケル・カネコ
トークゲスト:高橋茂雄(サバンナ) 山本彩(NMB48)
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