2018/07/15(日) 20:00〜20:45 西郷どん(26)「西郷、京へ」[解][字][デ]

(雪篷)西郷ど~ん!
(吉之助)雪篷さぁ!
西郷ど~ん!
<徳之島 沖永良部島に流されて
1年半→
吉之助は[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に戻りました>
(茂久)西郷 面を上げよ。はっ。
<先の奄美大島を加えると→
およそ5年もの島暮らしでありました>
(茂久)父上は お主を[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に
とどめておけと きつく申され→
京へ上られた。
私は 飾り物の藩主だ。
飾り物であっても 私は

家臣の声だけは よく聞く。
大久保一蔵は
国父様に従い京に上っておる。
その大久保が
すぐに西郷をよこしてほしいと。
(茂久)京へ行け。
頼むぞ 西郷。
ははっ。
(一蔵)岩倉様! 岩倉様! あっ…。
岩倉様!
(岩倉具視)やかましいな! お前。
西郷が京へ参ります。
誰やったかいな…。
いつも お話ししてたでは

ありませんか。 私の友 [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩の!
ああ 西郷吉之助か。

はい。 その西郷が…。あ~っ!
熱 熱っ… 熱~っ!
このままでは 終わらへんで…。
♪♪「よいさかい よいさかい
よいさかい ああ よいさかい」
(勝 麟太郎)
おい いい加減にしねえか。→
下手くそで見ちゃいられねえ。
(坂本龍馬)ちぇっ また叱られたぜよ。
で 龍馬 お前さんが会いてえ
っていう女は どこの女だ?
江戸か? 京か?

[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩です。
女じゃのうて男です。
勝先生 知りませんろうか?西郷吉之助。
西郷? 何をやった男だ?
いや まだ何ちゃあしちゃあせん。
5年も島に流されちょったき。
待てよ 西郷…そういえば 聞いた事がある。
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩の斉彬殿と話した時に
ちらっと その名を。
<西郷吉之助は→
維新へ向けた革命の第一歩を踏み出したのです>
♪♪~
♪♪~
♪♪~
♪♪~
♪♪~
<西郷家は 以前の家を売り→
隣町の小さな借家に

引っ越しておりました>
ばあ様 何一つ孝行できんで
すんもはんじゃした。
(信吾)ばあ様は 最期まで
兄さぁのこつを心配しちょった。
おはんらにも苦労かけたな。
(吉二郎)兄さぁ 申し訳ございもはん。生まれ育った家を守れんで…。
(琴)家を売らんかったら
みんな飢えて死んじょったよ。
(熊吉)申し訳ございもはん!
おいだけ太っちょって。水を飲んでも太りもす。
(笑い声)
みんなが こげんして元気で生きちょっとが何よりじゃ。
鷹も安も
よか相手に 嫁に出してくれて→
ほんのこて あいがとな。
兄さぁ…。
おいも やっと お役を頂きもした。
おいも一生懸命 働きもす!頼んど 小兵衛。
はい!
そいとだいか お嫁さんを→
もらってくいやんせ。
いつまでも男所帯じゃやっせんよ。
ほんのこっじゃ。
おいも気張りもす。
≪(新八)吉之助さぁ。
おお 新八どん。
♪♪~
有馬さぁたちのこつは残念じゃった。
(大山)おお…。

エゲレスのこつも…。
よう追い返してくれたの。
(海江田)吉之助さぁ。(すすり泣き)
吉之助 ほんのこて…!
よう生きて帰ってきてくれた!
(新八)よっしゃ
久しぶりに みんなで飲みもんそ。
おお。
来たど。お待たせしもした。あいがとな 小兵衛。
おはんら こいじゃ こいじゃ。
こいを見てくいやい。
ないな?
おいが島で見聞きしたこっじゃ。
俊斎どん 我が藩はの→
島の作物を みんな吸い上げて島民の暮らしは もはや地獄じゃ。
(海江田)地獄?
喜界島も同じでごわす。
藩に訴えて
こいだけは どげんしてでん→
改めんにゃないもはん。
また島流しにないもはんか。
んにゃんにゃ
エゲレスとの戦のあと→
らっきょうのそばにおった
取り巻きどもは 役を解かれた。
何なら… おいが らっきょうに
物申してやっても よかど。
(笑い声)
俊斎!
今 国父様に物申せっとは

