2018/07/22(日) 13:50〜15:00 あの日 あのとき あの番組「体操ニッポン 金メダルへの闘いは 今」[字]


去年の世界選手権。
この大会の結果を基に 連覇への
シミュレーションを行いました。
6種目を終えて 中国との差は4.9。

最初の種目 ゆか。
去年 中国に 僅かに
リードされた種目です。
今回のメンバーなら 中国を
上回る事ができると考えています。
その理由は 若手2人の加入です。


持ち味は 高い跳躍です。
去年 中国で行われた国際大会では
ゆかで優勝しました。
ゆかの演技は
高い完成度を誇ります。
4月の選考会では
6種目の合計得点で→
日本のエース 冨田を抑え
トップに立ちました。
(拍手と歓声)
内村と沖口が加入した事で→
僅かに リードされていた点差を→
逆に 1.5 日本が上回る事ができると見込んでいます。
2種目目のあん馬。 あん馬は
中国に負けていましたが→
今回のメンバーは ほぼ互角に
戦えると考えています。
過去2シーズン
けがに苦しんでいた…
アテネオリンピックで
銅メダルを獲得した→
あん馬のエースが 復帰しました。
新戦力も現れました。
美しく 安定感のある演技で→
鹿島に続く成績を残しました。
(拍手)
中国と対等に戦えるようになりあん馬の差は なくなります。
ゆかと あん馬の2種目が
レベルアップした事で→
4.9あった差は 1.6に縮まります。

最終種目は アテネ以降一度も負けた事がない鉄棒。
日本が
伝統的に得意とする種目です。
エースの…
難度の高い手放し技。
次々に 繰り出します。
(拍手)
中瀬卓也も 冨田に続き
鉄棒で高得点を ねらえます。
具志堅監督は これまでの戦いから
割り出した結果→
鉄棒で あと0.8
上乗せできると考えています。
この結果 中国との最終的な差は
0.8になります。
この差を どう埋め
更に 逆転するのか。
鍵を握るのは
最も点差が開いた つり輪。
具志堅監督は つり輪の強化を
目標に挙げました。
日本のつり輪の
底上げというところも→
上げていかな いけませんし。
目標を達成していけば 可能性があるんじゃないですかね。
ないと言えない。
だから この目標が…→
選手が獲得できれば→
北京の金メダルも可能性あります。
中国との つり輪の差を

どこまで縮められるのか。
つり輪の強化を目指した
代表合宿が始まりました。
代表合宿は
オリンピックまでの2か月半→
8回に分けて行われます。
アテネに続き代表に選ばれた冨田。
この合宿で
キャプテンに指名されました。
団体決勝に出場する選手は
1種目につき 3人。
つり輪が得意な冨田→
そして中瀬が選ばれる事は 確実です。
残る1人。 具志堅監督は→
伸びしろのある若手3人に期待していました。
21歳の坂本。
22歳の沖口。
そして 19歳の内村です。
体操で 最も筋力を必要とするのがつり輪です。
しかし 具志堅監督は→
筋力の面で 3人にもの足りなさを感じていました。
あっ。
きつい。
そこで 新たに始めたのが
おもりを使ったトレーニングです。
おもりをつけ
体に 強い負荷をかけます。
つり輪に必要な 肩や腕など
上半身の筋力を鍛えるのです。
我慢しろ。 さあ 止めて。