2018/07/21(土) 13:05〜13:50 西郷どん(26)「西郷、京へ」[解][字][デ][再]


変わるのでございます。
せっかく
ここまで来たのでございます。
お前は そんために
あん男を呼び寄せたんじゃろう。
はい。

平岡様。
殿は 西郷吉之助という者など
知らぬと。
は? 一橋様がでございますか?
そうだ。いや そんなはずは…。
(新八)[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩の西郷でございますぞ。
知らぬと申されておる。
お待ち下さい。
(吉之助 新八)平岡様。
ちょっ 平岡様。
お待ちくいやったもんせ!
吉之助さぁ。
♪♪~
あれから


しばらく お会いしちょらんで→
忘れられたのかもしれんな。
まさか。
吉之助さぁを忘れる人なんて
おるはずが…。
んにゃ まあ
ちょっ変わった御方じゃっで。
西郷はん!
お虎どん。
見損ないました。
は?うちという者がありながら→
あれは どこの
どなたはんどすか!?
え?

あの女子はんは 西郷はんとただならぬ仲どすえ!女子?
≪失礼致しもす。
西郷吉之助と申します。
(ふき)西郷様。
ふきどん!
お懐かしか~。
はあ ほんのこて!
一段と おきれいになって。
あいがとさげもす。ないごて 京におっとな?
これを うちの人から
預かってまいりました。
うちの人?
こいは…!?手前勝手な人で申し訳ありません。
何が何でも すぐに会いたいと。
ふきどん おはん…。
はい。 今は 一橋慶喜様の

おそばにおります。
ほんのこいな!
いろいろございまして→
慶喜様に お身請けして
頂いたのでございます。
そうじゃったか。
いや~ お上手やわ。
≪失礼致します。
♪♪~
お久しゅうございます 一橋様。
忘れたのか?俺は そんな名じゃねえよ。
ヒー様。
変わらんな 牛男。
何故 お屋敷で
お会い下さらなかったのですか?
都は 荒れ放題だ。
俺の屋敷も見張られておる。
誰に?
さて 勤王だか佐幕だか分からん。
今の俺には 誰が味方で
誰が敵かさえ分からんのだ。
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩は
ヒー様の味方でございます。
いま一度
国父様に会って頂けませんか。
あいつは しつこい。 一人前に
日本国を憂いているようで→
頭の中は
己の事しか考えておらん。
だから 芋だってんだ。

久しぶりに江戸前のたんかを聞きました。
今日は お前と懐かしく飲むために
来たんだよ。
もう芋の話は なしだ。
また逃げようとされておるのですか?
何だと?
開国をすれば天子様に背く事になり→
攘夷をすれば 異国と戦になるのは
必定。
どちらも恐ろしか事でございます。
かつてのように面倒な事 恐ろしか事から→
また逃げようと
されておるのですか? 一橋様!
その名で呼ぶなと
言ってあるだろう!
結局 誰にも
俺の気持ちは分からんのだ。
もうよい 帰れ。
いいえ 帰りません。
は?