京におる一蔵だけじゃ。
そげんいえば 京では[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩が→
わっぜ嫌われちょっち聞いたどんないごてでごわすか?
長州の者どもが
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩を悪く言いふらしちょいもす。
長州が?
(海江田)尊皇攘夷を掲げて→
帝を京から連れ去り奉ろうと
しちょった長州を→
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩と会津が追い払ったんじゃ。
そい以来 長州は[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩を恨んじょ。
(いびき)
♪♪~
殿… 戻ってまいりもした。
まだ生きちょいもす。
おいは これから
生かされた天命に従いもす。
民が みんな腹いっぱい→
飯が食える国にすっために働きもす。
殿 見守ってたもんせ。
<島から戻って僅か5日後→
吉之助は 新八を連れ
京へ向けて出立しました>
先のエゲレスとの戦で
城下には家を焼け出された者が→
大勢おったそうじゃ。
おっ お… 糸どん!
(糸)吉之助さぁ!?
変わらず 走っちょっが。(笑い声)
お二人とも お変わりなく。

いつ 島からお戻りに?
ああ…。
あ… すんもはん。
ないも。 糸どんこそ
元気そうで何よりじゃ。
糸さぁのところは 戦で
ひどか目に遭っちょらんとな?
幸い 海老原の家は何も…。
じゃっどんさとの方は風向きが悪くて→
火が回ってきてしまいもした。
お家の方々は?
皆 息災です。
ほいなら 急いじょっもんで。
糸どん!
おいにできるこつがあったら何でも言うてくいやい。
んにゃ… 差し出がましかこつを
言うてしもた。
吉之助さぁ お達者で。
糸どんも達者での。はい。 ほいなら。
<このころ 京では→
新しい形の政が始まっていました>
<朝廷 幕府
そして有力諸藩が一堂に会し→
合議によって政を決める
画期的な制度でした。 しかし…>
(久光)幕府は 異国と戦をする
おつもりでございますか!?
(慶喜)攘夷は かしこくも
天子様のお望みである。
はて ついこの前は

横浜の港は閉めんと→
異国との交易を続けると
うかごうたようですけんど…。
確かに。
はっきり そう仰せられました。
日本は
開国せねばならぬと。
私も さよう伺いました。
攘夷と言うたり開国と言うたり…。 一橋様!
今 こん場で はっきりと
お考えを聞かせてたもんせ!
(あくび)
(春嶽)一橋殿…。異国を侮ってはなりませぬぞ。
我ら[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩は エゲレスとの戦で
そん恐ろしさを嫌というほど…。
芋が焼き芋にならんでよかったな。
祝着至極。
(春嶽)国父殿 抑えられよ。
抑えられよ。ああ!
国父殿!
一橋様は酒に酔うちょられる。 な? な?
(慶喜)酒浸りのそなたと
一緒にするな! 容堂。
酔うておられぬなら
ないごて コロコロ コロコロ…→
考えを変えられるのじゃ!
わしたちは 皆開国すべきじゃち申しておる!→
そいでも まだ攘夷じゃち
申さるっとなら…→
はっ! いっそ

