2018/07/22(日) 13:50〜15:00 あの日 あのとき あの番組「体操ニッポン 金メダルへの闘いは 今」[字]


倒立で行うので→
基本中の基本と考えてます。
内村は 2回目の合宿で→
新たに E難度の技に
取り組み始めました。
あっ。
中水平から 十字倒立です。
新たな技が全て成功すれば
A得点は 6.8。
冨田に次ぐ2番目に高い得点です。



まあ… 僕は できないと思う事は絶対やらないんで→
できそうと思ったら
やるんですけど。
しっかり 着地まで
止めていけるような演技が→
できたらいいかなと思ってます。
4回目の代表合宿。
この日は 多くの報道陣を集め
試技会が行われました。
本番を想定し
審判から 演技の評価を受けます。
これまでの練習の成果が試される
重要な場です。
具志堅監督は 若手3人のつり輪に
注目していました。
その一人 沖口は
選考会の時より→
A得点を 0.1上げようと
挑みました。
新たな演技に成功し…
ねらいどおりの演技構成ができました。
坂本は A得点を 0.2上げようと
挑みました。
6.7の演技構成に成功。
沖口と並びました。
(拍手)
そして 内村。
E難度とF難度の技を入れ→
3人の中では 最も上げ幅が大きい0.9に挑みます。
新たに入れた十字倒立。

しかし 静止時間が足りません。
十字倒立は 最低1秒
止めなければいけません。
技として 認められませんでした。
内村のA得点は 6.0。低い点数でした。
それに加え B得点でも
減点箇所が目立ちました。
内村の演技です。
体を水平にする中水平。
脚が およそ30度 下がっています。
これは 0.3の減点になります。
1秒も静止できず
認められなかった十字倒立。
0.5の減点になります。
この日の冨田と内村の中水平を比較しました。
冨田の姿勢が
まっすぐ伸びているのに対して→
内村の姿勢は
曲がっているのが分かります。
難度の高い技を入れた結果→
腕には 極度の疲労がたまっていました。
これまでなら ピタリと止まる
倒立も 安定しません。
内村は
ほかの種目でも ミスが続きます。
演技全体に覇気がなく→
試技会で見せられるレベルに達していないと→
具志堅監督は
強く感じていました。
難度の高い技に こだわるあまり→

演技全体の組み立てができていなかったのです。
練習から見ると もうちょっと
動いとかなきゃいけない。
ねっ? 所属の練習のチェックなら
これで いいんだけども→
日本代表のチェックじゃない?
自分の持ち方が。
いろんな言い訳が
あると思うんだよな。
でも それは あかん。 ねっ?
戦っていこうとしているところが見えない。 自分の中で。
「よ~し やったろうか」っていう。
はい。
頑張れ。
それがないと あかんのや。はい。
それで失敗しても かまへんねん。
見えない お前の気が。
代表という… 合宿ってのは
どういう事なのかっていう事を→
やっぱり理解してないの まだな。
はい。
みんなに 申し訳ないし
お前自身…→
自分自身にも申し訳ないぞ
そんな体操したら。 なっ?
ヘヘッ。
これまで 楽しみながら体操の技を覚えてきた内村。
感じたのは 代表の重みでした。
やっぱり 代表になったのは初めてじゃないですか。
なので 何をしたらいいかとか