(雪篷)西郷ど~ん!
(吉之助)雪篷さぁ!
西郷ど~ん!
<徳之島 沖永良部島に流されて
1年半→
吉之助は[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に戻りました>
(茂久)西郷 面を上げよ。はっ。
<先の奄美大島を加えると→
およそ5年もの島暮らしでありました>
(茂久)父上は お主を[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に
とどめておけと きつく申され→
京へ上られた。
私は 飾り物の藩主だ。
飾り物であっても 私は
家臣の声だけは よく聞く。
大久保一蔵は
国父様に従い京に上っておる。
その大久保が
すぐに西郷をよこしてほしいと。
(茂久)京へ行け。
頼むぞ 西郷。
ははっ。
(一蔵)岩倉様! 岩倉様! あっ…。
岩倉様!
(岩倉具視)やかましいな! お前。
西郷が京へ参ります。
誰やったかいな…。
いつも お話ししてたでは
ありませんか。 私の友 [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩の!
ああ 西郷吉之助か。
はい。 その西郷が…。あ~っ!
熱 熱っ… 熱~っ!
このままでは 終わらへんで…。
♪♪「よいさかい よいさかい
よいさかい ああ よいさかい」
(勝 麟太郎)
おい いい加減にしねえか。→
下手くそで見ちゃいられねえ。
(坂本龍馬)ちぇっ また叱られたぜよ。
で 龍馬 お前さんが会いてえ
っていう女は どこの女だ?
江戸か? 京か?
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩です。
女じゃのうて男です。
勝先生 知りませんろうか?西郷吉之助。
西郷? 何をやった男だ?
いや まだ何ちゃあしちゃあせん。
5年も島に流されちょったき。
待てよ 西郷…そういえば 聞いた事がある。
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩の斉彬殿と話した時に
ちらっと その名を。
<西郷吉之助は→
維新へ向けた革命の第一歩を踏み出したのです>
♪♪~
♪♪~
♪♪~
♪♪~
♪♪~
<西郷家は 以前の家を売り→
隣町の小さな借家に
引っ越しておりました>
ばあ様 何一つ孝行できんで
すんもはんじゃした。
(信吾)ばあ様は 最期まで
兄さぁのこつを心配しちょった。
おはんらにも苦労かけたな。
(吉二郎)兄さぁ 申し訳ございもはん。生まれ育った家を守れんで…。
(琴)家を売らんかったら
みんな飢えて死んじょったよ。
(熊吉)申し訳ございもはん!
おいだけ太っちょって。水を飲んでも太りもす。
(笑い声)
みんなが こげんして元気で生きちょっとが何よりじゃ。
鷹も安も
よか相手に 嫁に出してくれて→
ほんのこて あいがとな。
兄さぁ…。
おいも やっと お役を頂きもした。
おいも一生懸命 働きもす!頼んど 小兵衛。
はい!
そいとだいか お嫁さんを→
もらってくいやんせ。
いつまでも男所帯じゃやっせんよ。
ほんのこっじゃ。
おいも気張りもす。
≪(新八)吉之助さぁ。
おお 新八どん。
♪♪~
有馬さぁたちのこつは残念じゃった。
(大山)おお…。
エゲレスのこつも…。
よう追い返してくれたの。
(海江田)吉之助さぁ。(すすり泣き)
吉之助 ほんのこて…!
よう生きて帰ってきてくれた!
(新八)よっしゃ
久しぶりに みんなで飲みもんそ。
おお。
来たど。お待たせしもした。あいがとな 小兵衛。
おはんら こいじゃ こいじゃ。