長州とでも手を組まれたらよか!
無礼者! 誰に口を利いてるんだ!
<慶喜は 久光らの意見に耳を貸さず 振り回してばかり。→
参預会議は もはや
風前のともし火でありました>
(孝明天皇)
慶喜 そなたに聞きたい事がある。
朕の考えを改めたがよいのか。
朕が 異国を忌み嫌うばっかりに→
そなたらを
惑わしているのではないのか。→
慶喜 答えよ。
畏れながら…。
この一橋慶喜 一身に代えて→
すめらみことの御憂いを晴らし奉りまする。
慶喜 頼むぞ。
ははっ!
旦那さん 表の看板に またこれが。
(お虎)どうせ また長州はんに肩入れしてはる人たちの仕業や。
こんなん まだ序の口やて。
夜中に打ち壊されたとこも→
火ぃかけられたとこもあるて。
怖い怖い。
(鍵屋)
このまま客が入らんかったら→
火ぃかけられる前に
店 潰れてしまうわ。
旦那さん 長州はんなんか
恐れるに足らずどす。
どっからでも かかってきなはれ!

(新八)御免。やあ~!
お虎どん。
西郷はん…。
帰ってきたど。
西郷はん…お会いしとうございました~!
心配かけたのう。
吉之助さぁ 「[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]賊」。
おいたちは ほんのこて
嫌われちょるようじゃの。
嫌いやなんて そんな…。
うちは… うちは ずっと ずっと→
お会いした時から
西郷はんの事を…。
おはんらにも
苦労をかけてしもて→
申し訳なか。
いやいや やめとくなはれ!
大変なんは
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩さんの方ですさかい。
そないいうたら 大久保はんも
何や このところ→
大層お疲れの御様子どしたえ。
こちらでございます。
お連れ様でございます。
≪回った回った。
(にぎやかな声)
何じゃ こいは!?
(平岡円四郎)大久保殿 お見事!
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩名物 畳回しでございます!回せ回せ!
一蔵どん!?

おう…。
あ~ 情けなか姿を
見られてしもた。
んにゃんにゃ
わっぜ すごかったど。
のう!
はい。一蔵どんが→
あんなに客を沸かせる芸を
持っちょったとは。
やめてくいやい。
みんなが そろって笑っちょった。
喜んじょった!
おいは ここが熱くなったど。
≪(ゆう)ごめんやす。
(新八)あっ あいは…。
おゆうどんじゃなかか
久しぶりじゃのう。
(ゆう)いやぁ
覚えてくれてはったんどすな。→
おおきに。
あ… おおきに。へえ。
おおきに?
あっ そういう仲じゃったとでごわすか!?
こら新八 思い違いすんな。
そうどす。 お客様におつらそうな顔のまんま→
表に出られたら
うちの看板に傷がつきますやろ?
あ… これ
腹痛に よう効きますねや。
ほな。

(ふすまの開閉音)
吉之助さぁ
おはんを京に呼んだのは→
おはんにしか できんこつを
頼むためじゃ。
何でも言うてくいやい。
国父様は泣いておられる。
一橋様じゃ。
一橋慶喜公か。
国父様は 参預の一人として→
朝廷に召し出されたんじゃ。じゃっどん…。
いっそ 長州とでも
手を組まれたらよか!
無礼者! 誰に口を利いてるんだ!
俺は 将軍家名代としてつきあってやってるんだ。→
家臣の分際で 訳知り顔をするな!
ぜっ…! つきあってやってるのはこちらでございもす!
(春嶽)一橋殿 一橋殿!
(慶喜)宮様!
この者は 天下の大愚物!
ゆめゆめ信用されてはなりませぬぞ。
おかげで 供回りの者たちも皆
頭を抱えちょっ。
一橋様付の
平岡円四郎殿を除いてはな。
(後藤象二郎)平岡殿。
(平岡)何か?
一橋[外:725B24C5997D38268FD2127520E5B3E8]は 我らに何か恨みでも
持っちゅうがですろうか?
(平岡)ならば

ひと言 申し上げる。→
慶喜様は
将軍後見であらせられまする。
もし仮に 慶喜様が一人
異を唱えておられるとして→
なぜ ほかの方々は
それに従わぬのですかな?
どういう事ですか?
慶喜様こそが正しいのであって→
異を唱えておるのは
そちらの方々であろう。
≪(久光)ないごて
コロコロ コロコロ…!
もう やっておれん!
気ぃお鎮めや。
国父殿!
(久光)無理じゃ!久光殿!無理 無理…!
国父様!
一蔵 帰っど!→
おいは もう帰る!→
帰る帰る! 帰る!
そいで畳まで回して
せめて供回りの皆を→
つなぎ止めちょったっ
ちゅうこっか。
こんままじゃったら
新しい政など かなわん。
そいばかりか [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩は芋と
罵られた上 幕府とは対立。 片や。
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩が

日本の政を変えるどころか→
日本中から孤立してしまいもす。
吉之助さぁ そげな[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩でもおはんの評判だけは→
とんでもなく大きくなっちょっ。
あの斉彬公が認めた男。
日本のため 熱か心を抱いて
島に流された英雄じゃち。
どげな男だろ
一目会ってみたかち。
そげな連中が都にあふれちょ。
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩を救ってくいやい吉之助さぁ。
分かった。
一蔵どん 新八どん 共に気張っど。
おう。
はい!
(慶喜)何を見ておる?
こいつが そんなに気になるか。京へ来ると聞いたが?
(ふき)はい。
ふん… 一橋慶喜ともあろう俺がこんな牛男にやいてるぜ。
吉之助さぁ 分かっておると思うが
今度こそ 国父様と→
ぶつからんでくいやい。
分かっちょっ。
もう一蔵どんを
困らせるような事はせん。
(物音)
西郷吉之助 沖永良部島より立ち戻りもした。
此度の御赦免…。
黙れ!
わしは 許しちょらん。

大久保が勝手に茂久に願い出おったとじゃ。
よう聞け 西郷。
わしはな… 一橋も好かんが→
お前は もっと好かん!
下がれ!
はっ。
♪♪~
国父様 いま一度
一橋様と会って下さいませ。
もうすぐ 日本の政が
変わるのでございます。
せっかく
ここまで来たのでございます。
お前は そんために
あん男を呼び寄せたんじゃろう。
はい。
平岡様。
殿は 西郷吉之助という者など
知らぬと。
は? 一橋様がでございますか?
そうだ。いや そんなはずは…。
(新八)[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩の西郷でございますぞ。
知らぬと申されておる。
お待ち下さい。
(吉之助 新八)平岡様。
ちょっ 平岡様。
お待ちくいやったもんせ!
吉之助さぁ。
♪♪~
あれから

しばらく お会いしちょらんで→
忘れられたのかもしれんな。
まさか。
吉之助さぁを忘れる人なんて
おるはずが…。
んにゃ まあ
ちょっ変わった御方じゃっで。
西郷はん!
お虎どん。
見損ないました。
は?うちという者がありながら→
あれは どこの
どなたはんどすか!?
え?
あの女子はんは 西郷はんとただならぬ仲どすえ!女子?
≪失礼致しもす。
西郷吉之助と申します。
(ふき)西郷様。
ふきどん!
お懐かしか~。
はあ ほんのこて!
一段と おきれいになって。
あいがとさげもす。ないごて 京におっとな?
これを うちの人から
預かってまいりました。
うちの人?
こいは…!?手前勝手な人で申し訳ありません。
何が何でも すぐに会いたいと。
ふきどん おはん…。
はい。 今は 一橋慶喜様の

おそばにおります。
ほんのこいな!
いろいろございまして→
慶喜様に お身請けして
頂いたのでございます。
そうじゃったか。
いや~ お上手やわ。
≪失礼致します。
♪♪~
お久しゅうございます 一橋様。
忘れたのか?俺は そんな名じゃねえよ。
ヒー様。
変わらんな 牛男。
何故 お屋敷で
お会い下さらなかったのですか?
都は 荒れ放題だ。
俺の屋敷も見張られておる。
誰に?
さて 勤王だか佐幕だか分からん。
今の俺には 誰が味方で
誰が敵かさえ分からんのだ。
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩は
ヒー様の味方でございます。
いま一度
国父様に会って頂けませんか。
あいつは しつこい。 一人前に
日本国を憂いているようで→
頭の中は
己の事しか考えておらん。
だから 芋だってんだ。

久しぶりに江戸前のたんかを聞きました。
今日は お前と懐かしく飲むために
来たんだよ。
もう芋の話は なしだ。
また逃げようとされておるのですか?
何だと?
開国をすれば天子様に背く事になり→
攘夷をすれば 異国と戦になるのは
必定。
どちらも恐ろしか事でございます。
かつてのように面倒な事 恐ろしか事から→
また逃げようと
されておるのですか? 一橋様!
その名で呼ぶなと
言ってあるだろう!
結局 誰にも
俺の気持ちは分からんのだ。
もうよい 帰れ。
いいえ 帰りません。
は?
おいは 今うれしくて たまりません。
あの一橋様と
また こうしてお会いして→
腹を割って話し合える時が
来たのですから。
♪♪~
はっ。
なぜ幕府は
これほど弱くなったのか。
なぜ俺が [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩 土佐 宇和島。

徳川の家臣風情と肩を並べられなくてはならんのだ。
西郷
俺は このごろ思う事がある。
あれほどまでに憎かった
井伊掃部頭は→
すげえ男だったんじゃねえのか?
一橋様 それは違います。
井伊様が まことに正しき政を
されたのなら→
何故 橋本左内殿が
ここにおられぬのですか。
左内殿だけではありません。
どれだけの日本を憂う方々が→
無念のうちに
散っていったと思われますか?
一橋様は 井伊様とは違います。
幕府が守らねばならぬのは幕府ではありません。
守るべきものは 民でございます。
誰よりも まずかよわき民でございます。
お前は変わらんな。
あれから 今日まで→
おいは 更に多くの民と
関わってきました。
攘夷か開国か
それを考えるためにも まずは→
民の暮らしを守る事を
考えてたもんせ。
強き者が 弱き者を守る。
それこそが政ではありませんか。何言ってんだ。 お前 大丈夫か。
徳川も[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩も長州もない。

今こそ 手を取り合う時だ!
そう
天下に号令をかけられるのは→
ここにおります 将軍後見職
一橋慶喜様だけだと→
おいは信じております。
西郷。はっ。
何だか似てきやがったな…→
斉彬殿に。
分かった。
芋に会ってやろう。
かたじけのうございます。
一橋様との会見をよう取り計らってくれた。
国父様も お喜びになる。
<ところが…>
国父様 今 何と申されました?
わしは帰る。[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に帰る。 そう申した。
お待ち下さいませ。
せっかく一橋様のお心が動いた→
この時を逃しては…。
(久光)いや…。
つらつら考えてみたが 一橋とは
ないを話しても無理じゃ。
そいが よう分かった。
しかし→
それでは西郷の働きが
無駄になってしまいます。
(久光のため息)
おい 西郷。
此度の働き 大儀であった。

褒めてつかわす。
これでよかろう?
国父様 それではあまりにも ひどうございます。
黙れ。 不服か?→
え? 不服かと申しておる。→
ないか申す事があるか? ん?
ありがたき幸せにございもす。
ハハッ… ハハ~。
あ~ よか心がけじゃ。
よし 西郷! お前には
新しか役目を申しつけてやる。
軍賦役兼諸藩応接係じゃ。
せいぜい気張るがよか。
♪♪「されば古人の言葉にも」
≪♪♪「聖人は人をそしらず」
<更に その数日後
とんでもない事が起きたのです>
♪♪~
一橋慶喜 天誅!
♪♪~
平岡が 俺の身代わりに!?
下手人は分かりません。
すぐに下手人を捜し出せ。
町方に伝えよ。
下手人なんざ どうでもいい!
平岡じゃねえ。
斬られたのは… 俺だ。
やりやがったな。
どこの誰だか知らねえが。
やりやがったな…。

慶喜様。
一橋様
申し訳なき次第にございもす!
聞いた。
国父殿は[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に帰られたそうじゃの。
はっ。 おいの力不足にございます。
こんとおりにございもす!お許し下さいませ。
西郷 面を上げよ。
謝りたい 国父殿に。
これまでのご無礼
本心でないと伝えてくれ。
一橋様…?
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩には これからも幕府と共に働いてもらわねばならぬ。
お前は 京に残るのか?
はっ。
軍賦役兼諸藩応接係の役目を
頂戴しました。
(笑い声)
舌をかみそうな役目だな。それならよかった。
当家の平岡が何者かに殺された。
お聞き致しました。
まことに残念至極。
一橋様におかれましては→
何とぞ お心を強く…。
分かっておる。
こういう時だからこそ 心と心で
つきあいたい強き者がおる。
お前だ 西郷。
お前の熱い心を俺にくれ。
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩は 私と共にある。

西郷 信じておるぞ。
はっ。
♪♪~
<慶喜の目の奥に→
何か不気味なものを感じる吉之助でありました。→
今宵は ここらでよかろかい>
チェスト 行け~!(一同)お~!
誰が味方で 誰が敵なのか
見当もつかん!
桂 小五郎じゃ。
(ふき)どちらがまことの あなたなのですか?
信じてくいやんせ!
遠慮はいらん!→
たったき潰せ!
(銃声)
おいは 桂殿を信じもす。
文久3年。
京に入った一橋慶喜は
東本願寺の一画を宿舎として→
3か月ほど滞在していました。
将軍後見職として忙しい日々を送る中→
東本願寺の別邸 渉成園にも
よく足を運んでいたといいます。
ここは 迎賓館としても利用され
後に将軍 家茂をはじめ→
多くの要人が訪れています。
慶喜は精力的に政務をこなすため→
二条城近くの空き家となっていた
小浜藩の屋敷に移り住みました。
ここで

さまざまな問題が協議され→
後に 歴史的な決断が
下される事となるのです。
慶喜は このころ
小松帯刀に [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩の豚肉を→
度々
所望したといいます。
慶喜の豚肉好きは有名で→
豚一様とあだ名されるほどでした。
やがて
慶喜と[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩藩の蜜月の時代は→
終わりを告げる事となるのです。
2018/07/15(日) 20:00〜20:45
NHK総合1・大阪
西郷どん(26)「西郷、京へ」[解][字][デ]

召還された吉之助(鈴木亮平)は一蔵(瑛太)が待つ京へ。そんな西郷の噂話をする男たちがいた。勝海舟(遠藤憲一)と坂本龍馬(小栗旬)、そして岩倉具視(笑福亭鶴瓶)だ

詳細情報
番組内容
薩摩に戻った吉之助(鈴木亮平)は、一蔵(瑛太)の求めに応じ京へ。そんな西郷の噂話に花咲かせる男たちがいた。勝海舟(遠藤憲一)と坂本龍馬(小栗旬)、そして岩倉具視(笑福亭鶴瓶)だ。京では朝廷と幕府そして雄藩が合議で政を行う「参与会議」が開かれるが、一橋慶喜(松田翔太)はころころと意見を変え、島津久光(青木崇高)を徹底的に愚弄し会議は決裂。事態を打開するため吉之助は慶喜との再会を果たすが…。
出演者
【出演】鈴木亮平,瑛太,黒木華,錦戸亮,桜庭ななみ,北村有起哉,高橋光臣,渡部豪太,堀井新太,町田啓太,塚地武雅,松田翔太,高梨臨,近藤春菜,津田寛治,青木崇高,内田有紀,小栗旬,笑福亭鶴瓶ほか
原作・脚本
【原作】林真理子,【脚本】中園ミホ


ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – 時代劇